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大阪・関西万博パビリオン予約ガイド。総枠数や当選率を上げる方法をまとめて紹介、予約なしで楽しむコツも

2025年6月25日 時点
当選率を上げるコツや予約なしでも楽しむ方法をまとめて紹介

 2025年日本国際博覧会は、大阪・関西万博のパビリオン・イベント予約状況を公式サイトで案内している。

 海外パビリオンを中心に予約なしで観覧できる数多くのパビリオンがある一方、シグネチャーパビリオンや国内・民間パビリオンの一部は「完全予約制」のため、なかなか体験できないという意見も。

 特に来場者の多い週末は、2か月前・7日前抽選すべて落選、3日前空き枠先着や当日登録も数が少なく、希望通りに予約登録ができない人も多いのではないだろうか。

 そこで今回は、開幕2か月の実績を踏まえた抽選の当選率や予約枠数、予約申し込みのポイントについて、公式情報をまとめて紹介する。

6月17日0時30分ごろ、予約サイトへアクセスしたときの画面。記者も何度か並んでいるが、待ち時間の目安は数分前後する程度でかなり正確だった

パビリオン・イベントの予約枠はいくつ?

 パビリオン・イベントの事前予約枠は最大3つあり、詳細は以下のとおり。

2か月前抽選: 来場3か月前~2か月前の前日
7日前抽選: 来場1か月前~8日前
空き枠先着予約: 来場3日前~前日

 入場10分後から追加で申し込める「当日登録」枠も別途用意しており、1枠を消化(体験)すると、新たに1枠予約できるようになる。ただし対象となるのは当日予約分のみで、事前予約分を消化しても1枠開放されるわけではないので注意したい。

各予約枠の当選率

 博覧会協会によると、来場日の2か月前に行なわれる2か月前抽選は、7日前抽選よりも当選率が高く、希望するパビリオン・イベントの事前予約を取りやすいとのこと。

 3日前先着は、2か月前・7日前抽選で当選が出なかった空き枠の申し込みを先着で受け付けているため、毎日深夜0時の受付開始時にアクセスしても、希望の予約を取れない可能性が高くなっている。

 なお当日登録は、開場後の約2時間(11時前後)で予約枠がおおむね埋まっているものの、予約枠を順次開放しているパビリオンもあるため、午後や夕方からの来場(当日券や夜間券)でも予約できるチャンスがあるという。

 午前中の来場予約は早期に埋まるものの、直前のキャンセル・変更で空きがでる場合もあるので、できるだけ当日登録のチャンスを増やしたいという人は、来場予約の変更画面をこまめに確認しよう。

 なお、開幕2か月の実績を踏まえた具体的な当選率は以下のとおり。

2か月前抽選

 平均の当選率は8割程度、来場者数の多い日では6割程度(7月来場分の抽選結果)。

7日前抽選

 平均の当選率は5割程度、来場者数の多い日では3割程度(5月来場分の抽選結果)。

3日前空き枠先着

 1日あたりの受け入れ枠数が1500~となっているパビリオンは、未来の都市、飯田グループ×大阪公立大学共同出展館、ブルーオーシャンドームなどを含む10施設ほど。これらが予約枠全体の9割以上を占めており、そのほかの予約枠は数も種類も大変少なくなっている。

 毎日深夜0時の受付開始後1時間で、予約可能な枠は1000枠程度になり、約2時間でほぼすべての予約枠がなくなるという。

当選率を上げるためのポイント

 1回の抽選では、気になるパビリオン・イベントを最大第5希望まで指定して申し込むことができる。ただし当選するのはそのうち1枠のみ。金・土・日曜と祝日、昼から午後の時間帯は申し込みが多い傾向にあるという。

 そのため、比較的申し込みの少ない午前や夕方17時以降の時間帯、総枠数の多いパビリオン・イベントを組み合わせるのがポイント。

 なお、各パビリオンの総枠数は「5000枠以上」「1500枠以上~5000枠未満」「1500枠未満」の3区分、2か月前・7日前抽選での当選枠数は「1000枠以上」「300枠以上~1000枠未満」「300枠未満」の3区分で公表されている。

シグネチャーパビリオン(2か月前抽選は8月分、7日前抽選は6月分の当選枠の平均)
国内パビリオン(2か月前抽選は8月分、7日前抽選は6月分の当選枠の平均)
民間パビリオン(2か月前抽選は8月分、7日前抽選は6月分の当選枠の平均)
海外パビリオン(2か月前抽選は8月分、7日前抽選は6月分の当選枠の平均)

事前予約なしでも楽しめる?

 会場内には、国内外の数多くのパビリオンがあるほか、公式参加者によるナショナルデー・スペシャルデーをはじめとしたさまざまなイベントも日替わりで開催している。

 事前予約はすべてのパビリオン・イベントにおいて必須ではなく、当日に予約なしで観覧できるものがほとんど。午後は一部のパビリオンで待ち時間が長くなるものの、午前中や夕方以降は比較的少ない待ち時間で楽しめるという。

予約なしで観覧できるパビリオン・イベント例

・大屋根リング
・多くの海外パビリオンや一部の国内パビリオン
・フューチャーライフビレッジ
・ミャクミャクハウス
・水上ショー(昼の「水と空気のシンフォニー」および夜の「アオと夜の虹のパレード」)
・毎日没後のイベント「One World, One Planet」
・ナショナルデー公式パレード
・一部ナショナルデーのイベント
・展示タイプや小ステージでのイベント
・そのほか予約なしのイベント
など
※2025年6月25日時点、水上ショーはいずれも休止中

【7月10日追記】博覧会協会は、7月11日から水上ショーを再開し、毎日開催すると発表しました。

水上ショーの再開が待ち遠しい

最新情報は「今週の万博」と公式アプリで確認しよう

 公式サイト・アプリからアクセスできる「今週の万博」では、予約の要否を含めたパビリオンやレストラン、ショップの営業情報、予約なしパビリオンマップ、イベントスケジュール、混雑状況などの情報を毎日更新している。

 また、会場内の様子は公式YouTube「会場ライブカメラ」にて、一部施設の待ち時間は「EXPO 2025 Visitors」にてリアルタイムで確認できる。

 まもなく会期も折り返しとなるが、各施設の運営状況や入場ルール、展示内容は日々アップデートされており、万博において「これさえ知って(覚えて)おけば安心!」といった情報は少ないかもしれない。

 そんななかでも世界各国が1つの場所に集まる“お祭り”気分を最大限楽しめるよう、ぜひ本まとめをブックマークして活用いただきたい。

パビリオン体験レポート