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50年後、1000年後にヒトとアンドロイドの違いはあるか? 万博の石黒浩プロデュース「いのちの未来」パビリオンで考えた
2025年4月10日 18:46
- 2025年4月13日~10月13日 開催
4月13日に「大阪・関西万博(EXPO2025)」が大阪・夢洲で開幕する。ここでは、会期に先立ち実施したメディアデーでの会場内の様子をお伝えする。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる今回の万博には、8名のプロデューサーが「いのち」についてそれぞれの視点で探究・表現した8つのシグネチャーパビリオンがある。
そのうちの一つ「いのちの未来」は、“いのちを拡げる”をテーマに大きく3つのゾーンで構成されていて、さまざまなロボットやアンドロイドと出会うことができる。プロデューサーを務めているのは、アンドロイド研究の第一人者で大阪大学教授の石黒浩氏だ。
人間とアンドロイドの境界がなくなった未来の、いのちのつながりの在り方を展示する「いのちの未来」。人間がロボットやアンドロイドと共生する未来社会に没入していると、SFの世界だけかと思っていた世界がすぐそこまで来ていることを体感するだろう。
個人的に特に印象的だったのはゾーン3だ。1000年後の世界をイメージした音と光に包まれた幻想的な空間となっていて、ここでは“からだの制約から解き放たれた人の姿”と出会うことができる。1000年後の「いのち」とはどんな形なのだろう? そんなことを考えながら鑑賞した。
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