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万博会場でSkyDriveの空飛ぶクルマに乗ってみた! 内部はどんな作り?

2025年4月13日~10月13日 開催
SkyDriveの空飛ぶクルマの内部に入ってみた

 4月13日に「大阪・関西万博(EXPO2025)」が大阪・夢洲で開幕する。ここでは、会期に先立ち実施したメディアデーでの会場内の様子をお伝えする。

 エアモビリティのスタートアップ・SkyDriveは4月9日、会場北西端の「EXPO Vertiport」で空飛ぶクルマ(SD-05型)のデモ飛行を行なった。あわせて、格納庫で実機相当のモックアップの展示を行なっており、実際にその機内に入ることができた。

 機内はコクピット1、客席2で定員は計3名(2022年9月発表当時の定員2名から変更済み)。機体後部にはバッテリーを搭載し、上部に12基のローターを備え、完全に電気で動作する。

 飛行に燃料の燃焼を伴わないため環境負荷が低く、既存のヘリコプターなどと比べても低騒音で運航可能。また、ヘリは離着陸時にやや斜めにアプローチするが、空飛ぶクルマは完全に垂直な離着陸を実現しているため、発着場をコンパクトにできるメリットもある。

 SD-05型のような空飛ぶクルマに対して、2月には国土交通省から型式証明の取得に向けた適用基準が発行されており、同社はTC取得に向けて開発と試験飛行をさらに進めていくと説明している。

 なお、現在はコクピットを備えているが、別記事に掲載した無人デモフライトからも分かるように、すでにパイロットが乗務しない飛行を実現しており、将来的には乗客だけで利用できるようになるという。

格納庫で展示したSkyDriveのSD-05型
機内はコクピット+客席の定員3名
操縦桿こそあるものの、主要な操作はタッチパネルにまとめられている