建物全体がドレーブで覆われたデザインのフランスパビリオンを大屋根リングから 4月13日に「大阪・関西万博(EXPO2025)」が大阪・夢洲で開幕する。ここでは、会期に先立ち実施したメディアデーでの会場内の様子をお伝えする。
大屋根リング内の東側「エンパワーリングゾーン」で、ひときわエレガントな雰囲気を醸し出して建っているのが、「愛の讃歌」をテーマにしたフランスパビリオンだ。
“フランスへの愛”を感じさせながら、フランスの持つ伝統技術や芸術、ファッションや風景などを、直接的に各コンテンツに落とし込んだ展示内容が印象的だ。
エレガントかつ力強い演出は、昨年のパリ五輪を彷彿とさせるものとなっている。今回は内覧できなかったが、美食を楽しめるレストランもあるので、たっぷりとフランス文化に没入体験してみてほしい。
劇場の舞台を想像させる建物のなかへいざ! 遠くから見るとリボンのように見える階段を上がっていく まず出迎えてくれるのはノートルダム大聖堂のキマイラ像。その背景には「もののけ姫」の1シーンをフランスの伝統的な織物技術で表現した巨大タペストリー。これ必見! 84個のルイ・ヴィトンのトランクが積まれたライブラリー空間。上部は鏡になっていて技術の継承をイメージ ロダンの作品「合わさる手」を置いたりと、カバン作り職人へのリスペクトを表現 「夢の中の旅」をテーマにしたワクワクするルイ・ヴィトン空間も 水を張った屋外スペースには、南フランスから持ってきた樹齢1000年のオリーブの木が 特別な木が持つパワーを感じられるオアシスのような場所だった フランスのアルザスワインにフューチャーした展示室。照明がブドウ! “愛を持って洋服を作ったり技術を存続していく”ことを想像させるディオールの展示 カラードレスを作る前に、影や形が見やすいように白いドレスを作るというディオールの制作過程を視覚的に感じられる パビリオン内にはフランスグッズを取り扱うショップも おなじみメイドインフランスの「セントジェームス」。EXPO限定ワッペンの付いた限定アイテムは大人気の予感 同館のクリエイティブディレクションを務めるフランス人デザイナー、ジョゼ・レヴィ氏とのコラボアイテム