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エメラルドグリーンの2号機が笑顔で成田に。ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)」2機目が日本到着
6月中にも旅客運航。7月1日からは成田~ホノルル線を週10便へ
2019年5月18日 14:13
- 2019年5月18日 到着
ANA(全日本空輸)が導入するエアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)」の2号機が、5月18日に成田空港に到着した。
同社が3機導入するエアバス A380型機は、3機ともにハワイで神聖な生き物とされるウミガメ(ホヌ)をデザインした特別塗装機となる。3月21日に到着した1号機はハワイの空をイメージした「ANAブルー」で、5月18日に到着した2号機はハワイの海をイメージした「エメラルドグリーン」を採用。表情が笑顔である点も1号機と異なっている。同色のチャットボットの愛称は海を意味する「カイ(Kai)」。3号機はハワイの夕陽をイメージした「サンセットオレンジ」で2020年導入予定となっている。
ANAでは3月21日に到着した1号機を用いて、ダイバート先候補となる国内空港を中心に慣熟飛行を繰り返しているほか、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港にも施設の適合検査(フィットチェック)や、乗務員のオペレーションのチェック、現地スタッフの作業確認などのために2度にわたって飛行。5月24日の初便就航に向けて準備を進めている。
エアバス本社のあるフランス・トゥールーズ空港から現地時間の5月17日16時24分に離陸したエメラルドグリーンの2号機の2号機は、5月18日11時21分に成田空港のA(16R)滑走路へ着陸。登録記号は「JA382A」。到着後は受け入れ整備が行なわれる予定となっている。
なお、5月24日から6月30日までは週3便となるエアバス A380型機による成田~ホノルル線運航だが、早ければ6月中にも、1号機と入れ替えて2号機で旅客運航をする可能性があるという。そして、7月1日からは1号機、2号機の2機を使用して週10便運航へと拡大していく。