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エアバスとANA、オレンジのA380型機をお披露目。3号機がハンブルク工場でロールアウト

2020年1月24日(現地時間)お披露目

エアバスのハンブルク工場で、ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)の3号機がロールアウト。サンセットオレンジのカラーリング

 エアバスは1月24日(現地時間)、ドイツ・ハンブルクにある同社工場でペイント作業を終えた、ANA(全日本空輸)に納入する3機目のエアバス A380型機「JA383A」をロールアウトした。

 ANAのエアバス A380型機は、空飛ぶウミガメを意味する「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付けられ、1号機がハワイの空をイメージした「ANAブルー」、2号機がハワイの海をイメージした「エメラルドグリーン」、3号機がハワイの夕陽をイメージした「サンセットオレンジ」にペイントされる。また、表情もそれぞれ異なっており、3号機はまつ毛が長い女性的な雰囲気のデザインになっている。

 ANAでは、このエアバス A380型機をホノルル線に限定して運航しており、2019年5月24日に週3往復で就航後、同7月1日から週10往復に拡大。3号機を受領後、2020年の7月1日からは1日2往復、週14往復で拡大することを発表している。

サンセットオレンジのANA エアバス A380型機「FLYING HONU」3号機

 初号機のときにも説明があったが、FLYING HONUのペイントはエアバスにとっても「チャレンジなこと」であったとい、通常のエアバス A380型機の塗装では型紙(ステンシル)が150種類程度であるところ、FLYING HONUの3号機は930種類を使用。塗料も日の丸の赤などを含めて16色を使用したという。

 17日間にわたるペイントを終えた3号機は今後、機内の艤装が行なわれ、終了後に仏トゥールーズにフェリーフライト(回航)。4月にANAへ引き渡す予定となっている。

 なお、別記事でロールアウトした本機の写真レポートをお届けする予定だ。

まつ毛の長い女性的なデザインの3号機
機体後方の親子のカメもオレンジ。登録記号は「JA383A」
垂直尾翼のANAロゴ
機体底面には、ANAロゴと「Inspiration of JAPAN」がマーキングされる