ニュース

上級ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」ではお茶漬けやうどんなどのアラカルトメニューを用意。ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港の新ラウンジ

2019年5月9日(現地時間)公開

2019年5月24日 オープン

ANAがハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港にオープンする新ラウンジ。ファーストクラス利用者やANAマイレージクラブのダイヤモンドメンバー向けの上級ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」を紹介する

 ANA(全日本空輸)は、5月24日に成田~ホノルル線にエアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)」の就航に合わせ、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に自社ラウンジをオープンする。

 別記事で概要をお伝えしているとおり、5月9日(現地時間)に内覧会が実施されたので、本稿では上級ラウンジの「ANA SUITE LOUNGE」の特徴を紹介する。

 ANA SUITE LOUNGEの利用対象は、ファーストクラス利用者と同行者1名、AMCのダイヤモンドサービスメンバーと同行者1名。エントランスに入って右側が同ラウンジとなる。

 ラウンジ内には70席を配置し、床面のタイルで水の揺らぎを表現するなど、フィッシュポンドをイメージしたデザイン。水際は階段となり、岸壁をイメージして一段高くなっている。色合いは、全体に落ち着いた色調で構成されている。

 ちなみに、一段高い場所を設けていることにはANA SUITE LOUNGE利用者への配慮もある。というのは、ANA SUITE LOUNGEは落ち着いた色調であることの裏返しにもなっているのだが、実は窓に面していない。別記事で紹介するANA LOUNGEは大きな窓を設けており、上級ラウンジの利用者にも窓の外の景色を少しでも楽しんでもらえるようにと一段高い場所を設けたという。一段高くなっていることから、ANA SUITE LOUNGEからは普通に立っていればANA LOUNGE側が見えるが、ANA LOUNGE側からは(よほど意識してのぞき込まない限りは)ANA SUITE LOUNGEが見えないようになっている。

ANA SUITE LOUNGE
直接窓に面していないANA SUITE LOUNGEだが、一段高くなっているエリアでは外光を感じられるほか、ANA LOUNGEにある窓の外の景色も見えるようにしている
ANA SUITE LOUNGEで使用されている座席や電源。電源は日本製品のプラグをそのまま差し込めるコンセントとUSB電源を装備。ざっくりと分けると、ソファタイプの座席には電源があり、チェアタイプの座席には電源がない
お手洗いは男性用、女性用それぞれに車いす対応の個室がある。便座はすべて温水洗浄便座となっている

 ビュッフェメニューが並ぶフードコーナーには、白身魚のマヒマヒのソテーやハワイアンバーベキューチキンなどのハワイアンフードのほか、ベジタブルカレーや生姜焼き、けんちん汁といった日本料理を取りそろえる。これらフードコーナーに置かれるホットミールはANA SUITE LOUGNEとANA LOUNGEで共通のメニューとなっている。

 ANA SUITE LOUNGEのみで提供するメニューとして、このほかにアラカルトメニューを用意。うどんやお茶漬けをオーダーできる。

ANA SUITE LOUNGEで提供する主なメニュー
ANA SUITE LOUNGEのフードコーナー
うどんやお茶漬けはANA SUITE LOUNGEのみで提供
ドリンクは、コナビールやワイン、シャンパン、日本酒などを用意。なお、オープン時にはコーヒーサーバーなども設置される
ANA SUITE LOUNGEの最奥部に搭乗口。2階席にあるファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー利用者は、ここから機内へ