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ANA、エアバス A380型機就航に合わせハワイ・ホノルル空港に自社ラウンジ開設。広さは「他社の倍」
2019年春予定。2階席(アッパーデッキ)に直接つながる搭乗橋も
2018年5月30日 16:28
- 2018年5月30日 発表
ANA(全日本空輸)は5月30日、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ空港に、同社にとって海外空港初となる自社ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」「ANA LOUNGE」を新設することを発表した。2017年11月の社長記者会見で開設の意向が示されていたもので、エアバス A380型機が東京~ホノルル線に就航する2019年春の開設を予定している。
ANAはこれまで、ホノルル空港においてビジネスクラス利用者やANAマイレージクラブ上級会員向けにユナイテッドラウンジと提携してラウンジサービスを提供してきたが、520席仕様のエアバス A380型機就航に合わせ、自社ラウンジを開設する。ファーストクラスも備える仕様であることから、ANA LOUNGEだけでなく、ANA SUITE LOUNGEも開設することになる。
場所はホノルル空港のターミナル2 3階のエバ・コンコースにあるC4(現在の29番)ゲート上。このC4ゲートは、ANAのエアバス A380型機就航に合わせて、アッパーデッキ(機内2階)と直接接続できるPBB(旅客搭乗橋)を設置する予定。アッパーデッキ用のPBBは3階に接続され、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーの利用者は、搭乗時に3階のラウンジからアッパーデッキへ直接アクセスできるようになる。
ラウンジは、ホノルル空港において最大のラウンジとなり、ANA代表取締役社長 平子裕志氏によれば、広さは「他社ラウンジの倍以上のイメージ」になるという。日本の伝統家屋様式である「格天井(ごうてんじょう)」「三和土(たたき)」などを、ハワイらしい素材(木材や玄武岩など)で構成し、ハワイと日本それぞれのエッセンスを融合して表現したエントランスを設置。
ANA SUITE LOUNGEは、上質で落ち着きのあるデザインで、搭乗口に最も近いエリアに設けられる。
ANA LOUNGEはハワイの自然を象徴する海や空、木々などのデザインを、インテリアにダイナミックに表現。また、ファミリーエリアを初めて設置。「潮だまり」をイメージしたデザインで、周囲には子供が遊んでいる姿を見守れるシートを設置することで家族でくつろげる。