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日本ミシュラン、ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X」がANAのエアバス A380型機「FLYING HONU」に採用

2019年4月16日 発表

日本ミシュランタイヤは、ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)」に同社の航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X」が採用されたことを発表した(写真提供:日本ミシュランタイヤ)

 日本ミシュランタイヤは4月16日、ANA(全日本空輸)が5月24日にハワイ・ホノルル線に導入するエアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)」に、同社の航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X」が採用されたことを発表した。

 MICHELIN Air Xは、乗用車タイヤよりも高内圧で使用される航空機用タイヤで、窒素ガス充填後や離着陸時の高速走行時による影響で寸法が増大すること限りなくゼロに近づけるミシュラン独自の技術「NZH(ニアゼログロース)テクノロジ」を採用。長寿命によるタイヤ交換回数低減や、タイヤ重量の低減による燃費向上や環境負荷低減を実現したほか、NZHテクノロジ採用タイヤは一般的なラジアルタイヤ以上の軽量化により、さらに燃費改善が可能という。

 日本ミシュランタイヤ 代表取締役社長のポール・ペリニオ氏はニュースリリースのなかで、「ミシュランはラジアルタイヤのパイオニアであり、20世紀初頭から空のモビリティ発展に特に意欲を注いできました。このたびミシュランが誇るNZGテクノロジーを採用した航空機タイヤの安全性と信頼性が、ANAの厳格な選定プロセスを経てA380型機に採用されたことを大変喜ばしく思います。モビリティの持続的な発展に貢献することを企業理念とするミシュランは、今後も品質向上に努めさらに貢献できるよう尽力して参ります」とコメントしている。

ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU」の1号機
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