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日本とハワイを笑顔で結ぶ。ANA A380型機「FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)」、緑の2号機が初の旅客運航

1号機も隣でお見送り?

2019年6月18日 就航

ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)」2号機が旅客便に就航

 ANA(全日本空輸)は6月18日、エアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)」の2号機を旅客便に導入した。2号機が日本に到着した時点で6月中の旅客運航開始を予告しており、まずは1号機と置き換えての運航となる。

 今回就航した2号機は、5月18日に成田空港に到着(関連記事「エメラルドグリーンの2号機が笑顔で成田に。ANAのエアバス A380型機『FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)』2機目が日本到着」)。ANAブルーの1号機に対し、ハワイの海をイメージしたエメラルドグリーンが特徴となっている。

 ANAでは、6月30日まではNH184/183便の週3便をエアバス A380型機で運航。7月1日以降は2機を活用して、NH184/183便をデイリー運航にするとともに、NH182/181便の週3便をエアバス A380型機で運航。同機材での運航を週10便へ拡大する。

 6月18日の2号機就航は週10便化に先立つもので、これまではエアバス A380型機の1号機を用いて運航していたNH184/183便に投入したもの。今後、7月1日までは1号機、2号機を混在して運用していき、7月1日(1日2便の運航は火曜日の7月2日)から週10便体制へと移行する予定となる。

エアバス A380型機での運航便(~2019年6月30日)

NH184便: 成田(20時10分)発~ホノルル(08時30分)、火・金・日曜運航
NH183便: ホノルル(11時30分)発~成田(翌14時55分)、火・金・日曜運航

エアバス A380型機での運航便(2019年7月1日~)

NH184便: 成田(20時10分)発~ホノルル(08時30分)、毎日運航
NH182便: 成田(21時30分)発~ホノルル(09時50分)、火・金・日曜運航
NH183便: ホノルル(11時30分)発~成田(翌14時55分)、毎日運航
NH181便: ホノルル(12時45分)発~成田(翌16時15分)、火・金・日曜運航

45番スポットに駐機する2号機。左奥にANAブルーの1号機が駐機している

 ちなみに就航から1か月近くが経過したANAのエアバス A380型機だが、依然として高い搭乗率を維持しているとのことで、この日も平日発便にも関わらず521名(幼児15名含む)と、幼児を除く座席利用者だけでも500名以上が搭乗している。

 45番スポットに駐機した2号機の後方にはANAブルーの1号機が駐機され、初の旅客運航となった2号機に搭乗する人の目にも映ったと思われる。定刻よりやや遅れた20時24分に出発し、1号機の脇をかすめるようにして滑走路へ。A(16R)滑走路から20時46分に離陸し、ハワイへと旅立った。

貨物の積み込み
プッシュバックをするためのトーイングトラクターは70トン対応の大型のものを使用。トーバーはFLYING HONU導入にあたって新規に2本購入したという
PBB(旅客搭乗橋)が外れ、20時24分に出発
トーイングトラクターも離れて地上走行の準備が完了した
整備士が手を振ってお見送り
1号機の脇を通って滑走路へ
A滑走路から離陸
ハワイ・ホノルルへ