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開業直前「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」を見てきた! 眺めのいいスイート含む全308室、日本進出第1号店

うめきた2期「グラングリーン大阪」がいよいよ先行まちびらき

2024年9月6日 開業

うめきた2期区域「グラングリーン大阪」の芝生広場と南街区。南街区と北街区の間には一般道がとおっており、南北の公園を「ひらめきの道(橋:一部開通)」で行き来できる

 JR大阪駅北側の大規模再開発プロジェクト、うめきた2期区域「グラングリーン大阪」が9月6日に先行まちびらきする。

 グラングリーン大阪は、約9万1150m2の敷地のうち、約4割の施設が完成。北街区の商業施設「ショップ&レストラン」や日本初進出ホテル「キャノピーbyヒルトン」、そして南街区の芝生広場などがオープンする。

 6日のオープンに先立ち、関係者や報道陣にオープン予定の施設内覧会が行なわれ、一足先にグラングリーン大阪を体感してきた。

駅直結の都市型公園としては世界最大規模を誇るうめきた公園。写真は南街区のサウスパーク
北街区ノースタワー1階に掲げられた「キャノピー」のサイン。ここにはカフェスペース「Bean There, UMEDA」が併設される

 なかでもひときわ存在感を放っていたのが「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」(大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館)。「キャノピーbyヒルトン」は2014年にスタートした、ヒルトンが展開する地域密着型ライフスタイルホテルブランドで、ホテルが立地する地域の文化を随所に取り入れたデザインやサービスが売りのホテル。「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」はその日本進出第1号店となる。

 ホテルは北街区のノースタワーの9階から25階を専有。ノースタワー1階にはホテル専用のエレベーターと、カフェスペース「Bean There, UMEDA」を併設。レセプションは11階で、13階から25階を客室フロアとして使用する。

 客室数は全308室で、うち53室がスイートルーム、19室のコネクティングルームを有し、あらゆる顧客のニーズに対応する。

11階エレベーターホール前。大きなシーソーのオブジェが置かれている。実際にシーソーとしても利用可能
11階レセプション
大阪で生活する人にはひょっとすると分かるかもしれない。大阪メトロの路線図をモチーフにしている照明
スタンダードルームタイプ。広さは32m2。大阪の街並みが楽しめる「キャノピールーム」とうめきた公園や淀川を一望できる「キャノピービュールーム」がある
バスまわりとトイレは別。バスはバスタブあり/なしがある
ドレッサーも広々と使い勝手がよさそう
キャノピービュールームからみた景色。正面には空中展望庭園で有名な梅田スカイビル。その少し右側に淀川が流れる
広さ63m2のコーナースイートルーム。各階の角部屋に位置しており、計51室。ベッドルームのコーナーウィンドウからの景色は絶景
洗面台は2式用意
バスルーム
ベッドルーム裏のリビングスペース。大型ディスプレイを備え、ゆったりとくつろげる
景色に囲まれたベッドルーム。夜はさぞ素晴らしい夜景に違いない
高層階に2タイプ用意されているスイートルームの1つ「キャノピー大阪スイートルーム」
こちらも高層階ならではの展望がベッドルームから見られる
広々とした浴室でゆっくり疲れを癒やすことができそう
リビングスペースには大きなソファやテーブルが設置され、ゆったりとくつろげる
こちらはキャノピーbyヒルトン大阪梅田の最上級「キャノピーパノラマビュースイートルーム」
広さ127m2を誇り、ソファやダイニングテーブルを配置。コーナーウィンドウからはうめきた公園や淀川を望むことができる
ダイニングテープルとは別にワーキングスペースを備えている
ベッドの上にはキャノピーbyヒルトンの特徴的な天蓋(キャノピー)が全室に設置されている
長期滞在にも対応する大きなクローゼット
洗面台が2つある広々としたバスルーム
アルコール類も用意されているミニバー
外食に飽きた長期滞在者には嬉しいフルサイズのキッチン
キャノピーパノラマビュースイートルームには全室で唯一IHクッキングヒーターも完備している。下は電子レンジ

 また11階にはレセプション、朝食・昼食・ディナーを提供するオールデイダイニング「CC: CARBON COPY」、再開発地区が一望できるバー&ラウンジ「!JAJA!BAR(ジャジャバー)」を併設。そのほかにも、さまざまなシーンに対応可能な3つのミーティング施設や24時間利用可能なフィットネスを備えている。

11階レセプションフロアには大阪にまつわるオブジェが所狭しと飾られている
再開発された梅田の街や淀川などが一望できるバー&ラウンジ「!JAJA!BAR」。関西を中心に集められたクラフトビールやワイン、オリジナルカクテル、そして大阪のローカルフードなどを楽しめる
ローカル食材を使用した世界の料理にインスパイアされたメニューを小皿で楽しめるオールデイダイニング「CC:CARBON COPY」。朝食のビュッフェやランチ、ディナーなどを提供。大阪を中心とした関西の食材や調味料を使用し、世界の料理をユニークにアレンジ

 グラングリーン大阪の先行まちびらきでは、北街区の中核施設「JAM BASE」や商業施設「ショップ&レストラン」、南街区の芝生広場などが同時にオープンする。

 うめきた2期区域は、西日本最大のターミナル駅「JR大阪駅」の北側に位置。旧梅田北ヤードの跡地再開発で、2013年に開業した「グランフロント大阪」に続く再開発プロジェクトとなる。

 うめきた2期区域「グラングリーン大阪」の総面積は約9万1150m2で、駅直結の都市公園としては世界最大規模4万5000m2を誇る「うめきた公園」を中心に、南街区・北街区を有する総事業費約6000億円の大規模複合開発地区となっている。

 2025年春ごろには現在工事中の南街区の商業施設やオフィス、ホテルが入る南館が開業する予定で、2027年度に全体まちびらきを予定している。

北街区 北館(ノースタワー)1階に入る関西初出店のシェア型フードホール「re:Dine大阪」。同じテーブルから複数の店の商品を注文できるのが特徴
南街区の屋外型屋根付きイベントスペース。芝生広場と一体利用で1万人規模の多様なイベントにも対応可能
オーガニック食材を使った料理やデザートを提供する「TALKS」
体験型共創プラットフォーム「PLAT UMEKITA」
貸し切りパーティやウェディングにも対応可能なカフェレストラン「THE JACKSON GARDEN」