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グラングリーン大阪、本日「南館」開業。新ランドマーク誕生で梅田にさらなる活気

2025年3月21日 開業
梅田の新ランドマーク「グラングリーン大阪 南館」が開業。写真は三菱地所株式会社 代表執行役 執行役社長 中島篤氏

 三菱地所を代表とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社は3月21日、うめきた2期地区「グラングリーン大阪」の南街区 南館(大阪府大阪市北区大深町5-54)を開業した。

 南館はJR大阪駅 うめきた地下口に直結し、ゲートタワー(地下3階~地上18階)、パークタワー(地下3階~地上39階)、サウスタワー(地下3階~地上28階)の3棟で構成。

 主に地下~低層階は商業フロアとなり、新たに3000m2超の大規模フードコート「Time Out Market OSAKA(タイムアウトマーケット大阪)」(パークタワー 地下1階)、天然温泉の大浴場やサウナ、インフィニティ温水プールなどを備えるスパ・ウェルネス施設「うめきた温泉 蓮 Wellbeing Park」(ゲートタワー 3~4階)といった注目施設をはじめ、ファッション、ライフスタイル、飲食店、サービスなど日本初・関西初を含む全55店舗がオープンした。

 また、中層階にはオフィス、上層階にはラグジュアリーホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」(パークタワー 地上2階・28~38階)と「ホテル阪急グランレスパイア大阪」(サウスタワー 地上5~27階)が入居している。

 昨年9月の先行まちびらきで開業した北街区 北館(地下3階~地上26階)に続く南館の開業により、グラングリーン大阪は約7割が完成。2027年春ごろには南北街区の中心に広がる都市公園「うめきた公園」の後行工区(ノースパークの一部)や南北2棟のレジデンスがオープンし、2027年度に全体まちびらきとなる。

 なお、本日3月21日から4月6日までは記念イベント「Things to Do at GRAND GREEN OSAKA」を開催。グラングリーン大阪の大屋根ステージ「ロートハートスクエアうめきた」での体験イベントや野外映画館、マルシェ、桜をテーマに限定醸造したクラフトビールのほか、各テナントでお得なキャンペーンが展開される。

南街区 南館。写真左から、サウスタワー(地下3階~地上28階)、ゲートタワー(地下3階~地上18階)、パークタワー(地下3階~地上39階)。手前の施設は「うめきたグリーンプレイス」
南街区の中心となる南館。3棟のタワー間は連絡通路で行き来でき、地下~低層階にはショップや飲食店が集まる
グラングリーン大阪周辺案内
南館はJR大阪駅うめきた地下口直結
南北街区の中心に広がるうめきた公園。サウスパーク側には芝生広場や水盤がある
全長約120mの大屋根イベントステージ「ロートハートスクエアうめきた」も併設
「グラングリーン大阪」全体マップ。黄色で囲われた部分が3月21日に開業した南館
南館の構成施設
うめきた公園側から見た南館
グラングリーン大阪の俯瞰(梅田スカイビルから撮影。向かって正面がグランフロント大阪・JR大阪駅方面)。2025年3月21日時点でうめきた公園のノースパーク側(写真左手)が工事中
南北に分かれたうめきた公園と各街区をつなぐ歩行者デッキ「ひらめきの道」が中央に敷かれる
グラングリーン大阪の総面積約9万1000m2のうち、およそ半分の約4万5000m2を「うめきた公園」とし、天然芝や約320種・約1500本の植栽で緑あふれる都会のオアシスを整備した(写真はサウスパーク側)

 開発事業者を代表する三菱地所 代表執行役 執行役社長 中島篤氏は、大阪・関西万博の開幕が4月13日に迫るなか「南館の開業によって相乗効果があると考える。国内外から万博を機に大阪に来られる人が非常に増えてきており、南館の新たな商業施設やホテルなども含めてグラングリーン大阪を楽しんでいただきたい」とコメント。

 また、阪急阪神不動産(阪急電鉄業務代行)開発事業本部 都市マネジメント事業部 部長 奥土恵氏は「昨年9月の先行まちびらきでうめきた公園と北館がオープンして以来、ご家族やペット連れなど、これまで梅田にはなかった憩いのシーンが見受けられるようになり、新たな需要を生み出せたように感じている」と振り返り、今回の南館においては「世界中から来られるお客さまを北館よりも強く意識し、特に飲食店に力を入れた。国内外の超富裕層に向けたアッパーなグルメゾーンから、大阪・関西の食文化を発信するグルメゾーン(タイムアウトマーケット大阪など)まで、うめきた公園と北館、ひいては梅田全体によい影響を及ぼすのではないか」と期待を寄せた。

グラングリーン大阪開発事業者JV9社らが南館開業セレモニーに臨んだ。前列左から、株式会社大林組 代表取締役社長兼CEO 蓮輪賢治氏、株式会社竹中工務店 取締役執行役員社長 佐々木正人氏、関電不動産開発株式会社 代表取締役社長 福本恵美氏、オリックス不動産株式会社 取締役社長 深谷敏成氏、三菱地所株式会社 代表執行役 執行役社長 中島篤氏、阪急阪神不動産株式会社 代表取締役社長 福井康樹氏、大阪ガス都市開発株式会社 代表取締役社長 友田泰弘氏、積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員兼CEO 仲井嘉浩氏、三菱地所レジデンス株式会社 取締役 専務執行役員 伊島隆文氏。後列左から、ウォルドーフ・アストリア大阪 総支配人 アンドリュー・ムーア氏、株式会社コングレ 代表取締役社長 武内紀子氏、株式会社ラスイート 代表取締役社長 関寛之氏、タイムアウトマーケット リミテッド 副社長 フランシス・ドーア氏、株式会社阪急阪神ホテルズ 代表取締役社長 小泉秀俊氏