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阪急・大阪梅田駅、2026年1月から順次リニューアル。列車の停止位置が“ほぼ1両分”十三側へ移動、芝田1丁目計画の一環で

2026年1月~ 実施
大阪梅田駅 3階改札口(2019年3月撮影)

 阪急電鉄は、大阪梅田駅において3階コンコース・ホームを中心としたリニューアル工事を2026年1月から段階的に行なう。

 駅設備の充実やゆとりのあるコンコース空間を実現するため、各線の列車停止位置を約14m、十三駅側に移動させる(車両1両は約19m)。停車位置の変更時期は、神戸線が2026年1月ごろ、宝塚線が2026年春ごろ、京都線が2026年秋ごろを予定している。

 すべての停車位置を移動したあと、3階改札口の改札機の位置や「ごあんないカウンター」をはじめとする駅設備のレイアウトを順次見直し、多機能トイレ、授乳室、カームダウンスペース(外部の音や視線を遮断し、気持ちを落ち着かせるための場所)などの拡充を図るとしている。

 また2031年ごろから、大阪梅田駅の全ホームに可動式ホーム柵の設置を進める。あわせてホーム床面を改良し、ホームと車両の段差や隙間を低減するとのこと。

 茶屋町口改札口も2026年春ごろから工事を開始し、エレベーターを設置するほか、バリアフリー経路を整備する。

3階コンコース・ホーム リニューアル工事のイメージ図。阪急は2025年2月のダイヤ改正で10両編成が消滅し、8両編成のみでの運行となっているので、停車位置を変更するためのスペースはたくさんありそうだ

 阪急阪神ホールディングスは、2022年に大阪・梅田エリアの価値向上を目指す構想「梅田ビジョン」を発表しており、今回のリニューアル工事は、梅田ビジョンの実現に向けて策定した「大阪梅田駅の将来のありたい姿」に基づくもの。具体的な内容は以下のとおり。

1.「すべてのお客様に居心地の良さを」インクルーシブな空間の実現
2.「つながる駅、広がるまち」シームレスな移動環境の実現
3.「ここにしかない風景、ここでしかできない体験」レガシーの継承と進化

 さらに梅田ビジョン3大主要プロジェクトの1つとして、阪急電車のターミナル駅・大阪梅田駅を複合機能拠点とするための「芝田1丁目計画」を推進中。大阪新阪急ホテルと阪急ターミナルビルの建て替え、阪急三番街の全面改修を予定している。

梅田ビジョン3大主要プロジェクト(うめきた2期地区開発プロジェクト、梅田1丁目1番地計画、芝田1丁目計画)の位置図