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ANA、平昌パラリンピック日本選手団の出発セレモニーを羽田空港で開催

「オリンピックでは日本選手が大活躍をして、よい流れが日本選手団のほうに吹いている」と大日方団長

2018年3月3日 開催

ANAは平昌2018パラリンピック冬季競技大会に向かう日本選手団の出発セレモニーを、羽田空港国際線旅客ターミナルで実施した

 ANA(全日本空輸)は、3月9日から韓国で開催される平昌2018パラリンピック冬季競技大会に向かう日本選手団の出発セレモニーを、羽田空港国際線旅客ターミナルで実施した。

 セレモニーは、選手団が搭乗するNH861便(羽田08時50分発~金浦11時25分着)の出発前に109番ゲート前で開かれ、選手団からの挨拶や、応援メッセージを寄せ書きしたフラッグの贈呈などが行なわれた。

これまで積み重ねてこられた努力をいかんなく発揮して、熱い戦いを私たちに届けてくれることをお祈りしております

全日本空輸株式会社 取締役 執行役員/東京オリンピック・パラリンピック推進本部 副本部長 山本ひとみ氏

 セレモニーではANA 取締役 執行役員で、東京オリンピック・パラリンピック推進本部 副本部長の山本ひとみ氏があいさつした。

 ANAは2015年6月から東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルエアラインパートナー契約を締結し、日本選手団をサポート。また、ANAグループでは、ダイバーシティ&インクルージョンを通じての社会貢献に取り組んでおり、その一環として2016年4月からは日本障がい者スポーツ協会のオフィシャルパートナーとなり、パラスポーツの普及に努めていることを紹介。

 そして選手団に向けて、「オリンピック・パラリンピックは国や地域、人種などさまざまな違いを越えて、世界中の人々がスポーツを通じて触れ合い、お互いを認め合い、交流を深めることが最大の意義だと思っています。厳しい試合の連続になるかと思いますが、選手の皆さまがこれまで積み重ねてこられた努力をいかんなく発揮して、熱い戦いを私たちに届けてくれることをお祈りしております」とエールを送った。

オリンピックでは日本選手が大活躍をして、よい流れが日本選手団のほうに吹いている

日本代表選手団 団長 大日方(おびなた)邦子氏

 選手団の団長を務める大日方(おびなた)邦子氏は、チェアスキーヤーとして冬季パラリンピックの1998年長野大会において滑降で金メダル、2006年トリノ大会において大回転で金メダルなど、10個のメダルを獲得した経歴を持っている。

 選手団を代表してマイクを握った大日方団長は、「オリンピックでは日本選手が大活躍をして、よい流れが日本選手団のほうに吹いていると思います。パラリンピックもその流れを引き継いで、しっかりとそれぞれの選手が全力を出し切れるようにがんばってまいります」と話した。

 そして、「皆さまに数々のドラマをそれぞれの選手がお送りできると思いますので、大勢の方に見ていただきたいと思っております。熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」と述べ、あいさつを終えた。

平昌では1つでもよい成績を残せるようがんばってまいります

日本代表選手団 主将 須藤悟氏

 二枚刃のソリに乗り、両手に持ったスティックで氷上を移動してパックを奪い合うアイススレッジホッケーの日本代表選手であり、選手団の主将でもある
須藤悟氏は、「本日はお集まりいただきまして、このような式典を開いていただき、ありがとうございます。出発となり緊張してまいりました。平昌では1つでもよい成績を残せるようがんばってまいりますので、皆さまのご声援のほど、よろしくお願いいたします」とあいさつした。

 そしてANAの山本氏から大日方団長へ花束が、須藤選手へはANAスタッフが応援メッセージを寄せ書きしたフラッグが贈られ、セレモニーは終了した。

 アイススレッジホッケーを中心とした16名の選手と関係者からなる計29名の日本代表選手団は、ANAスタッフが見送る中、NH861便へと搭乗した。これ以降、各競技の選手たちも随時韓国入りしていく。

ANAの山本氏から大日方団長へ花束が、須藤選手へはANAスタッフが応援メッセージを寄せ書きしたフラッグが贈られた
日本選手団がNH861便へと搭乗