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東京2020会場予定地をオリンピアン・パラリンピアンが一緒に歩いた「ジャパンウォーク in TOKYO 2018 春」
ANAブースではパラリンピック競技クイズを実施
2018年5月21日 18:09
- 2018年5月19日 開催
2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックの応援イベントとして、「ジャパンウォーク in TOKYO 2018 春」が5月19日に東京・豊洲で行なわれた。このイベントは、障がいのある人もない人も分け隔てなく暮らす社会を目指して、そのきっかけ作りの一つとしてオリンピック出場者、パラリンピック出場者と一緒に歩きながら交流を深めるというものだ。今回で5回目を数える。
実行委員会には、JXTGエネルギー、ANA(全日本空輸)、NTT(日本電信電話)、野村ホールディングス、JR東日本(東日本旅客鉄道)、みずほフィナンシャルグループ、朝日新聞社が名を連ねており、なかでもANAはイベント参加人数とボランティアスタッフ数が運営企業中で最多の700名強と非常に力が入っている。
当日は2月に行なわれた2018平昌冬季オリンピックのノルディック複合で2大会連続の銀メダルに輝いた渡部暁斗さんや、2018平昌冬季パラリンピックのアルペンスキー女子大回転で金メダル、ほか4種目でメダルを獲得した村岡桃佳さんなど、総勢29名のオリンピアン・パラリンピアンが参加した。
ウォーキングコースは、スタート地点の豊洲公園から銀座、日比谷、日本橋を巡るロングコース(約14km)、東京2020オリンピック・パラリンピックの競技会場予定地が集中する有明地区を巡るミドルコース(約10km)、誰もが参加しやすいように豊洲周辺を歩くショートコース(約4km)の3コースが用意された。当日はロングコース1571人、ミドルコース1951人、ショートコース1212人の合計4734人が参加した。
出発前には参加者を前に福地献一実行委員長(朝日新聞社 取締役)や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 副事務総長である山本隆氏、平昌オリンピックのメダリストである渡部暁斗さんがあいさつ。スタート地点にはオリンピアン・パラリンピアンが並び、ハイタッチで参加者を笑顔で送り出した。
午後からはアスリートによるトークショーやパラリンピックの競技体験、記念撮影会、主催各社の企業紹介ブースなどが用意され、ゴールした参加者やイベントに集まった人たちが楽しんでいた。
トークショーは3回行なわれ、初回は侍ジャパンの監督である稲葉篤紀さんが正式競技に復帰した野球の展望を語り、2回目は新しく加えられた競技のアスリートであるパラテコンドーの太田渉子さん、BMXの中村輪夢さん、空手の川崎衣美子さんがそれぞれの競技について紹介。3回目は平昌2018冬季オリンピック・パラリンピック大会のメダリストである渡部暁斗さん、村岡桃佳さん、森井大輝さんが登場し、大会を振り返ってさまざまなエピソードを披露。集まった観客を楽しませていた。
パラリンピックの競技体験ができるエリアでは、陸上競技車いす(レーサー)、ボッチャ、ブラインドサッカー、車いすバスケットボールが用意されていたほか、オリンピックの正式種目となったBMXが体験できるエリアも準備されていた。
主催者の1社であるANAのブースでは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功と、すべての人に優しい社会の実現のために「HELLO BLUE, HELLO FUTURE」を標語に取り組んでいることを紹介。また、パラリンピック競技クイズに参加すると「ANAオリジナルバッグ」がプレゼントされるとあって多くの人たちが参加していた。