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JAL、平昌パラリンピック日本選手団の帰国セレモニー開催
金銀銅5個獲得の村岡桃佳選手は「メダルを持って帰ってこれたことを本当にうれしく思う」
2018年3月19日 20:22
- 2018年3月19日 帰国
JAL(日本航空)はJPC(日本パラリンピック委員会)オフィシャルエアラインパートナーとして日本代表選手団を応援してきたが、3月19日には平昌2018パラリンピック冬季競技大会に出場した日本代表選手団と関係者のために、韓国・襄陽(ヤンヤン)国際空港から成田国際空港へのチャーター便「JL8846便」を運航。
チャーター便の成田空港への到着に合わせて、第2旅客ターミナル1階の到着ロビー前での出迎えと、近くにあるJAL国内線カウンター付近で到着セレモニーを開催した。
10個のメダルを獲得した日本代表選手団を横断幕で迎える
平昌パラリンピックで日本代表選手団が獲得したメダルは、金3個、銀4個、銅3個。特に村岡桃佳選手は、アルペンスキー女子大回転(座位)で金、女子滑降(座位)で銀、女子回転(座位)で銀、女子スーパー大回転(座位)で銅、女子スーパー複合(座位)で銅と、全種目でメダルを獲得するなど、圧倒的な強さで大きな注目を集めた。
新田佳浩選手はクロスカントリースキー男子10kmクラシカル(立位)で金、男子スプリント・クラシカル(立位)で銀。成田緑夢選手はスノーボード男子バンクドスラローム(下肢障害)で金、男子スノーボードクロス(下肢障害)で銅。森井大輝選手はアルペンスキー男子滑降(座位)で銀メダルを獲得している。
チェアスキーヤーとして冬季パラリンピックの1998年長野大会において滑降で金メダル、2006年トリノ大会において大回転で金メダルなど、10個のメダルを獲得した経歴を持ち、選手団の団長を務める大日方(おびなた)邦子氏は、「ただいま帰ってまいりました。おかげさまで日本代表選手団の目標のメダル獲得数を超える、そして金メダリストの誕生という成績をあげることができました。
たくさんの皆さんに応援していただいたこと、そして多くの皆さんに支えていただいて、この今があることを実感しています。ようやく日本に帰ってきたなというふうに、私自身も初の団長という大役をいただいて、今少しほっとしているところです」と安堵の気持ちを語った。
新田佳浩選手は「アルペン、クロスカントリー、スノーボードの3種目でメダルを獲得できたことを非常にうれしく思います。私自身のメダルも非常にうれしいんですけど、ほかの選手が非常に頑張ってくれた姿を励みに、自分自身も頑張ってきました。
私が頑張るだけではなくて、若手の選手がこれからどんどん育ってくると思いますし、東京、そして北京につながる架け橋ができたんじゃないかなと私自身は思っているので、ぜひこの流れを2年後の東京に向けて頑張ってもらいたいなと思っています」と、これからに向けてコメントした。
森井大輝選手は「僕自身は4回連続での銀メダルとなってしまい、自分の目標としていたところではなかったんですけど、本当に充実したレースを行なうことができまして、楽しむことができた大会でした。本当にたくさんの方の応援を力に変えることができたのかな、と思っています。また次の4年後に向けて、僕自身も頑張っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします」と、次期大会に向けて挑戦をし続ける決意を語った。
出場した全種目でメダルを獲得した村岡桃佳選手は「私自身、今大会が2回目のパラリンピック出場となり、今こうしてメダルを持って帰ってこれたことを本当にうれしく思っておりますし、同時にすごく安心しております。パラリンピックは短い期間なんですけども、その期間でたくさんの成長をさせていただきました。また今回の結果であったりとか、たくさんの得たものを糧に、今後も頑張っていきたいと思います」と語った。
成田緑夢選手は「たくさんの応援メッセージ、ありがとうございます。僕の夢の中で、この平昌という舞台で僕自身はメダルをとれるとは思っていなかったんですが、このようにメダルを2つとれて、そして金までとれて最高にうれしい気分です。これからも挑戦を止めずに一歩一歩を踏んでいこうと思うので、これからもよろしくお願いします」とコメントした。