旅レポ
マリメッコづくしのフィンエアーで行くルスカシーズンのフィンランド旅(その1)
13時50分到着だから1日目も街歩きが楽しめちゃったですの編
2017年11月28日 00:00
このたびフィンエアー主催のプレスツアーが9月上旬に開催され、私ゆきぴゅーは人生2回目となるフィンランドを旅してきました。前回は2016年10月(森と湖の国フィンランド~一番近いヨーロッパへリラクゼーショントリップ~ その1)。あいにくお天気がすぐれず、期待していたオーロラを見ることができませんでしたが、毎日のようにベリーを食べ、北欧デザインにときめき、本場フィンランドサウナに大コーフンした数日間は忘れられない思い出となっています。
またあの美しい森と湖の国に行けるなんて~! とワクワクしながら臨んだ今回のテーマは「ルスカのスローシーズンに巡るラップランド」。ちなみに“ルスカ”というのはフィンランド語で紅葉のこと。ではさっそくフィンエアーのビジネスクラス搭乗レポートからご覧ください。
マリメッコづくしのフィンエアーで行くルスカシーズンのフィンランド旅 記事一覧
往路は最新鋭機A350型機のビジネスクラスで快適フライト
往路で利用したのは、この夏増便されていた成田~ヘルシンキ線のAY072便(2017年10月28日終了)。成田発はこのほかにも11時発のAY074便がありましたが、AY072便のほうが9時50分発と早い出発。よって到着時間も早く、現地に着いてから十分に行動できるという大きな利点があります。これ、フライト時間の長いヨーロッパ旅行ではかなり重要なポイント。しかもAY072便の使用機材は導入されたばかりの最新鋭機エアバス A350型機ということでワクワク♪ 出発の36時間前にWebチェックインも済ませて、万全の態勢で成田空港第2ターミナルへ向かったのでした。(※現在の日本発着のフライトスケジュールはこちら)
前回乗ったエアバス A330型機と比べて、広さはもちろんですが大きく違うなと感じたのは座席の向き。エアバス A330型機はどの席もまっすぐ前を向いていますが、エアバス A350型機は若干斜めになっています。窓側の人は窓の方を、真ん中の2席は向き合う方向で。カップルやご夫婦などの2人旅のときはこのシートお勧めです。ちなみに、今回私は左の窓側。お隣の2シートは仲良し母娘旅のようでした。
離陸までイッタラのグラスで提供されるシャンパンやベリージュースなどのウェルカムドリンクを飲みながら、優雅な気分で過ごせるのはさすがビジネスクラス。16インチのモニタをタッチしながら、機内エンタテイメントの内容をチェックしているうちに定刻通りの離陸となりました。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港までジャスト10時間のフライトです。
フィンエアー限定の食器でいただく優雅な機内食にうっとり
機内食は2回出ます。まずは離陸の約1時間後に提供されるお昼ごはん。機内食&ドリンクメニューは各自の席にあるので、何度も開いては眺めてメインを何にしようか悩みましたが結局決められず……。CA(客室乗務員)さんのアドバイスで選んだ白ワインは、アミューズブッシュのスモークサーモンのピンチョスにぴったりの辛口でした。
美しく盛られて出てくる前菜は「鯛のすり身サラダ、シーフードとビーフパストラミ、生ハムの盛り合わせ」。ワインに合う完璧な味付けと量で大満足ですの。サラダもパリッとみずみずしく美味しかったです。パンはバスケットに入れて持ってきてくれるので好みのものをチョイスできますよ。
フィンエアーのビジネスクラスは、機内Wi-Fiインターネットサービスが1時間無料で使えます(以後有料)。使用可能なのは離陸後20分ほどしてから。物は試しとお昼ごはんを食べながらつなげてみると、某編集者さんからゲラチェックのメールが入っていたので、「ロシア上空をビジネスクラスで飛行中のゆきぴゅーです」と超嫌味なコメントととも返信しておきました。ちなみに無料の1時間というのは飛行中トータル1時間ではなく、機内アクセスポイントの「Nordic sky」につながってから1時間なので念のため。
さて、お腹も満たされて眠くなってきたので少し横になるといたしましょう。
今回エアバス A350型機に乗ってみて一番驚いたこと、それは映画好きの私が、機内エンタテイメントで映画を見ようと思わなかったことでした。なぜなら目線の先に窓があっていつも気持ちのいい青空が見えるから! ずっとロシア上空を飛んでいるので、時々下を見ては壮大な陸地の様子を眺めたり、肌触りが気持ちいいマリメッコのブランケットに包まってウトウトしながら空を見ているだけで幸せだったのです。それでも1本くらいは何か見ておこうと欲を出して「007スペクター」を観始めたのですが、クライマックス途中で時間切れ(泣)。
機内販売ショッピングも楽しいフィンエアー
今回、私は初めて機内販売ショッピングをしてみました。買ったのはフィンランド産のジン「NAPUE48」。ジントニックで飲むと美味しいと評判の1本です。重い瓶を行きの機内で買うなんてと思うかもしれませんが、フィンエアーではプレオーダーというシステムがあり、行きで注文したものを、帰りの機内で受け取ることができるのです。
しかもうれしいことにディスカウントが適用! 市場価格で39.8ユーロ(約5174円、1ユーロ=130円換算)のジンが機内販売では31.5ユーロ(約4095円)になっていて、そこから更に20%オフの25.5ユーロ(約3315円)で買えちゃうのですから、このプレオーダーを使わない手はありません。各種クレジットカードも対応の支払いは帰りの機内でオッケー。CAさんが席までちゃんと持ってきてくださいます。
ヘルシンキの宿泊は便利な立地にある「ホテルF6」
AY072便はヘルシンキのヴァンター国際空港に同日の13時50分に到着します。受託手荷物を受け取って、市内へ移動して、ホテルにチェックインしたのが15時前。ここでお昼寝してしまっては時差ボケまっしぐらの旅になってしまうので、荷物を置いたらはりきって街に繰り出すことにしました。
ヘルシンキで今回泊まった「ホテルF6」はご覧のようにとってもオシャレで、1泊だけだったのが残念だったほど。両側に有名店が軒を連ねるエスプラネーディ通りにも近く、港近くのマーケット広場まで300mほどと便利な立地です。ここはオススメ!
見て回るだけでも楽しいマーケット広場をぶらりお散歩
向かったところはスオメンリンナ島などへのフェリーの発着場の目の前にあるマーケット広場。手づくりのアクセサリーや、これからのシーズンに活躍しそうなウールの帽子に手袋、伝統工芸品など観光客向けの品揃えが中心の市場ですが、果物や野菜、魚介類などの生鮮食品も売っているので地元の人たちがのんびりお買い物をしている光景も見ることができますよ。
このマーケットは、白や赤などテントの色で生鮮食品やお土産品と分かれているらしく、カフェやファーストフード店はオレンジ色と決まっています。歩き疲れたのでちょっと休憩。北欧らしいテキスタイルのエプロンをした可愛い店員さんがいるお店で、定番のシナモンロールとコーヒーでホッと一息つきました。カモメが飛び交う青い空の下、港を出ていくフェリーをのんびり眺めていたら、ココロとカラダがすぅっとフィンランド時間になっていくような気がした1日目でした。
次回は翌日ヘルシンキの街で体験したサウナヨガや、アテネウム美術館で見たアルヴァ・アアルト展の様子、ラップランドへのフライトなどをお伝えします。お楽しみに~♪