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フィンエアー、成田~ヘルシンキ線夏期増便、エアバス A350-900型機就航セレモニー開催

6月5日~10月28日まで週4便増便。計週11便に

2017年6月5日~10月28日 増便

成田空港へ到着したフィンエアー AY071便(エアバス A350-900型機)

 フィンエアーは6月5日~10月28日の夏期期間中、成田~ヘルシンキ線を週4便増便し、同路線をエアバス A350-900(A350 XWB)型機で運航する。

 その初便となるAY071便は、乗客254名、乗員14名で6月4日16時45分(現地時間)にヘルシンキを発ち、6月5日8時5分に成田へ着陸。2台の消防車からウォーターキャノンで祝福を受けた。

AY071便:ヘルシンキ(16時45分)発~成田(08時05分)着、月・水・金・日曜運航
AY072便:成田(09時50分)発~ヘルシンキ(13時50分)着、月・火・木・土曜運航

放水を浴びたのち、92番スポットに向かうAY071便

 AY071便が92番スポットに駐機すると、8時30分からは成田空港第2ターミナルで就航セレモニーを開催した。

フィンエアー 日本支社長 永原範昭氏

 主催者を代表してフィンエアー 日本支社長 永原範昭氏が登壇し、「フィンエアーはこれまでの週7便に加えて本日から週4便を増便し、計11便が成田からヘルシンキへ運航します。これにより、10月までの期間限定でありますが、日本からは週に28便がヘルシンキへ飛ぶことになります。この数字は、日本に就航しているヨーロッパ系の航空会社では最大です。

 フィンエアーは現在、日本航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空と共同事業を展開しており、これらの路線を組み合わせることでより自由度の高い旅行を楽しんでいただけます。今後も日本の皆さまにフィンランド、そしてフィンエアーが就航する70以上の都市にお出かけいただきたいですし、ヨーロッパ各国の皆さまに日本を訪れていただけることを期待しております」と述べた。

駐日フィンランド大使 ユッカ・シウコサーリ氏

 続いて、来賓から駐日フィンランド大使 ユッカ・シウコサーリ氏が登壇し、「昨年、日本からは23万1000人がフィンランドを訪れました。18%増という数字です。フィンエアーは成田、名古屋、関西、福岡から就航しており、東京オリンピックまでにはあと2カ所くらい増えてくれるのではと楽しみにしています。また、観光だけでなく、ビジネス、そして文化的交流も活発になってくれることを期待しています」と、2020年に向けてさらなる増便に期待を寄せた。

国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 木村茂夫氏

 国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 木村茂夫氏は、夏期増便とA350-900型機の投入を祝福し、「日本におけるヨーロッパにもっとも近い空港であるヘルシンキとの路線が拡充され、しかも最新鋭機であるA350型機の投入をお祝いできることは、空港関係者として大きな喜びです。

 また、政府観光局の資料によると、2016年はフィンランドから2万4000人が日本を訪れており、対前年度は4.6%増で、増加傾向にあるとのことです。今回の増便、最新鋭機の投入によって、より便利で快適な空の移動が実現し、両国間の往来がますます盛んになることを期待しています」と述べた。

 最後に関係者がステージに上がり、テープカットを行なってセレモニーは閉幕した。なお、現在フィンエアーが保有するエアバス A350-900型機は9機で、10月以降成田~ヘルシンキ線はすべて同型機で運航する。

テープカットの様子。左から、フィンエアー 空港支配人 恩地修司氏、日本航空株式会社 成田空港支店長 石橋正二郎氏、成田国際空港株式会社 常務取締役 林田秀喜氏、駐日フィンランド大使 ユッカ・シウコサーリ氏、フィンエアー 日本支社長 永原範昭氏、国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 木村茂夫氏、フィンランド政府観光局 日本代表 能登重好氏、ブリティッシュ・エアウェイズ 日本・韓国地区 空港支店長 谷治美佐子氏。さらに列の両端でフィンエアーのCA(客室乗務員)が華を添えた
機長への花束贈呈も行なわれた