イベントレポート

【パリ航空ショー 2019】Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)、新塗装で会場に姿を現わす

ANA塗装だったMRJ 3号機が新デザインに

2019年6月16日(現地時間)撮影

三菱航空機は「SpaceJet M90」を新塗装でパリ航空ショー 2019の会場に展示している

 フランス・ル・ブルジェ空港で6月17日~23日(現地時間)、世界最大級の航空展示会「パリ航空ショー(International Paris Air Show)2019」が開催される。

 会期前半の17日~20日は商談が中心で、民間向け/軍用航空機の静的展示や飛行展示、カンファレンス、購入についてのアナウンスなどが行なわれており、後半の21日~23日は一般公開日として開放する。

 会期前日の6月16日(現地時間)、会場にはすでに三菱航空機のMRJ改め「Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)」3号機が展示されていた。そして、塗装は先日のニュースリリースで公開された新しいデザインに変えられている(関連記事「三菱航空機、MRJの『Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)』改称を正式に表明」)。3号機はこれまでローンチカスタマーのANA塗装が施されていたが、シアトルを発って会場へ入るまでの間にお色直ししたようだ。

 また、リリースの画像でははっきり分からなかったが、機体後部から尾翼に掛けて真っ赤に染められた部分には、重なり合う水の波紋の柄が銀色で描かれており、非常に「和」を強く感じさせるデザインになっている。

 新デザインと旧デザイン、ANA塗装との違いなどは、下記過去記事を参照しながら確認していただきたい。

旧(MRJの)デザインの初号機、2号機は白地にうねるような黒いラインが機体側面に走るデザインだったが、SpaceJetは側面に大きくロゴをあしらっている
ANA塗装の3号機は、エンジンにプラット&ホイットニーの鷲が描かれていたが、新デザインにはない
白地のボディに赤黒金の配色だったMRJとはっきり異なるのは、黒をやめて青にした点だ
登録記号「JA23MJ」で3号機であることが分かる
目を引く尾翼まわりのデザイン