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三菱重工、スペースジェットの納入延期報道に声明。「型式証明取得に向けて全力」

2019年10月21日 発表

三菱航空機が開発を進める国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット」(写真はパリ航空ショーでの展示)

 国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧称MRJ)」の開発を進める三菱航空機および親会社の三菱重工業は、10月19日に日本経済新聞が報じた納入延期について、声明を出した

 スペースジェットはこれまでに5度の納入スケジュール変更を行なっているが、現在は2020年半ばの初号機引き渡しに向けて、型式証明の取得試験を実施している。

 日経の報道には「親会社の三菱重工業が外部に納入時期の再精査を依頼」とあるが、声明は「三菱重工、三菱航空機が発表したものではない」とするとともに、「最新設計案を反映した追加の飛行試験機の製作と同機を含めた最終の飛行試験計画」を進めており、その検討のなかで納期に及ぼす影響を精査し、全体のスケジュールを最新・最適化、関係先と共有していくと説明。「型式証明取得に向けて全力」で取り組んでいると述べている。