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三菱航空機、MRJの「Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)」改称を正式に表明

パリ航空ショーではキャビンモックアップを展示

2019年6月13日 発表

三菱航空機は国産リージョナルジェット「MRJ」の名称を「Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)」に改める

 三菱航空機は6月13日、開発中の国産リージョナルジェットについて、名称を「Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)」に改めることを明らかにした。

 現在、型式証明試験中の機体(従来の「MRJ90」)は「SpaceJet M90」、70席クラスの短胴派生型(従来の「MRJ70」)は「SpaceJet M100」とそれぞれ改称する。

 同社はファミリー名の改称などについて、6月17日から開催される「パリ航空ショー 2019」で明らかにすると説明していたが、現地パビリオンでは「SpaceJet M100のキャビンモックアップ」を展示するという。

 リリースのなかで三菱航空機 代表取締役社長の水谷久和氏は、「Mitsubishi SpaceJetファミリーは、リージョナルジェット機ビジネスを再定義するという三菱航空機の計画を具現化する機体です。当社はSpaceJet M90の初号機納入に向けた準備を進める一方、過去数年間にわたりリージョナルジェット機市場の調査を続け、現在と将来の市場ニーズを探ってきました。その答えがコンセプトスタディ中のSpaceJet M100です。この2機種は新たな変化が急速に求められているマーケットに対する当社の継続的な取り組みを示すもので、航空会社は乗客の満足度を高めるとともに著しく収益の向上を実現できます」と述べている。