イベントレポート
【関空旅博 2019】SNS映えスポットやバンコクの最新施設も。タイ国政府観光庁が観光セミナーを開催
2019年5月20日 11:22
- 2019年5月18日~19日 開催
関西エアポートが主催する旅行博覧会「関空旅博 2019」が、関空(関西国際空港)で5月18日と19日の2日間にわたり開催された。
会期2日目には、タイ国政府観光庁 大阪事務所が関空に隣接するホテル日航関西空港で旅行セミナーを行なった。登壇したのは大阪事務所の森井英二氏。
森井氏はタイの基本情報をおさらいしつつ、バンコクの正式名称について言及。「バンコク」というのは主に外国人が用いる呼び名で、正しくは次のように非常に長い名前が付いている。
バンコクの正式名称
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック ポップ・ノッパラット・ラーチャターニー ブリーロム・ウドムラーチャニウェート マハーサターン・アモーンピマーン・アワターン サティット サッカタッティヤ ヴィッサヌカムプラシット
そのため、現地のタイ人は首都をバンコクとは呼ばず、「クルンテープ」または「クルンテープ・マハーナコーン」と呼んでいる。
近年の日本人旅行者の変化としては、SNS映えを狙った観光スポット巡りが増えているそうだ。例えば、タイ国政府観光庁では2017~2018年度に乃木坂46を観光大使として起用したブランドキャンペーンを展開していたが、そのなかでメンバーが訪問した「パークナム寺院」は天井の装飾が美しく、SNS上で注目を集めた。以降、日本人訪問客が急増しているが、ほかの国からの訪問者がほとんどないことから、現地では「なぜ日本人がこんなに来るのか?」と話題になっているという。このほか、バンコク郊外にある「ピンクガネーシャ(ワット・サマーン・ラッタナーラーム)」なども人気とのこと。
新しいスポットとしては、建物の一部があえて崩れたようなデザインの高層ビル「マハナコーンビル」74~75階、78階に用意された展望台「マハナコーン・スカイウォーク」は、一部の床が透明になっていて、スリルを味わえるのはもちろん、夜景がキレイに見渡せることでも話題になっている。
また、約2万坪の「アイコンサイアム(IconSiam)」は2つの商業施設と高級レジデンスが一体になった大型複合施設で、チャオプラヤ川沿いで2018年11月にオープンしたばかり。このほかチャオプラヤ川沿いでは、商業施設「ロン 1919(LHONG 1919)」や市場「ノーイ市場(タラート・ノーイ)」なども人気のスポットになっている。