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オレンジの“空飛ぶウミガメ”がホノルルへ出発! ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU」3号機、成田で初就航セレモニー。横断幕で搭乗客を見送る

2023年10月20日 就航

ANAのエアバスA380型機「FLYING HONU」3号機がついに運航開始

 ANAは10月20日、エアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」3号機を成田~ホノルル線の定期便として初就航するにあたり、その初便となる成田(21時30分)発、NH182便の搭乗ゲート前で初就航セレモニーを行なった。

 1号機「ラニ(Lani)」と2号機「カイ(Kai)」は、すでに同路線の現行週10便(1日2往復)で使用されているが、3号機「ラー(La)」は新型コロナの影響により当初予定していた受領・投入時期が大きく遅れ、およそ3年を経てようやく運航開始となった。

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 冒頭、機長の永岡伸夫氏は、「本当にお待たせいたしました。3号機の愛称は“ラー”と申しますが、これはハワイの言葉で太陽を意味し、オレンジ色の機体はハワイの美しい夕陽を表わしています」と3号機を紹介。

 また、「ホヌ(ウミガメ)は古来から“幸せを運ぶ守り神”と言われ、縁起のいい生き物。搭乗客の皆さまにも幸福をゲットしていただき、存分にフライトを楽しんでいただきたい」と挨拶した。

NH182便の機長 永岡伸夫氏

 全日本空輸 執行役員 成田空港支店長の岡功士氏は、「社員一丸となって準備してまいりました。安全な飛行機として今日、初フライトを迎えることになります。FLYING HONUは3機それぞれ色が異なりますが、3号機は目元がくっきりで非常にかわいいデザインになっていますので、ぜひとも写真に収めて旅行を共にしていただきたい」とPR。

 そして「機内でのワクワク体験とホノルルの旅を楽しんでください」と搭乗客に呼びかけた。

全日本空輸株式会社 執行役員 成田空港支店長 岡功士氏

 セレモニーには3匹の着ぐるみも駆け付け、初便に合わせて搭乗したという“ホヌファン”や小さな子供を連れた家族などが搭乗前の記念撮影を楽しんだ。また改札機通過後と機内でエコバックやステッカーなどの記念品が配られ、機体が駐機するランプ45では「いってらっしゃいませ」の横断幕や電飾カートも用意された。

搭乗口付近には六郷工科高等学校の学生が制作した「3号機のねぶた」を展示
3号機デビューにあわせて「FLYING HONU マスコットキーホルダー オレンジ(ラー)」も発売
初便となる成田(21時30分)発、NH182便の搭乗口
乗客320名(うち幼児8人)を乗せホノルルへ

 NH182便は、乗客320名(うち幼児8名)を乗せ、21時24分ブロックアウト、21時41分に離陸。ANA社員やボランティア、報道陣など大勢に見送られながらホノルルへ飛び立った。