旅レポ

LCCの直行便でリゾートへ! インドネシア・エアアジアXの成田~デンパサール線で行くバリ島(その1)

大歓迎の初便搭乗から目移り必至の機内食まで

バリ島へもLCCの直行便で行けるようになりましたよ~!

 5月25日に成田~バリ島デンパサール線の運航をスタートしたインドネシア・エアアジアX。若い女性を中心に圧倒的な人気のバリ島へもLCCの直行便で行けるようになったことで、今後ますます旅のスタイルが多様化して客層も広がり、また違ったバリ島の魅力が増していくことでしょう。

 というわけで今回わたくしゆきぴゅーは、その初便に乗って4泊5日のメディア向けバリ島ツアーに行って参りました! 今回は搭乗からデンパサール到着まで、赤で統一された機内の様子や、気になる機内食などのレポートです。

初便はCAさんがバリ島ダンスを披露して大盛り上がり!

セレモニーが終わっていよいよ搭乗スタート

 まずは今回就航した成田~バリ便のフライトスケジュールから。行きが朝出発で、帰りが深夜発というのはレガシーキャリアであるガルーダ・インドネシア航空のタイムスケジュールとほぼ同じ。ですが、往路の到着時間がガルーダ・インドネシア航空の17時30分に対して、インドネシア・エアアジアXは3時間ほど早いので、現地に着いて遊べる時間が長くなります。これはうれしいですよね。ちなみに帰りの便は深夜発の朝到着なので寝ているだけ。あまり考えたくありませんが、成田に7時過ぎに到着するので、関東圏の人はそのまま会社へ直行も可能です。

XT402便:成田(08時25分)発~デンパサール(14時25分)着 ※5月25日~6月17日は月・火・木・土曜運航、以後デイリー運航
XT401便:デンパサール(23時00分)発~成田(07時10分)着 ※5月24日~6月16日は月・水・金・日曜運航、以後デイリー運航

あの赤い機体に乗り込むんですのね~わくわく♪

 エアアジアグループの関連会社であるインドネシア・エアアジアXは、2013年に設立されたインドネシア初の長距離格安航空会社です。写真をご覧いただければお分かりになるとおり、イメージカラーは赤。CA(客室乗務員)さんの制服も鮮やかな赤でとってもカッコいいのです。気分が高揚する赤に囲まれて、バリ島への空の旅がスタートしました。

機内へ向かう通路にはこんな演出も

 今回私は前方の「クワイエットゾーン」を利用しました。クワイエットゾーンとはその名のとおり静かなゾーンのことで、エアアジアのWebサイトでは“ノイズを最小限に抑えた静かな空間”と説明しています。10歳以上で、乳幼児を同伴していない人が対象で、機内食が早く提供されたり、特別照明が付いていたりといった特典があります。座席指定の手数料はプラスされますが、7時間というフライト時間を少しでも快適に過ごしたい人にはオススメ。ちなみに成田~デンパサール間でのクワイエットゾーン手数料は2890円(1区間)。さらに最前列で足元が広いホットシートは6900円となっています。

座席は赤とグレーの革張り

 標準シートの座席指定料金は1区間あたり1690円です。一緒に行くお友達やご家族と確実に隣同士になりたかったら、予約時に席を決定しましょう。“1人旅だから席はどこでもOK、とにかく1円でも安く済ませたい”という人は座席指定をしないという選択肢もありです(その場合チェックイン時に自動的に割り振られます)。

前方にあるプレミアムフラットベッド。ライフラットになる座席です

 続いてLCCでは気になる荷物の料金。成田~デンパサール間の受託手荷物料金は、最初の予約時に申し込めば20kgまでが3900円(1区間)です。当日空港で手続きをすると高くなってしまうので事前予約がベター。一方、機内持ち込み手荷物は最大2つまで、合計7kgと決められています。

 エアアジアの運賃タイプには「バリューパック」といって、受託手荷物20kgまでOKで、機内食も1回付いていて、スタンダードシートの座席指定料金などが含まれるというものもあるので、旅のスタイルに合わせて予約時に選択が可能です。

搭乗したエアバス A330-300型機の後方は2-3-2の配列。両側のツインシートになっています

 この成田~デンパサール間を飛ぶエアバス A330型機のスタンダードシートは、3-3-3の配列から後方にいくと2-3-2の配列になり、両窓側がツインシートになります。ここは通路が広くなって中央の人との距離が離れるので、仲よし2人組やカップルにオススメですよ。

シートピッチは今まで乗ったほかのLCCと変わらない印象でした
アジアンビューティなCAさんばかり

 お次は機内食です。ほかのLCC同様にインドネシア・エアアジアXも食事やドリンクは有料です。2~3時間のフライトならばガマンしようと思えばできますが、さすがにバリ島までの7時間となると話は別。しかも行きのXT402便は昼間便なので、なおさらです。ということで搭乗後さっそくメニュー表をチェックしてみると、さすがアジアを中心に飛んでいるLCC! 日本人の口に合いそうなアジア~ンなメニューが目立っていました。う~ん、どれも美味しそう!

機内食のメニュー表
この4つから選ぶようです
スイーツやドリンクも充実

 今回私はネーミングにやられてしまった「チンおじさんのチキンライス」を注文することに。ローストした鶏もも肉がご飯の上に豪快に乗っていてボリューム的にも大満足。小分けで提供されたチリソースがしみたご飯がとっても美味しかったです。支払いは円かインドネシアルピアのキャッシュのみで、クレジットカードは不可。そして円での支払いの場合、お釣りはインドネシアルピアで返ってきます。

機内食の販売がスタート

 エアアジアは「サンタンコンボミール」という事前予約のみの販売メニューもあるので、フライト予約をした際に一緒に予約してしまうのが賢い方法。事前予約できるメニューは豊富なので、Webサイトでいろいろ迷っちゃってください。事前予約をするとコーヒー、炭酸ドリンク、ミネラルウォーターのどれかが無料になるという特典もあるようです。

CAさんの髪飾りがステキ。バリ島でよく見かけるフランジパニという花です
私はネーミングだけで選んだ「チンおじさんのチキンライス」!
チンおじさんとはチンゲン菜のチンですの?
チリソースをかけて食べます

 そうそう、インドネシア・エアアジアXはほかのLCC同様に目の前のモニターはありません。機内食でお腹を満たした後はひたすら寝るか、読書をするなどの時間つぶし方法を考えておくべし。何度も言いますが7時間ですから! それから(特に帰りは)機内がちょっと寒いので羽織るものをお忘れなく。

初便限定、CAさんによるバリ島ダンスは大盛り上がりでした
最後のキメポーズをパチリ♪

 最後に気になる運賃ですが、エアアジアも購入するタイミングや空席状況で日々価格が変動する「空席連動型」を採っています。ざっくりいうと“空席が多ければ安くて、埋まっていくとだんだん値上がりする”というシステム。ですから数日前にチェックしたときより高くなっちゃった~! というのはよくあるコトなのです。LCCのチケット購入はタイミングが大事ですね。

 ちなみに原稿を書いている今、成田~デンパサールの運賃検索をしてみると、7月中旬で片道1万8000円なんていう価格が表示されていたりも! さらに四半期に一度の「BIGセール」で成田~デンパサールが1万円前半の激安価格で売られることもあるので要チェックです。そしてこの成田~デンパサール直行便、予約好調ということで当初週4便のみだったのが、6月18日から毎日就航が決定しているんです。これはうれしいニュース!

着陸したバリ島・ングラライ国際空港では歓迎の放水が!
人生初の水かけ歓迎セレモニーに感激でした
この日のクルーさん全員で記念撮影
入国手続きを終えるとよい香りのするレイで歓迎を受けました

 いよいよインドネシア・バリ島のングラライ国際空港に到着です。放水アーチでのお出迎えを受けて、南国気分は最高潮! 次回はバリ島でのオススメホテルなどをご紹介予定です。お楽しみに~!

ノボテル バリ ングラライ エアポートで行なわれた就航フライト記念式典
南国ムード満点の色とりどりのブーゲンビリア

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。