旅レポ
LCCの直行便でリゾートへ! インドネシア・エアアジアXの成田~デンパサール線で行くバリ島(その1)
大歓迎の初便搭乗から目移り必至の機内食まで
2017年6月7日 00:00
5月25日に成田~バリ島デンパサール線の運航をスタートしたインドネシア・エアアジアX。若い女性を中心に圧倒的な人気のバリ島へもLCCの直行便で行けるようになったことで、今後ますます旅のスタイルが多様化して客層も広がり、また違ったバリ島の魅力が増していくことでしょう。
というわけで今回わたくしゆきぴゅーは、その初便に乗って4泊5日のメディア向けバリ島ツアーに行って参りました! 今回は搭乗からデンパサール到着まで、赤で統一された機内の様子や、気になる機内食などのレポートです。
初便はCAさんがバリ島ダンスを披露して大盛り上がり!
まずは今回就航した成田~バリ便のフライトスケジュールから。行きが朝出発で、帰りが深夜発というのはレガシーキャリアであるガルーダ・インドネシア航空のタイムスケジュールとほぼ同じ。ですが、往路の到着時間がガルーダ・インドネシア航空の17時30分に対して、インドネシア・エアアジアXは3時間ほど早いので、現地に着いて遊べる時間が長くなります。これはうれしいですよね。ちなみに帰りの便は深夜発の朝到着なので寝ているだけ。あまり考えたくありませんが、成田に7時過ぎに到着するので、関東圏の人はそのまま会社へ直行も可能です。
XT402便:成田(08時25分)発~デンパサール(14時25分)着 ※5月25日~6月17日は月・火・木・土曜運航、以後デイリー運航
XT401便:デンパサール(23時00分)発~成田(07時10分)着 ※5月24日~6月16日は月・水・金・日曜運航、以後デイリー運航
エアアジアグループの関連会社であるインドネシア・エアアジアXは、2013年に設立されたインドネシア初の長距離格安航空会社です。写真をご覧いただければお分かりになるとおり、イメージカラーは赤。CA(客室乗務員)さんの制服も鮮やかな赤でとってもカッコいいのです。気分が高揚する赤に囲まれて、バリ島への空の旅がスタートしました。
今回私は前方の「クワイエットゾーン」を利用しました。クワイエットゾーンとはその名のとおり静かなゾーンのことで、エアアジアのWebサイトでは“ノイズを最小限に抑えた静かな空間”と説明しています。10歳以上で、乳幼児を同伴していない人が対象で、機内食が早く提供されたり、特別照明が付いていたりといった特典があります。座席指定の手数料はプラスされますが、7時間というフライト時間を少しでも快適に過ごしたい人にはオススメ。ちなみに成田~デンパサール間でのクワイエットゾーン手数料は2890円(1区間)。さらに最前列で足元が広いホットシートは6900円となっています。
標準シートの座席指定料金は1区間あたり1690円です。一緒に行くお友達やご家族と確実に隣同士になりたかったら、予約時に席を決定しましょう。“1人旅だから席はどこでもOK、とにかく1円でも安く済ませたい”という人は座席指定をしないという選択肢もありです(その場合チェックイン時に自動的に割り振られます)。
続いてLCCでは気になる荷物の料金。成田~デンパサール間の受託手荷物料金は、最初の予約時に申し込めば20kgまでが3900円(1区間)です。当日空港で手続きをすると高くなってしまうので事前予約がベター。一方、機内持ち込み手荷物は最大2つまで、合計7kgと決められています。
エアアジアの運賃タイプには「バリューパック」といって、受託手荷物20kgまでOKで、機内食も1回付いていて、スタンダードシートの座席指定料金などが含まれるというものもあるので、旅のスタイルに合わせて予約時に選択が可能です。
この成田~デンパサール間を飛ぶエアバス A330型機のスタンダードシートは、3-3-3の配列から後方にいくと2-3-2の配列になり、両窓側がツインシートになります。ここは通路が広くなって中央の人との距離が離れるので、仲よし2人組やカップルにオススメですよ。
お次は機内食です。ほかのLCC同様にインドネシア・エアアジアXも食事やドリンクは有料です。2~3時間のフライトならばガマンしようと思えばできますが、さすがにバリ島までの7時間となると話は別。しかも行きのXT402便は昼間便なので、なおさらです。ということで搭乗後さっそくメニュー表をチェックしてみると、さすがアジアを中心に飛んでいるLCC! 日本人の口に合いそうなアジア~ンなメニューが目立っていました。う~ん、どれも美味しそう!
今回私はネーミングにやられてしまった「チンおじさんのチキンライス」を注文することに。ローストした鶏もも肉がご飯の上に豪快に乗っていてボリューム的にも大満足。小分けで提供されたチリソースがしみたご飯がとっても美味しかったです。支払いは円かインドネシアルピアのキャッシュのみで、クレジットカードは不可。そして円での支払いの場合、お釣りはインドネシアルピアで返ってきます。
エアアジアは「サンタンコンボミール」という事前予約のみの販売メニューもあるので、フライト予約をした際に一緒に予約してしまうのが賢い方法。事前予約できるメニューは豊富なので、Webサイトでいろいろ迷っちゃってください。事前予約をするとコーヒー、炭酸ドリンク、ミネラルウォーターのどれかが無料になるという特典もあるようです。
そうそう、インドネシア・エアアジアXはほかのLCC同様に目の前のモニターはありません。機内食でお腹を満たした後はひたすら寝るか、読書をするなどの時間つぶし方法を考えておくべし。何度も言いますが7時間ですから! それから(特に帰りは)機内がちょっと寒いので羽織るものをお忘れなく。
最後に気になる運賃ですが、エアアジアも購入するタイミングや空席状況で日々価格が変動する「空席連動型」を採っています。ざっくりいうと“空席が多ければ安くて、埋まっていくとだんだん値上がりする”というシステム。ですから数日前にチェックしたときより高くなっちゃった~! というのはよくあるコトなのです。LCCのチケット購入はタイミングが大事ですね。
ちなみに原稿を書いている今、成田~デンパサールの運賃検索をしてみると、7月中旬で片道1万8000円なんていう価格が表示されていたりも! さらに四半期に一度の「BIGセール」で成田~デンパサールが1万円前半の激安価格で売られることもあるので要チェックです。そしてこの成田~デンパサール直行便、予約好調ということで当初週4便のみだったのが、6月18日から毎日就航が決定しているんです。これはうれしいニュース!
いよいよインドネシア・バリ島のングラライ国際空港に到着です。放水アーチでのお出迎えを受けて、南国気分は最高潮! 次回はバリ島でのオススメホテルなどをご紹介予定です。お楽しみに~!