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インドネシア共和国観光省、マンボウに出会えるダイビングスポットをアピール。「インドネシアの海は水族館」
2018年4月11日 00:00
- 2018年4月10日 実施
インドネシア共和国観光省は4月10日、インドネシアの海とダイビングに焦点を当てた観光情報の説明を行なった。同省は4月6日から8日に開催された「マリンダイビングフェア 2018」にも出展しており、現地からもダイビングショップや旅行業者を招いている(関連記事「【マリンダイビングフェア 2018】インドネシア共和国観光省、マンタやマンボウに出会えるスポットを紹介」)。
インドネシア共和国観光省で日本を管轄するアジアパシフィック地区マーケティング副部長のタウフィック・ヌルヒダヤット氏は、ダイビングスポットの周知を通じて両国の関係向上・強化を図り、2017年に53万人だった日本人訪問者を2018年は60万人まで押し上げたいという。そのためのツールとして、2017年に開設したインドネシア・エアアジアXの成田~デンパサール線や、2018年5月2日に就航する同社の成田~ジャカルタ線に期待している、と述べた。
続いて、在日インドネシア共和国大使館 公使参事官のエコ・ジュノル氏は、「インドネシアには多くの観光地があるが、日本人の80%がバリ島を訪れている」と現状を説明。「それはわるいことではないが、ブナケン、ラジャアンパット、ワカトビなどキレイな海がたくさんあり、魚影の濃いインドネシアの海は水族館のようだ」と話し、「インドネシアの海を世界中に紹介したい」とアピールした。
説明会後半の質疑応答では、お勧めのダイビングスポットについて質問が投げかけられた。ヌルヒダヤット氏とジュノル氏からは、「インドネシアは東から西まで多くの島があり、その距離は4300kmと非常に広くポテンシャルが高い」との考えが示され、具体的にはラブハン・バジョー、アロール、アンボン、バンダ・ネイラ、デラワン、ラジャ・アンパットなどの地域に力を入れてセールスしていくという。なかでもアンボンやバンダ・ネイラではハンマーヘッドシャークを10月ごろに見ることができ、デラワンではバラクーダ(オニカマス)を見ることができるが、デラワンは非常に流れの速い海のため、ライセンス所持者以外には勧められないと説明。また、現地でモラフィッシュ(Mola-mola)と呼ぶマンボウに出会えるのもインドネシアの海の魅力だという。
インドネシアでトップ10に入るダイビングスポットは、フィリピン、マレーシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島などを結ぶ「コーラルトライアングル」の中心に位置しており、海洋生物の多様性を感じることができ、またすべてのデスティネーションは海洋保護区に指定されていると説明した。
なお、2018年は日本とインドネシアの国交樹立から60周年にあたり、7月28日~29日に日比谷公園で「フェスティバルインドネシア 2018」を開催し、ダイビング以外にも全般の観光プロモーションを行なうことがあわせて紹介された。