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エアアジアX、LCC初の日本～ハワイ線就航を記念したセレモニー。関空～ホノルル運航開始
ハワイ州観光局公認の音楽ユニット「anderlust」の越野アンナさんも来場
2017年6月29日 06:00
- 2017年6月28日 就航
エアアジアグループのエアアジアXは6月28日、LCCとして初めての日本～ハワイ路線となるクアラルンプール～関空～ホノルル（ダニエル・K・イノウエ国際空港）線を就航し、関西国際空港の38番ゲート前で記念セレモニーを実施した。LCC初のハワイ線ということもあって、90％近い搭乗率となり、報道陣も多く詰めかけた。
事前の発表によれば、機材はエアバス A330-300型機で、プレミアムフラッドベッド12席、エコノミークラス365席の377席。
エアアジアXの関空～ホノルル線
D7 001便：関空（23時25分）発～ホノルル（12時30分）着、月・水・金・土曜運航
D7 002便：ホノルル（16時00分）発～関空（翌20時25分）着、日・火・木・土曜運航
セレモニーはテープカットのみのごく短いもので、エアアジアX チェアマンのタン・スリ・ラフィダ・アジズ氏、エアアジアX CEOのベンヤミン・イスマイル氏、関西エアポート 専務執行役員のグレゴリー・ジャメ氏が参加した。
テープカットに先立ち、イスマイル氏からは「関西エアポートの皆さんには、この路線の就航のために大変な努力をしていただいた。素晴らしい出発時間です。乗客の皆さん、これからも何度もエアアジアXの路線を利用してください」と関空関係者と搭乗客に感謝が述べられた。
セレモニーには、ハワイ州観光局公認の音楽ユニット「anderlust」のボーカル 越野アンナさんと、テレビ番組「テラスハウス ALOHA STATE」に出演していたモデルのNikiさん、モデル・アーティストとして活動しているUnaさんが来場。3人はanderlustの新曲「#Hashtag」のミュージックビデオをハワイで撮影してきたという。
アンナさんは「6月21日に発売した新曲のミュージックビデオ撮影で、私たち3人はハワイに行ってきました。それをきっかけに本日ここに登壇させていただいて、光栄に思います。これから私たちはどんどんハワイにエールを送っていきます。いつかエアアジアで一緒にハワイに行けたらいいなと思っています」と挨拶して、フォトセッションに応じた。
セレモニーから搭乗開始までの短い時間、ベンヤミン・イスマイル氏が囲み取材に応じた。初便の就航先が関空であることについてイスマイル氏は「（関西エアポートという）素晴らしいパートナーがいたことが大きな理由。また現在、関西からハワイへは十分なキャパシティ（座席数）がないので、ちょうどよい機会だった」と回答。目標の座席利用率は「10月まで86％で、私たちの期待を超えている。来年以降も続けられるようにしたい」と述べた。
今後の米国線の戦略について問われると「需要による。現在ホノルル線は週4便だが、まずはこれがデイリーになるようにしたい。そのうえで西海岸・東海岸を視野に入れるが、まずは大阪をハブとしてやっていきたい」と答えて、「今回の就航では、FAA（連邦航空局）の承認を得るのに1年半くらいかかった。こうして初便を迎えられて、関西の人たちにとても感謝している」と改めて謝意を表わした。
搭乗が始まると、タン・スリ・ラフィダ・アジズ氏とベンヤミン・イスマイル氏、越野アンナさん、Nikiさん、Unaさんが初便を記念したグッズを手渡し、気軽に撮影に応じるなどして笑顔で乗客を見送った。
なお、関空出発便（D7 001便）は定刻の23時25分にドアがロックされ、同28分にプッシュバックを開始、滑走路へ向かった。乗客は336名（幼児1名）で、そのうちクアラルンプールから関空を経由してホノルルへ向かう「フライスルー」の利用者は46名。日本では初めてのフライスルーとのこと。
