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インドネシア・エアアジアX、成田~バリ島デンパサール線就航セレモニー開催
成田発の初便搭乗客は約9割が日本人旅行者
2017年5月25日 13:54
- 2017年5月25日 開催
マレーシア・エアアジアグループのLCCであるインドネシア・エアアジアXは、成田~インドネシア・バリ島デンパサール(ングラ・ライ国際空港)を結ぶ直行便を5月25日に就航した。
その初便となるXT402便の出発前に、成田空港第2ターミナルの97番ゲート前では就航記念セレモニーが開催された。
現職の機長(キャプテン)でもあるという同社CEO、スリスティオ・ヌグロホ・ハヌング氏は来賓へ感謝を述べると「インドネシアの私たちは日本に大変興味があり、特に東京は憧れの渡航先です。東京への直行便はインドネシアの人々の夢を叶えるといっても過言ではありません。
インドネシアと日本の友好関係を考えても、この新規路線の意義は非常に大きいと考えています。本日の初便は、90%が日本人のお客さまにご搭乗いただいています。この大きな反響を受けて、6月18日より毎日運航することが決定いたしました。
増便により、多くの日本人のお客さまがバリ島を初めて訪れ、周辺の魅力的な島々にもお越しいただけると考えております。バリ島ではきっと新たな発見があると思います」と挨拶した。
また、既報のとおり、本日限定で成田発~デンパサール着の片道航空券を1万円(諸税別)で販売するキャンペーンを実施することに触れ、「バリ島のほかにも、ジョグジャカルタ、ソロ、スラバヤ、バンドンにもエアアジアのネットワークを使ってぜひ訪れてください」と続けた。
国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 木村茂夫氏は、関係者に向けて新規就航を祝うと「インドネシア・エアアジアXは、成田空港へ定期就航している航空会社として97社目にあたります。偶然にも本日の出発ゲートも97番ですね。
デンパサール、バリ島は人気のリゾート地として日本からも多くの観光客が訪れています。本日の就航によってリーズナブルな価格で往復できるようになるわけですが、さらに日本人観光客が増えることを期待しております。
また、逆にインドネシアの方々が日本を訪れる機会も増えるのではないかと思います。政府観光局の資料によると、2016年にインドネシアから日本を訪れた観光客は27万1000人ということで、対前年度で32.1%のプラスだそうです。2020年、2030年に向けて、さらに訪日観光客が増えることを期待しております」と新規路線への期待を語った。
スピーチのあとにはテープカットならぬレイカットが行なわれ、セレモニーは終了。乗客346名(+幼児2名)を乗せたXT402便は、9時40分にプッシュバックを開始。バリ島に向けて飛び立っていった。