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JAL、東京~ニューヨーク線の就航50周年記念セレモニーをジョン・F・ケネディ国際空港で実施
「JALはこの東京~ニューヨーク線でお客さまに育てていただいた」と大川専務
2016年11月13日 20:14
- 2016年11月12日(現地時間) 実施
JAL(日本航空)は11月12日、東京~ニューヨーク線を就航してから50周年を迎えるにあたり、ジョン・F・ケネディ国際空港で記念セレモニーを実施。搭乗客への記念グッズのプレゼントなども行なった。
JALの東京~ニューヨーク線は1966年(昭和41年)11月12日、DC-8型機「SETO号」(登録記号:JA8015)を使い、東京からホノルル、サンフランシスコを経由してニューヨークまでを結んだ。就航当時の所要時間は東京~ニューヨークが19時間、ニューヨーク~東京が22時間。
就航当時は週2往復で運航されたが、その後1967年3月6日の「世界一周線」開設とともに週5往復に増便。1968年6月16日にはDC-8-62型機の就航により所要時間を4時間短縮、1983年7月1日にはボーイング 747-LR型機の就航により直行便の運航を実現と、JALはニューヨーク路線において新しい機材、サービスを提供してきた。最近では2014年3月30日にボーイング 787-8型機を導入し、週7便から14便に増便している。
チェックインカウンターやゲートは東京~ニューヨーク線50周年を祝う演出に
JL005便が出発する第1ターミナル第2ゲートでは、50周年を記念したセレモニーを実施。JALの歴代CA(客室乗務員)の制服のなかから3代目(1960年~1967年)、5代目(1970年~1977年)、6代目(1977年~1987年)の制服を着用したCAが搭乗客とのフォトセッションを行ない、和太鼓グループ「僧太鼓」による太鼓演奏も披露された。
「JALはこの東京~ニューヨーク線でお客さまに育てていただいた」
セレモニーでは日本航空 代表取締役専務 執行役員である大川順子氏が登壇し、「1966年の11月12日に日本航空は東京とニューヨークを結ぶ路線を開設してから今日で50年になります。こうして50年間飛び続けてこられたのも、皆さまのご支援のおかげでございます。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。
そして自身がCA出身であり、たびたびニューヨーク線に乗務してニューヨークを訪れたことに触れ、「この刺激的でエネルギッシュな街が私は大好きです。そして、ニューヨーク線は新しいサービス、新しい機材を一番に導入する路線になっておりまして、私どもにとりましては、この路線からお客さまに育てていただいたという感謝の気持ちでいっぱいでございます」と挨拶した。
「ジョン・F・ケネディ国際空港もニューヨーク線とともに成長」
続いてJALが使用している第1ターミナルのディレクターであるSteve Rowland氏が登壇し、「本日はニューヨーク線就航50周年記念、大変おめでとうございます。ターミナル1として、50年の歴史の内18年間を日本航空と歩んでこられたことを心から喜ばしく思います」とお祝いの言葉を述べた。
JALは第1ターミナル開港の1998年から乗り入れており、営業の拡大、発展にも寄与し、第1ターミナルは現在24の航空会社が乗り入れ、国際線は43都市と結ばれ、そして年間720万人を迎えることができるようになったと、感謝を述べた。そして「50年後にもこうしてお祝いできることを楽しみにしております。本日は本当におめでとうございます」と挨拶を締めくくった。
日本政府観光局のニューヨーク事務所所長や、JL005便の機長も挨拶
また、JNTO(日本政府観光局)ニューヨーク事務所の所長である岩田賢氏からは、JALがニューヨーク路線を就航した1966年当時、日本を訪れる米国人は年間約22万人だったものが、現在は100万人を超える規模になっていると説明し、「これもひとえに日本航空の皆さまのご尽力と思いますので、感謝申し上げます。就航50周年、まことにおめでとうございます」との挨拶があった。
セレモニーの最後にはJL005便を担当する機長の飯山昇氏が登場し、「50年の歴史の重みを感じながら今日も1便1便、50年前と変わらない安全で快適なフライトを心がけて操縦してまいります」と、搭乗者に挨拶した。