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東亜国内航空がDC-9型機でスタートしたJAL 仙台~福岡線開設40周年記念セレモニー
機内茶菓に採用された「萩の月」は大ヒット
2018年3月1日 16:48
- 2018年3月1日 開催
JAL(日本航空)は仙台~福岡線の開設40周年を記念して、仙台国際空港で記念セレモニーを開催した。
仙台~福岡線は、1978年3月1日に当時の東亜国内航空がDC-9型機(128席)を使い1日1往復2便で就航。運賃は大人が片道2万7600円だった。今はJALグループのJ-AIR(ジェイエア)がエンブラエル 190型機(95席)を使い、1日2往復4便を運航している。
セレモニーは仙台11時20分発のJL3530便を対象に、その出発前に国内線4番ゲート前で開かれた。
J-AIRの仙台国際空港~福岡空港線(2018年3月25日~5月31日)
JL3530便:仙台(11時20分)発~福岡(13時25分)着
JL3538便:仙台(16時20分)発~福岡(18時25分)着
JL3531便:福岡(09時00分)発~仙台(10時45分)着
JL3537便:仙台(14時00分)発~仙台(15時45分)着
仙台国際空港が民営化された日にエンブラエル 190型機を導入できたことは「大変な喜びだった」
セレモニーでは主催者を代表してJAL 東北支店長 筈見(はずみ)昭夫氏が悪天候の中セレモニーに立ち会った乗客や来賓に感謝を述べ、2016年7月1日に仙台国際空港が民営化された日にエンブラエル 190型機を導入できたことは「大変な喜びだった」と振り返った。
現在仙台空港からは福岡のほかに新千歳(札幌)、伊丹(大阪)、福岡へ運航しており、伊丹線は5月7日から、1日7往復14便から8往復16便に増便することに触れ、「ますます仙台の皆さまにご愛顧、ご搭乗される航空会社を目指していきます。JALグループは世界一お客さまに選ばれるエアラインを目指してがんばってまいります」と述べて、あいさつを締めくくった。
40年前に「萩の月」が仙台~福岡線で採用されたことが初めての取り引き
続いて仙台のお土産として有名な「萩の月」を製造する菓匠三全から、代表取締役社長の田中裕人氏が来賓を代表して挨拶した。
40年前、「萩の月」という商品名が決まったばかりでどこにも販売していないころ、東亜国内航空の担当者と面会する機会があり、そこで「萩の月」が仙台~福岡線の機内で提供する茶菓として採用されたことが初めての取り引きだったエピソードを紹介。
就航時は仙台空港はまだ小規模な空港で、飛行機に乗ることもとてもめずらしいことだったが、今では大きな空港になり、さまざまな都市とつながっていること、そして「萩の月」が1日10万個売れるまでに成長したことが感慨深く、「これからもさらなる発展と、JALさんがますます大きく、全国津々浦々に飛行機を飛ばして活躍されることを心からお祈りしております」と話し、あいさつを終えた。
セレモニーが終わり搭乗が始まると、筈見氏やJALスタッフらが乗客にメッセージカードとともに「萩の月」を手渡しし、出発を見送った。67名を乗せたJL3530便は12時5分にプッシュバックを開始。福岡空港へ飛び立っていった。