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デイリーで最新仕様の787-9型機(SS9II)が飛ぶJALの大連路線が20周年を迎える
「中国第3の就航都市として約200万人にご利用いただいた」と大連支店長の笹原氏
2017年11月2日 20:12
- 2017年11月2日 実施
JAL(日本航空)は11月2日、中国・大連へ就航20周年を迎え、大連国際空港の搭乗ゲート前で記念セレモニーを実施した。
同社の大連線は中国で3都市目の乗り入れ地として、1997年11月2日に関空~大連線が開設、週2往復で運航を開始。翌1998年7月1日には成田~大連線を開設し、同じく週2往復で運航を行なった。関空~大連線の自社便が運休したあとも週4往復、週7往復と増便を重ね、今日に至っている。なお、現在の成田~大連線はビジネスクラスに「JAL SKY SUITE III」を搭載する最新仕様のボーイング 787-9型機(SS9II)を導入。当初は火曜日のみだったが、冬季スケジュールでは毎日SS9IIで運航している。
この日、チェックインカウンターやゲート前はさまざまな趣向を凝らした装飾を施しており、チェックインカウンター周辺は卓上カレンダー風の大型記念パネルや切手風のフォトパネルが並び、ゲート前では就航当時の記念品を展示したり、市松模様の記念パネルや扇状の記念パネルを設置したりしていた。
成田からのJL827便は定刻より早く11時20分過ぎに着陸、27番スポットにランプイン。到着ロビーの手前では、降機した乗客に向けて横断幕で搭乗の感謝と大連線が20周年を迎えたことを伝えた。
一方、大連発JL828便の定刻(13時00分)の1時間ほど前には27番ゲート前でセレモニーが始まり、JAL 中国総代表室 大連支店長の笹原信氏が「1997年、北京、上海に次ぐ中国第3の就航都市として大連路線の運航が始まり、これまで約200万人のお客さまにご利用いただきました。これもひとえにお客さまのご支持、大連空港関係者の皆さまのご支援の賜物です」と挨拶を行なった。
続いて大連国際机場 総経理の孫海氏が「大連の民間航空業界の発展に、たゆまぬ努力を続ける日本航空に感謝しています。大連空港の今年の取り扱い旅客数は1720万人と予想しており、対前年比では12.7%、運航便数は北京と上海に次ぐ第3位となりました」と大連の現状を報告。
最後にJL828便の機長を務める牛田憲幸氏が登壇し、成田~大連線に投入しているボーイング 787-9型機について、より揺れの少ない高い高度を飛ぶように設計されており、それでいて客室内の与圧高度を低く抑えることで身体への負担が小さくなっていること、乾燥しがちな機内の湿度をコントロールして快適なフライトが行なえることなどを説明した。
その後、関係者によるテープカットを経て、JL828便の搭乗が始まると、乗客には搭乗証明書と非売品のドラえもんトートバッグをプレゼント。エプロンに降りたスタッフに見送られて、159名を乗せたJL828便は成田へと向かった。