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国内外の観光を盛り上げる「Let's go 海外!×Tokyo City i」開催
各地の名産品、観光名所を手軽にチェック
2016年7月2日 23:22
- 2016年7月2日 開催
ANTOR-JAPAN(駐日外国政府観光局協議会)は2日、東京駅にほど近いJPタワー・KITTEの地下1階となる東京シティアイで、「Let's go 海外!×Tokyo City i」と題した観光PRイベントを開催した。毎年7月の第1土曜日に開催しているイベントで、2016年で11年目。
通常はタイトルにもあるように海外の観光スポットの紹介を中心としているが、今回はパリのテロ事件に端を発する欧州観光の手控えムードの打破や、熊本地震の余波で影響を受けた九州地方を盛り上げるというテーマが加わり、国内外のさまざまな地域の最新観光情報が凝縮されたイベントとなった。ここでは、出展している各ブースについて写真を中心に紹介する。
ツーウェイツーリズムで国内外の観光を元気に
イベントの主な内容は、各国・各地域が出展するブースでの名所、名産の紹介や試食、ミニステージでのプレゼンテーションなど。イベント全体のスペースはコンパクトで、各ブースがほとんど隙間なく寄り集まっていることもあり、どの国・地域のブースにもまんべんなく立ち寄りやすい。豊富にあるパンフレットを受け取れるだけでなく、ブースの担当者に気軽に質問できる親しみやすさもある。
開会式ではANTOR-JAPAN会長のエドワード・片山氏が挨拶した。フランス・パリなどで発生したテロ事件や移民問題による不安を背景に欧州の旅客数が減少していること、熊本地震で九州の観光産業もダメージを受けつつあることを念頭に、ANTOR-JAPANとして「インバウンドとアウトバウンドのツーウェイツーリズムで、国内外の観光を元気にしたい」とイベントの主旨を説明した。
また、同氏は「テロをはじめとする安全の問題を気にする人は多いが、業界としてその地域を避けてしまうのはテロに屈したということにもなる。今はあえて観光を楽しむことが重要。我々ANTOR-JAPANは観光プラットフォームとしての役割を果たし、旅のよさや大切さをみなさんに理解してもらえるように努力していく」ともコメントした。