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無印良品、15年愛されてきた定番「ハードキャリーケース」がリニューアル。世界旗艦店に並ぶ新モデルを見てきた
2026年6月30日 06:00
- 2026年5月 取材
2011年に発売した、無印良品の看板トラベル用品「ハードキャリーケース」。旅行や出張の定番アイテムとして知られている商品が、この春に過去最大級のリニューアルを実施した。
今回は、約140台という圧倒的な品揃えを誇る世界旗艦店「無印良品 銀座」(東京都中央区銀座3-3-5)へ足を運び、新モデルの特徴と4階 トラベル用品売り場を取材。
不動の人気を誇る機内持ち込みサイズから、インバウンド需要で動向が変化しているという大型サイズまで、全国と銀座店で異なる売れ筋の傾向や、知っておきたい購入のタイミングなどをお届けする。
「過去最大」の進化を遂げた2026年仕様のポイント
バーを自由に調節できるハードキャリーケース
価格・カラー:
[20L]1万9900円、黒のみ
[36L]2万2900円、9色展開
[75L]3万1900円、9色展開
[105L]3万8900円、5色展開
容量・サイズ・重量:
[20L]1~2泊、47×32×20.5cm、2.7kg、機内持ち込み対応
[36L]2~3泊、54×37×24cm、2.9kg、機内持ち込み対応
[75L]6~7泊、71.5×46×26cm、4.6kg
[105L]9~10泊、77×52×29cm、5.1kg
Webサイト: ネットストア
2026年仕様における最大の変更点は、ユーザーからの要望も多かった「ダイヤル式TS(TSA)ロック」の初搭載。機内持ち込み対応の36Lサイズで比較すると、旧商品から+3000円の値上げ(2万2900円)となっているが、物理鍵を別で管理する手間がなくなるメリットは、移動の多い旅行・出張者や「鍵をどこにしまったか」うっかり忘れがちな人にとって価格以上の価値があるはずだ。万が一暗証番号を忘れてしまったときも、付属の鍵で解錠できるという。
外装は、しっとりしたツヤのある質感から初期モデルと同じ「シボ感」のある加工に変更。表面に微細な凹凸を施しザラザラとした質感にすることで、従来モデルよりも傷が目立ちにくくなっている。
カラー展開は、海外市場への本格的な進出を視野に入れた全9色(主要サイズ)に拡充。ファッショントレンドや各地域の文化、肌の色などを考慮し、定番の黒やグレーに加え、ボルドーやオレンジ、スモーキーグリーンといった鮮やかな新色が登場している。
色数が増えることにより、自分の好みに合わせて選べるのはもちろん、家族やグループ内で色が被りにくい、空港の預け荷物返却時に見つけやすいなどのメリットも。なお、最大容量・105Lは、現時点でベーシックカラー5色のみ(白/グレー/グレージュ/ネイビー/黒)の展開となる。
そのほか走行音が静かな双輪キャスターや、好みの高さで使える無段階調整キャリーバー、電車移動に便利なキャスターストッパーといった、これまで支持されてきた機能も引き継いでいる。
人気のサイズ・カラーは? 世界旗艦店・銀座では異なる傾向も
良品計画に全国の店舗およびネットストアでの販売実績を尋ねたところ、汎用性の高いサイズと色が上位を占めていた。
2026年仕様「ハードキャリーケース」販売実績
1位: 黒・36L
2位: 黒・75L
3位: グレー・36L
4位: グレージュ・36L
5位: ネイビー・36L
全体としては、機内持ち込み可能な36Lサイズに人気が集中しており、カラーは従来モデルでも全体の3〜4割を占めていた「黒」が引き続き支持されている。
対して、世界旗艦店である銀座店では、やや異なる風景が広がっているという。「無印良品 銀座」4階フロアマネージャーの森菜々子氏によると、同店では75Lや105Lといった大容量サイズが圧倒的に支持されているとのこと。
銀座店では1階に抹茶風味のお菓子コーナーを設けるなど、インバウンド比率が高く、銀座エリアで購入した大量の土産物をその場でパッキングして持ち帰るという、同店ならではの客層の購買行動が反映されているようだ。トラベル用品売り場では、ホテルの客室でよく見かけるバゲージラックも独自に用意している。
賢く手に入れるための「売れる時期」と「アフターケア」
実際に購入を検討するうえで把握しておきたいのが、需要のピークとアフターケアの体制。良品計画によると、2025年4月〜2026年4月においてもっとも売れた時期は「無印良品週間」を開催した3月と10月、および夏休み前の7月。年末年始の旅行・帰省シーズンに向けて11月~12月も比較的多くなっているとのこと。
必要になったときに購入するという人よりは、お得なタイミングで計画的に購入する人のほうが多いようだ。店舗によっては無印良品週間だけでなく、施設・対象者限定の「ルミネカード10%オフキャンペーン」「マルコとマルオの10日間」などでも10%オフになるので、あわせてチェックしてみよう。
また、購入日から2年間の保証が付帯する点も、長く愛用するうえでの安心材料だ。この保証は通常モデルのみならず、「MUJI Labo」シリーズとして2025年春から展開している「アルミハードキャリーケース」(34L 7万9000円、60L 9万9000円)も対象となっている。
目印になる「識別バンド」と自分だけの1台にアレンジする方法
多くのユーザーに選ばれる製品だからこそ、空港などでの取り間違いなどを防ぐ目印がほしい。そんな声に応えるべく、2026年春から「シリコーン識別バンド」(S/Lサイズ、各390円)を新たに展開している。
カラーは黒、オレンジ、ブルー、グレージュの全4色。キャリーケースの引き手に装着しやすいLサイズのほか、有線イヤフォンや充電ケーブルをまとめる結束バンドとしても活用できるSサイズの2種類を取りそろえている。
ちなみに無印良品のスタッフの間では、かつてより引き手にバンダナを巻くなど、気分によって元に戻せる目印を付ける工夫がなされてきたという。
ステッカーによる恒久的な加工ではなく、機能的でありながら、飽きのこない「機能としてのデザイン」という哲学。無印良品のキャリーケースが旅の定番として選ばれ続ける本質的な理由がそこにあった。
「無印良品 銀座」店舗情報
所在地: 東京都中央区銀座3-3-5
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅(B4出口)から徒歩3分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅(5番出口)から徒歩3分
JR山手線 有楽町駅(中央口)から徒歩5分
営業時間: 11時~21時
















































