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防災バッグの代わりにキャリーケースを。イオン「いざ活」イベントで蝶野正洋が提案「パッキング感覚で備えよう」
2025年8月7日 17:16
- 2025年8月7日~ 展開
イオンリテールは、イオンの防災推進活動「いざ活」を8月7日から展開する。同日、イオンスタイル品川シーサイド(東京都品川区東品川4-12-5)でオープニングイベントを開催した。
いざ活は、誰もが災害を「自分ゴト」として捉え、いざというときに適切な行動を取れるよう呼びかける取り組み。イベントには、いざ活のアンバサダーを務めるプロレスラー・蝶野正洋さんが出演。蝶野さんは新日本プロレス退団後、東京消防庁のAED救命講習を受けたのをきっかけに、地域防災などの啓蒙活動に取り組んでいる。
いざ活について「地域や家族のみんなで協力しあうのはもちろん、自分自身が身をもって防災対策に取り組むのが大切だと思った。どんどん広めていきたい」と意気込みを語った。
関東・北陸信越・東海・近畿・中四国の「イオン」「イオンスタイル」約380店舗では、いざ活コーナー(売り場)を展開するほか、一部店舗では非常食の試食会や各地域の消防署によるAED救命講習などのイベントも実施予定。
売り場では、日常での備えとして「防災キャリーケース」「防災ポーチ」「防災ギフト」を提案する。
防災キャリーケースは、旅行や出張用に自宅で保管しているキャリーケースを防災リュックの代わりに使用すること。収納スペースを有効活用できるのはもちろん、有事の際に持ち出しやすく鍵をかけられる、フロントオープンやサイドジッパータイプは避難所や車内など狭い場所でも荷物の出し入れがしやすいといったメリットがある。
例えば、3~5泊向けで容量58Lの「トップバリュ サイドオープンジッパーキャリー Mサイズ」(1万9580円)だと、おおよそ1人分の防災バッグと緊急トイレ、非常食、飲料水が収納できるようだ。
アンバサダーの蝶野さんも「旅行の準備をする感覚でキャリーケースに必要なものを用意したいですよね」とコメント。防災バッグの中身については「非常食に加えて、現金も準備しています。停電になるとお店のレジが使えなくなるかもしれないので」と明かした。
防災ポーチは、災害時に見落とされ、物資が不足しがちなスキンケアやメイク、フェムケアなどのアイテムを1つのポーチにまとめて常に携帯すること。いざというときもいつものアイテムで最低限のケアができるよう、女性の若手社員を中心に商品を厳選したという。
なかでもこだわったポイントとして、イオンリテール H&BC本部 デイリーコンビニエンス商品部の野村佑希氏は、「メイクなら『眉だけは描いておきたい』とみんなの意見が一致したのがアイブロウペンシル。デリケートゾーンに使えるウェットシートもできるだけコンパクトなものを探しました」と話した。
防災ギフトでは、離れて暮らす親や子供へ「安心」を贈ることができるカタログギフトや防災セットをラインアップする。蝶野さんは「お中元・お歳暮もこれでいいかも」と興味津々。
イオンの「大切な人を守る備えを贈ろう」というメッセージを受けて、「夫婦喧嘩したときに緊急避難できるよう、準備しておくのもよいかもしれませんね」と会場の笑いを誘った。
オープニングイベントの最後には、東京消防庁 品川消防署によるAED講習を実施。職員による実演のあと、一般客の2名が「武藤敬司が倒れている」という想定で救命活動を体験した。

















































