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北陸新幹線 金沢~敦賀、来春3月16日に開業決定! 福井県の4駅で整備が進む
2023年8月31日 16:34
- 2024年3月16日 開業
北陸新幹線の延伸区間(金沢~敦賀)の開業日が2024年3月16日に決定し、東京から福井県まで乗り換えなしでアクセスできるようになる。
今回の開業により東京駅~福井駅の所要時間は、現状の東海道新幹線を利用した場合(3時間24分ほど)に比べ約30分短縮され、最短2時間51分となる見込み(東京駅~敦賀駅は最短3時間8分)。
福井県によれば、県内4か所で新幹線駅が整備され、駅前や観光地でも着々と準備が進んでいるという。
芦原温泉駅
全体を落ち着いた色と木調で仕上げ、趣ある和のイメージで「あわら温泉」の癒やしと旅情を表現。
駅西口には、にぎわい施設「アフレア」がオープンし、1階にはホールや観光案内所、2階には「ふくいミゅ~ジアム」が開設される。イベントやマルシェも開催予定。
福井駅
人気観光地の一乗谷朝倉氏遺跡「唐門」をモチーフにした木調のルーバーと、明るく開放的なガラス面を組み合わせたデザイン。コンコースには県産木材や和紙も使用している。
駅前では複数の再開発が進み、県内最高の地上約120mのホテル棟などもオープンする。
越前たけふ駅
県内駅で唯一、JRの駅に併設しない新駅。越前市に飛来するコウノトリをモチーフとし、越前和紙の「流し漉き」照明などで伝統工芸産地が集まる丹南エリアをアピール。
新幹線の開業に先立ち、隣には道の駅「越前たけふ」が3月にオープン。地元の海鮮が味わえるレストランやBBQ施設も備わる。
敦賀駅
北陸新幹線の当面の終着駅。整備新幹線の駅としては建物の高さ日本一で、デザインは敦賀湾の波の煌めきと豊かな自然をイメージに完成する。
隣には、複合施設のTSURUGA POLT SQUARE「otta(オッタ)」が昨秋オープン。全国初の公設民営書店で映えスポットとしても人気の「ちえなみき」やホテル、飲食・土産店などを併設している。
福井県立恐竜博物館
そのほか県内の観光地でも北陸新幹線開業に向けて磨きをかけており、福井県立恐竜博物館(福井県勝山市村岡町寺尾51-11)は7月14日にリニューアルオープンしたばかり。
全身骨格化石の展示は44体から50体に増え、新館では高さ9m、幅16mの巨大な3面スクリーンで迫力満点のCG恐竜映像が見られる。本物の道具を使ってクリーニング体験などができる「化石研究体験室」も新設された。