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ファンなら一目で分かるはず! ディズニーランド&シーの制服がTシャツやバッグに。開発秘話を聞いてきた

「東京ディズニーリゾート サーキュレーティングスマイル」第3弾が本日発売

2023年6月22日 発売

役目を終えたコスチュームを活用した「東京ディズニーリゾート・サーキュレーティングスマイル」第3弾

 東京ディズニーリゾートのお土産やグッズに、リサイクルやアップサイクルされたアイテムがあるのをご存じですか?

 実は2022年から「東京ディズニーリゾート・サーキュレーティングスマイル」として、商品開発・販売を行なっているんです。今回は第3弾の発売に合わせて、開発者にお話を伺うことができました。

第3弾はコスチュームをそのまま活用。特徴的な柄でひと目で「あのお店!」と分かります

 2022年よりスタートした「東京ディズニーリゾート・サーキュレーティングスマイル」は、パーク内で回収したさまざまな素材を活用するプログラム。地球にやさしく、人にやさしいをテーマしたグッズ「LET'S START WHERE WE CAN!」の取り組みの1つとして展開しています。

 これまで第1弾「ペットボトルやコーヒーの豆かすを活用したグッズ」(2022年7月)、第2弾「キャストが着用するコスチュームをリサイクルしたグッズ」(2022年11月)を発表・販売してきました。

アップルサイクル前のコスチュームたち(東京ディズニーランド)
コスチュームのリニューアルに伴い新たな命を吹き込まれます(東京ディズニーシー)

 新たに第3弾として6月22日に発売されたのが、「キャストのコスチュームの生地をそのまま活かしたグッズ」。全8アイテム。

「チャイナボイジャー」の楽園感たっぷりのビビットなカラーリングと柄を活かしています
ハイビスカスと襟のレース使いが印象的だった「ポリネシアンテラス・レストラン」コスそのままの華やかさ
ジェラートが大人気だった「ゴンドリエ・スナック」はストライプが印象的

 東京ディズニーランド「チャイナボイジャー」「ポリネシアンテラス・レストラン(アドベンチャーランド・バザール含む)」、東京ディズニーシー「ゴンドリエ・スナック」のレストランとショップのコスチュームを、そのまま「キャンバストートバッグ」(各1万8000円)、「Tシャツ(M/L)」(各1万5000円)にアップサイクル。パークで一度は見かけたことのある、あの特徴的な柄のアイテムを手に入れることができるんです。

懐かしの柄のアイテムが手に入りますよ!

ポケットやネームタグホルダーもそのまま。「ノーチラスギフト」アイテムは要チェック!

 東京ディズニーシー「ノーチラスギフト」のコスチュームを使った「ショルダーバッグ」(1万9000円)、「トートバッグ」(2万6000円)も登場。こちらは「まさにそのまま!」というのにふさわしい原型を活かした仕上がりです。

ジャケットのフロント部分がそのまま! 思わず着たくなる「トートバッグ」
ネームタグホルダー部分もそのまま!キャスト仕様なので、キープ力もお墨付き
針部分をループに通すことでコスチュームが傷つかない仕様なんですね
同じ生地で製作したロゼット付き。「ぬいぐるみバッジ」や40周年ならではの「ドリームガーランド」も付けたいですね

「ショルダーバッグ」は通常キャストのネームタグを留めるホルダーがそのまま付属! 「ぬいぐるみバッジ」をはじめお気に入りのアイテムが手軽に付けられます。ネームタグ裏は、キャストにならない限り触れることができない部分。かなりパークファン魂がうずきますよね。

中央のファスナーもしっかり開くんです
タグの「CAST COSTUMES」にチェックが

「ショルダーバッグ」もスラックスのポケットをそのまま活かしたデザインを採用。「意外とポケット深め!」など、キャストがオペレーションを行ないやすいよう工夫されている部分も垣間見ることができます。

「ショルダーバッグ」はコスチュームの面影をそのまま残しています
ベルトループやポケットはそのまま、ミッキーシェイプの金糸刺繍で特別感をプラス
ポケットにはあえてキャスト気分でペンを挿したい気分
手を入れてみましたが、深めでした。これなら物もしっかりホールドできそう!
右ポケットと左ポケットで仕様が違います。両方合わせると元の形が表われます

「実際に着られていた歴史も刻まれた、味わい深い1点もの。ぜひパークで使って」と商品本部 下境さん

 開発を担当したオリエンタルランド 商品本部 商品開発部の下境さんは、今回の第3弾について「2022年のコスチュームリニューアルがきっかけ。出番が終わったものをもう一度形にできないかと企画が始まりました」と話してくれました。

開発を担当した株式会社オリエンタルランド 商品本部 商品開発部 下境さん

 選ばれたレストラン・ショップの基準については「柄やデザインに特徴的な部分が多いキャストのコスチュームのなかでも特にゲストに印象深いと思われる4着を選びました」とのこと。確かに一目で「あっ! あのお店だ」と分かると同時に思い出もよみがえりますよね。

「ノーチラスギフト」のコスチュームを使った「トートバッグ」のボタンもそのまま
前見頃のデザインを活かしたことが一目瞭然です

 ちなみに、元になった素材をそのまま使ったアイテム制作は今回が初めて。そのため「できる限り素材を活かしたうえで商品にすることを意識しました」と言います。さらに「ボタンをよく見るとそれぞれ色が異なっていたり、パークで実際に着られていた歴史も刻まれています。それも含めて味わい深い1点ものに仕上がっているはず」と語ってくれました。

確かに! それぞれ柄の出方がとっても違います
お気に入りの柄と出会う楽しみもあります
ミッキーマウスのアップリケも柄の出方がかなり違いますね

 また、こだわりとして「1つとしてミッキーマウスのアップリケ部分に同じ柄がないこと。まさに世界で1つのアイテムなんです」と自分だけの1点と出会うための楽しみもプラスしたそう。

新アイテムが並んだ「アドベンチャーランド・バザール」店内
販売店舗「アドベンチャーランド・バザール」こちらは東京ディズニーランド側の2着のアイテムのみ取り扱いです
同店舗のコスチュームもアップサイクルしているので、ある意味里帰りです

 ちなみに、バッグやトートにTシャツなど小物ではなく大物にした理由については「できればゲストに、こちらのアイテムを持ってパークに遊びに来ていただきたいなという部分があったので、このラインアップに。身に着けてパークをお楽しみいただいたり、荷物を入れてパークにぜひ持参してほしいです」とコメント。

 なお、パークファンとしては「アトラクションやほかのフードやレストランもぜひ!」とお願いしたいところですが、「今後の展開については未定ながら、同様の取り組みは続けていきたい」とのこと。続報を心待ちにしましょう!