旅レポ

ANAの直行便でクアラルンプールへ! マレーシアで開運&美スポット巡り(その1)

羽田発の深夜便で早朝に現地到着。新名所近のブティックホテルで優雅な初日を

アフタヌーンティーで紅茶を飲みながらゆったりとホテル滞在を楽しんで

 マレーシア政府観光局とANA(全日本空輸)が、1月末から2月にかけてプレスツアーを開催。テーマはクアラルンプールと周辺エリアを中心にした「開運・願掛け&パワースポット巡り」。人々が集う場所や建築美、さらにグルメをたっぷり堪能したツアーの様子をお届けする。

 日本出発は羽田空港を0時05分に出発し、クアラルンプール国際空港に6時45分に到着するNH885便。使用機材はボーイング 787-8型機。Webチェックインを事前に行なっていたため、サクッと荷物を預けて保安検査場&出国審査場へ。スムーズに機内へと入りマレーシアヘの旅がスタートした。

空港到着と同時にチェックインカウンターへ
早めに着いたので混雑もなかった
Webチェクイン済みだったので、荷物をスムーズに預けて検査場へ

 シートは3-3-3の配列。毛布、枕、ヘッドフォンが置かれていた。足元にはユニバーサルAC電源を発見。9インチのタッチパネル式液晶モニターの下部にはUSBポートやイヤフォンジャックを装備。足元にはネットタイプのフットレストも。

シートピッチは31インチ(約79cm)で足元もゆったり
足元にはユニバーサル電源もあり機内でのPC作業時に便利だ
9インチのモニターとともにUSBポートなどを用意
毛布、枕、ヘッドフォンの3点セット

 着陸後機体が安定するとスナックを配布。深夜便なのでちょっとつまめる程度の量がうれしい。「カントリーマアム」と「ハラール&ベジタリアンおかき」に、「始元水きりしまの名水」がセットに。ドリンクは「香るかぼす」をオーダー。ほどよく時間がたったところで就寝時間に入る。

 着陸1時間前のタイミングで朝食に。「パンケーキ&ポーチドエッグ」をチョイス。パンケーキは頬張ると中央のメープルシロップがじゅわっとあふれ出し、幸せ気分に。ポーチドエッグのトロッと感も絶妙だった。ドリンクは国産野菜を使用したこだわりスープが話題の「茅乃舍」のコラボスープ「茅乃舍 野菜だしスープ」に。温かな味わいでホッとひと息。着陸前にキャンディーのサービスも。

スナックは「カントリーマアム」と「ハラール&ベジタリアンおかき」
朝食は「パンケーキ&ポーチドエッグ」をチョイス
メープルシロップはパンケーキを頬張ると中からあふれ出る仕様だった
着陸前にキャンディーのプレゼントも

 クアラルンプール国際空港に到着してエアロトレインに乗車し、入国審査を経てもまだ外は真っ暗。1月末のマレーシアの日の出は午前7時過ぎとのこと。

 なお、同空港は黒川紀章氏が設計に携わっており「Airport in the forest, Forest in the airport(森の中の空港)」がテーマ。自然と建物の調和を重要視したデザインで木々の間をトレッキングできる「KLIAジャングルボードウォーク」も用意。緑豊かな空間でリラックスができる。

クアラルンプール国際空港に到着しエアロトレイン乗り場へ
こちらは帰国時の様子。景色を楽しむならば先頭がお勧め
空港内の「KLIAジャングルボードウォーク」も立ち寄ってみよう
現代建築と緑のなかを散歩できる

 なお、帰国便はNH886便。クアラルンプール国際空港14時15分発、羽田空港22時05分着の便だ。機材は行きと同様、ボーイング 787-8型機。スナックは「ハラール&ベジタリアンおかき」だ。

 ハラール認定済みのランチは「白身魚のグリル バジルソース」を選択。前菜に「コールスローサラダ スモークサーモン ミックスレタス ケッパー」、麺に「うどん レッドコーラルレタス トマト ツナマヨネーズ 青葱 麺つゆ」、ブレッドに「カイザーロール」、デザートに「マンゴーケーキ」となっていた。到着前の軽食は「クロワッサンサンドイッチ(チェダーチーズと野菜)」。

帰国便はクアラルンプール国際空港14時15分発のNH886便
「ハラール&ベジタリアンおかき」と「始元水きりしまの名水」。疲れた体にしみ込む「香るかぼす」もオーダー
ランチは「白身魚のグリル バジルソース」を選択
軽食は「クロワッサンサンドイッチ(チェダーチーズと野菜)」だった

クアラルンプール市内のブティックホテルでちょっと贅沢なホテルステイを楽しむ

 マレーシア滞在時に宿泊したのは2017年にオープンしたばかりの「ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション」。朝食付きで比較的リーズナブルな価格のうえ、サービスもよいと評判だ。

「デラックスルーム」は約30m2でキングベッドまたはシングルベッド2台を設置。ふんわりとした寝心地の羽毛布団がうれしい。洗面台がベッドルーム側にあり、別々で使えるのも二重丸。鏡には女優ライト的な装飾が施してありメイクもしやすい。バスルームはシャワーにレインフォレストシャワーの2種類を完備。シャンプー&リンスとボディーソープは備え付けとなっている。

 アメニティは歯ブラシキットにソープ、「AROMATHERAPY ASSOCIATES」のボディーローション。イランイランとホワイトラベンダーの香りで夢心地に。

「ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション」
約30m2の「デラックスルーム」
扉の向こうには市内が見える。明るい光が差し込んできて気持ちがよい
ベッドルーム側に洗面台があるので、2人で泊まっているときに便利
バスルーム。シャワーは数秒でお湯になり、お湯の勢いがよいので疲れを取るのに重宝
アメニティは歯ブラシセットとボディーローション、ソープなどが揃う。シャンプー類は備え付け

 ドライヤー、ケトルに無料のミニバーはサイドの扉の中に。コーヒーメーカーは50インチの薄型テレビの下に設置。ボックスを開けるとマレーシアの老舗ティーブランド「BOH」の金黄特級紅茶にジャスミンティー、煎茶などが揃っている。スリッパやバスローブ、アイロン&アイロン台はクローゼット内に一式。広めのデスクトップには、内線やメモ&えんぴつ。そばにはキャンディ類のサービスも。なお、ユニバーサルタイプのACコンセントがデスク脇に3カ所。枕元にも1カ所ずつあるなど、かなりの数で充電時に大活躍してくれる。

扉を開けるとセキュリティボックスやミニバー、ケトルにドライヤーが入っている
ミニバーのドリンクは無料。ペプシや紅茶、レッドブルなどが並ぶ
50インチのテレビの下にはコーヒーメーカー
ボックスの中には“BOH”の紅茶など各種お茶類が入っている
クローゼット内にはスリッパやバスローブ、アイロンと台を用意
デスクは作業しやすい広めのタイプ。横にはユニバーサルタイプのコンセントが3カ所

 ほかにも45m2でバスタブ付きの「エグゼクティブスタジオ」も。こちらはバスソルトなども用意されており、広めの客室でゆったりとくつろぐことが可能だ。

45m2の「エグゼクティブスタジオ」
バスタブも完備。バスソルトも用意され癒される

 なお、屋上にはインフィニティプールが。クアラルンプールの2大タワーの一つ「KLタワー」も眺められるため、昼夜問わずに利用したい。夕方からはバー「MAN TAO BAR」がオープン。落ち着いた雰囲気のなか、美しい夜景を楽しむこともできる。

屋上のインフィニティプールからはKLタワーを泳ぎながら見ることができる
遊泳は19時までとなっているが、それ以降はバーを利用して夜景を眺めよう
「MAN TAO BAR」はリーズナブルな価格&ホテル内なのでゆったりとした時間を過ごせる

 朝食やアフタヌーンティーで利用したいのがホテル内の「BRASSERIE 25」。赤レンガやダークウッドを使った内装はおしゃれ度も抜群。地元産の新鮮な食材を使ったメニューが自慢だ。

 朝食にはマレーシア料理の定番「ナシ・レマ」を用意。バナナの葉の包みを開けるとピリ辛のサンバルソースに卵、ココナッツミルクで炊いたご飯が。小魚を使ったイカンビリスとピーナッツで食感と味わいがプラスされており、朝にちょうどよい量。「ロティ・テロー」も用意され、朝からマレーシアの食が堪能できる。もちろんココナッツをベースとした「カヤジャム」も用意されているので「カヤトースト」を頬張ることもできる。

 お勧めしたいのが、毎日変わるフレッシュフルーツをたっぷり使ったスムージー。ブルーベリー仕立てやストロベリーがベースなど毎朝飲むのが楽しみになるほどの美味しさだ。

赤レンガや木調の床で落ち着いた雰囲気の「BRASSERIE 25」
マレーシアの朝食の定番「ナシ・レマ」も発見。訪れたならば絶対に食べたい一品
卵のふんわり感が絶品な「ロティ・テロー」
カヤジャムもあるので、自分好みの「カヤトースト」を作って味わえる
日替わりのスムージーも外せない1杯。その美味しさで朝が楽しみになるほど

「BRASSERIE 25」では、「アフタヌーンティー」として「LE GOUTER」(80リンギット:約2240円、1リンギット=約28円換算)も実施中。マレーシアのおやつ「カレーパフ」など地域食もプラスし、ここだけでしか味わえないスペシャルなスイーツやホットミールが楽しめる。

 スイーツのラインアップは、シトロンタルトにビスコッティ、マドレーヌをはじめ9種類。ホットミールもリゾットボールやソーセージロールなど4種が揃う。サンドイッチやドリンクと一緒に優雅なひとときを過ごしてみては。

「アフタヌーンティー」として「LE GOUTER」(1人80リンギット:約2240円)を提供中(※4名分をオーダーした場合)
ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション

所在地:25, Jalan Kamunting 50300 Kuaka Lumpur
Webサイト:ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクション(英語)

ホテル近の最新アドレス「THE ROW」で絶品。マレーシアならではのニョニャ料理を味わう

 ホテル ストライプス クアラルンプール オートグラフ コレクションから徒歩3分ほどの場所にある「THE ROW」。1940年代の建物をリノベーションし、店舗が連なるリノベーションスポットとして話題となっている。ここで必ず訪れたいのが「LIMAPULO:BABA CAN COOK」だ。マレーシアに渡り住んだ中華系移民とマレー人との末裔を“プラナカン”と総称するが、男性をババ、女性をニョニャと呼ぶ。そのババが作るスパイスの利いた絶品料理が味わえるのだ。

ババとオーナーが店先でリラックス&笑顔で迎えてくれた「LIMAPULO:BABA CAN COOK」
天井の高い店内はモダンで落ち着いた雰囲気。ディナーとともにランチでも訪れたい

 訪れた日も店頭にシェフを担当するババがゆったりと座っており、笑顔で迎えてくれてとてもよい雰囲気。オススメは「ニョニャ・ラクサ」とのことで早速オーダー。魚介の深みのある味わいに、ピリ辛スープと独特のスパイシーさ。たまご麺とビーフンの2つの食感がさらに美味しさを引き立たせ、いつの間にか完食。

「パイ・ティ」はさっくさくのパイ生地に旨味たっぷりの切り干し大根やエビがベストマッチ。脂がのった白身魚のシアカップをダイナミックに調理した「ニョニャ・フライド・チリ」もスパイシー&ほっくほくの白身の美味しさで箸が止まらない。

オススメを聞いたところ「ニョニャ・ラクサ」と即答してくれた。まさに納得の美味しさ
前菜の「パイ・ティ」も外せない。サックリパイに具のスパイシー&濃厚さでノックアウト
シアカップを丸ごと使った「ニョニャ・フライド・チリ」も旨味がたっぷり
「サンバル・ペタイ・ソトン」や「チャプ・チェ」に日本で言う肉じゃがのような味わいの「ポンテー」も必ず味わいたい

 デザートは「サゴ・グラ・マラッカ」「チェンドル」「ABC」をオーダー。タピオカがギュッ&プルッな食感がうれしいプリン「サゴ・グラ・マラッカ」や「チェンドル」、マレーシアならではのご当地デザート「ABC」でひんやりクールダウン。どの料理を頼んでも美味しさ保証付きの人気店のため、クアラルンプール滞在の際にはぜひ足を運んでほしい。

「ABC」「チェンドル」「サゴ・グラ・マラッカ」と食べたいマレーデザートを一気に食べられる幸せ。量も多いのでシェアして味わおう
LIMAPULO:BABA CAN COOK

所在地:50, Jalan Doraisamy, 50300 Kuala Lumpur
Webサイト:LIMAPULO:BABA CAN COOK(英語)

 ANA利用でマレーシアを楽しむツアー1回目は、日本からクアラルンプールまでの機内の様子に滞在ホテルと絶品ニョニャ料理が味わえる人気店をレコメンド。次回は開運スポットやマレーシア旅で必ず訪れたい建築美を堪能した様子をレポートする。

相川真由美

フリーライター/鉄鋼業やIT系やエンタメ関連の雑誌やWeb媒体の編集者を経て、フリーの記者として活動中。海外は一人旅がほとんど。趣味は世界のディズニーのパーク&リゾート巡り。最近は年間パスポート片手に日々舞浜通い。うなぎとチョコレートが好物で、旅の基本は“出されたものは全部食べる”。激辛とうがらしから謎の木の実まで挑戦するのがモットー。