若林直樹のトラベルフォトギャラリー
ナウマン象眠る野尻湖(長野県)
2025年2月1日 08:00
野尻湖は標高654mの高原にある天然湖。面積は4.56km2あり、長野県では諏訪湖に次いで2番目に広い湖だ。水深は39mで、貯水量は諏訪湖よりも多いという。東の斑尾山と西の黒姫山に挟まれ、山をバックにして見ると素敵な景色が広がっている。
今回訪れた冬の野尻湖はワカサギ釣りで有名だが、近年は結氷しなくなりカマボコ船(屋形船)での釣りが人気のようだ。船内は暖かくビギナーでも楽しめそう。
野尻湖の湖底からはナウマンゾウの化石が出土しており、湖畔には「野尻湖ナウマンゾウ博物館」がある。ナウマンゾウやほかの動物の化石はもちろん、当時の石器や骨角器なども展示されている。またナウマン象とオオツノジカの等身大の像も展示されており、その巨大な姿に驚かされる。ナウマン象の鳴き声も聞けるので見学すると楽しい。
ほかにも湖畔にはサウナ施設がいくつもあり、サウナ後に湖へ飛び込むこともできるようだ。サウナ好きには最高の場所だろう。
電車で行く場合は、しなの鉄道北しなの線で黒姫駅からタクシーで約10分。自動車の場合は、上信越自動車道 信濃町ICから3.7kmとアクセスはよい。
湖はクルマでほぼ一周見て回れるが、この日は暖気が入り雪は少なく、景色は霞んで残念だった。春になれば観光船も運航するので、違う季節にまた来てみるのもよさそうだ。
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