ニュース

JALと徳島県、「虎屋 壺中庵」で6月スタートの「新・JAPAN PROJECT 徳島」記者会見

JAL大西会長「徳島県の新たな魅力を発掘し、長期に渡って一緒に作っていく」

2016年5月27日 実施

JAL 新・JAPAN PROJECT 徳島の一環で提供される機内食。会見に同席した齋藤智恵美CAも徳島県出身

 JAL(日本航空)と徳島県は5月27日、2016年6月にスタートする観光振興、地域活性化のPR活動「JAL 新・JAPAN PROJECT 徳島」を始動するにあたり、JAL取締役会長 大西賢氏、徳島県知事 飯泉嘉門氏による共同記者会見を実施した。

 会場となったのは、6月の国内線ファーストクラスの夕食として提供される料理を監修した岩本光治氏が運営する日本料理店で、徳島県屈指の名店として名高い「虎屋 壺中庵」。徳島県名東郡佐那河内村というのどかな里山の一角に門を構える風情あるお店で、昼・夜それぞれ数組限定の完全予約制。JAPAN PROJECTから数えて第60回目のプロジェクトとなるが、このような趣のある場所で記者会見を開くことは珍しいという。

虎屋 壺中庵
のどかな里山の一角に佇む虎屋 壺中庵。日本家屋らしさを感じる庭も印象的
徳島県知事 飯泉嘉門氏

 冒頭で挨拶した徳島県知事の飯泉嘉門氏は「2012年4月、2015年4月に続き、3度目となるコラボレーション企画を実施する運びとなった。今回は『JAL 新・JAPAN PROJECT 徳島』と銘打っていただいて、国内線ファーストクラスの機内食に、鮎(アユ)、鱧(ハモ)、すだち、地鶏ナンバーワンの阿波尾鶏など、まさに日本の台所“徳島”の象徴となる自慢の食材をふんだんに使っていただいて、ここ虎屋 壺中庵の店主である岩本光治さまのプロデュースのもと、魅力たっぷりの阿波の味をご提供いただく。多くの皆さま方に、徳島の、阿波の食材を愛でていただけるチャンスをいただいた」と紹介。そして、「JALさんの持つネットワーク、あるいは媒体を最大限に活用させていただき、全国に、そして世界へ、大いに徳島の魅力を発信させていただければと考える」とプロジェクトへの期待を語った。

 また、徳島県のJALネットワークにも言及。「徳島~東京便を1日7往復。そして、2015年に引き続き、2016年の8月にも四国で唯一、徳島~札幌(新千歳)便を運航していただけることになった。また、福岡便は特に女性の皆さま方から“早くジェット機にならないかなぁ”と、多くの皆さまから“札幌には直行する季節便があるが、沖縄への道も拡げてもらえないだろうか”といった話もあったが、この2つを同時に叶えていただくことになった。7月1日から福岡便がジェット化されることになり、所要時間は5分短くなるとともに、通路、座席とも広く、アメニティが向上することになる。また、期間限定で東京経由で北海道、ジェット化した福岡を経由して沖縄との間で利用できる割引料金も発表された。いわば、札幌便が通年化するとともに、函館、女満別、帯広、釧路、まさに北海道の大地と徳島が直結して、料金が大変お安くなる。北海道の皆さま方もこの機会に徳島にお越しいただける大きなチャンスをいただいたところ。福岡を経由しての沖縄便についても、この割引料金が適用となる」と紹介。

 徳島~福岡は6月30日まではプロペラ機のボンバルディア Q400型機(74席)での運航だが、7月1日からはエンブラエル E170型機(76席)での運航となる。これにより、徳島空港を発着するプロペラ機の定期便は姿を消すことになる。

 徳島~羽田~新千歳/函館/女満別/帯広/釧路、徳島~福岡~那覇の路線については6月1日から「乗継割引28」が適用となり、例えば6月の料金例として、徳島~羽田~新千歳が1万8700円から、徳島~福岡~那覇が1万6800円から提供される。

徳島阿波おどり空港
2017年に開港50周年を迎える
羽田/伊丹/福岡/鹿児島を14時台までに出発する四国4空港到着便で配布している「JAL麗らか四国クーポンブック」。4月1日~7月15日に配布している(なくなり次第終了)

 飯泉知事は、徳島県と沖縄県とのつながりについて「実は沖縄の皆さまと徳島県はたいへん強い関係がある。例えば、徳島にある徳島文理大学の学生は四国4県が多いが、5番目は沖縄。徳島の中学生にとっても修学旅行の一番多い行き先は沖縄。また、沖縄のさとうきびの栽培を奨励したのが、戦前の衆議院議員である中川虎之助先生。この縁で、さとうきびから阿波三盆糖を作るということで、徳島県上板町と石垣市は町と市でありながら友好提携している。こうしたことで沖縄との関わりを話すと、あと1時間は必要」と笑いを誘い、「JALさんにいわば沖縄への道を作っていただいた」と喜びを表わした。

 徳島県については「2015年には鳴門JCT(ジャンクション)~徳島IC(インターチェンジ)間の開通、松茂スマートICが開業し、徳島阿波おどり空港と高速道路が直結。空港へのアクセスが飛躍的に向上した。本県の観光、イベントはやはりインバウンドの象徴といわれる『阿波おどり』。これは夏が有名だが、これだけではもったいないので通年でと、2015年より『秋の阿波おどり大絵巻』と題して開催。2016年もアスティ徳島で展開する。さらには12月には世界最大のLEDの生産拠点をアートに使う「徳島LEDアートフェスティバル」も開催される。また、ベートーヴェンの『第九』のアジア初演の地、平和の象徴ということで、この100周年が2年後に迫ってきた。ホップ・ステップ・ジャンプということで、2016年1月30日に2000名の第九をスタートし、来年(2017年)はステップ、そして(2018年の)100周年はジャンプする。なんといってもベートーヴェンはドイツ出身。オリンピックでのドイツのホストタウンは徳島と国の方から指定され、徳島県とドイツ・ニーダーザクセン州との友好提携も2017年でちょうど10周年を迎える」とし、「目で、耳で、口で、徳島を丸ごと堪能していただける」と、今回のJAL 新・JAPAN PROJECTがそのきっかけになることに期待した。

 ちなみに、過去2回行なったJAPAN PROJECTでの取り組みについては、「2012年は皮切りということで、徳島県全体をPRしていただいた。そして、2015年は西阿波を取り上げた。よくインバウンド対策で、総理が『桃源郷のような別世界』という言葉を口にするが、これは東祖谷などで古民家再生をされているアレックス・カー氏の言葉。西阿波は国が最初に観光圏として選択したエリアで、『千年のかくれんぼ』という新たな観光圏でもスタートを切った」と紹介。

 3回目となる今回は海部郡美波町を中心とする県南部で、東京や大阪の最先端ICT企業が新しい働き方をするサテライトオフィス、1~23番札所が徳島県にある「四国八十八ヶ所霊場」の23番札所「薬王寺」、サーフィンなどのウォータースポーツのメッカであることなどを説明。徳島に工房が多く作られた藍染めの藍色が、サーファーをきっかけにジャパンブルーとして広がり、東京オリンピック・パラリンピックの組市松紋で藍色が採用されたといった相乗効果で注目を集めるエリアであると紹介した。

日本航空株式会社 取締役会長 大西賢氏

 続いて、挨拶したJAL会長の大西賢氏は「JALは2011年5月、震災直後に地域コラボレーション企画である『JAPAN PROJECT』を始めたが、さらに進化させ、観光振興、農水産物、これらを主なテーマとして、皆さまと一緒になって地域の元気を作っていこうという『JAL 新・JAPAN PROJECT』を2015年9月に立ち上げた。これまでのプロモーション中心のプロジェクトから、観光資源の共同開発、ブランド化、販路の開拓といった、上流から下流まですべてを網羅したバリューチェーンを作り出して、交流人口の拡大、地域産業の活性化、雇用を創出していくことを目的としたプロジェクトに大きく変身させている」と新・JAPAN PROJECTを解説。

 6月にスタートするJAL 新・JAPAN PROJECT 徳島については「知事から案内があったとおり、2012年4月、2015年4月に旧来のJAPAN PROJECTで2度にわたって紹介させていただいたが、“徳島県の素晴らしさ”、これは1回、2回では語り尽くせない、伝え尽くせないということで、3回目のJAPAN PROJECTを展開させてもらう。2016年6月は美しい海、山、川など豊かな自然の魅力あふれる海部郡美波町を中心とする県南部の観光スポット、あるいは豊富な食材などをPRして、観光振興、経済活性化につながるよう、徳島の魅力を国内外に発信してまいりたい」と、JAL全体で徳島県盛り上げに取り組むとした。

 大西氏は質疑応答のなかで、「JAPAN PROJECTは第60弾ということで回を重ねてきているが、地元にうかがって思うのが、『この景色素晴らしいですね』『この食べ物美味しいじゃないですか』と話しても、大半の地元の方は『これ毎日見てる景色だから』『これはよく食べているものだから』という反応をされることが多く、ソト者の目が一つ加わることで、いろんな発信の豊かさができるのではないかと思ってやっている。これ素晴らしいじゃないですか、と県庁の皆さまとお話するなかでも出てくるが、発見させていただき、JALの味付けをして発信することができてきていると思う。北海道と徳島のつながりも、何回も話を重ねるうちに、“それほど強いつながりがあったんですね”ということで季節運航ではあるが便の再開につながっている。従来は1カ月集中のプロモーションプロジェクトだったが、これをきっかけにずっと長い間、お話をしながら新産業を生み出したいと思っていることに、ようやくつながってきた気がする。(今回の『新・JAPAN PROJECT』として)3回目でようやく長い取り組みに姿を変えられたと感じている」と思いを述べた。

 さらに、会見後の囲み取材では新・JAPAN PROJECTの目的について、「観光という面からいうと、リピートしていただくことが大切。1回行っただけで終わるのではなく、何回も行きたくなる。そのためには非常に大きな強いコンテンツを持つか、さまざまなバラエティを持つかだと思う。我々は両方を追い求めたい。強いコンテンツは元々持っているケースが多い。徳島でいえば、阿波おどりのようなコンテンツを歴史的にお持ちだが、これをいかに展開するか。従来、地元の方もこれは観光に向いているのか、向いていないのか、判断がつきにくい素材が日本にはたくさんあって、我々はそれを発掘したいと思っている。地元の発信だけ、地元の目だけでは到達できないが、ソトの者が入ることでこれを磨き上げましょうとなることがあると思っている」としたうえで、「JALは輸送産業。入り口と出口の真ん中をつなぐのが本来のサービスだが、その入り口と出口を作り上げ、販路としての出口も大きくしていく。入り口、出口の両方があって、真ん中も太くなる。最終的にはJALの事業に跳ね返ればよいと思うし、それはおそらく跳ね返る」と本業への効果を説明した。

 また、新・JAPAN PRJECTが狙う6次産業創出の一例として、東北コットンプロジェクトを挙げた。「東北で震災が起こって、仙台空港付近の田畑は海水が土地を覆って塩が入り込んでしまい、以前はお米の耕作地だったのに採れなくなった。灌漑施設も海砂が入って、ポンプが壊れた。国も支援したが、灌漑施設が壊れて対応できない地域もあった。そこで塩に強い綿花のイメージは浮かんだが、北限への挑戦だった。素材としての綿花、それを作る農家、紡績、アパレル、これらみんなが集まることができて、『東北コットンプロジェクト』と呼んでいるが、一つの事業として成立した。これは、多くの関係者が同じ思いで集まればいろいろなことができるという体験。新・JAPAN PROJECTはそれが根っこになっている。関係者がうまく集まれれば、そういうプラットフォームができれば、産業化はできないことではない。知事も今日、いくつかヒントになる言葉を発信されていた気がしている。例えば、藍についても発信の仕方、産業化の仕方で、違う打ち出し方ができるのではないかと思う。こうやって地元に来てみないと、なかなかそういう情報をキャッチできない。(会見の)このあとも話し合いをするが、世界に発信していける、売っていけるものを発掘して、販路の拡大もしていきたい」と、6月の取り組みを「トリガー」に新たな産業の開発につなげていく意欲を示した。

虎屋 壺中庵の庭で握手を交わすJAL会長 大西氏(左)と、徳島県知事 飯泉氏(右)

「JAL 新・JAPAN PROJECT 徳島」、2016年6月の取り組み

 記者会見では、2016年6月に行なわれる新・JAPAN PROJECTの取り組みついても大西氏から説明があった。すでに別記事「『JAL 新・JAPAN PROJECT』2016年6月は徳島」でお伝えしている内容とも一部重複するが、ここで紹介していく。

国内線で徳島県産食材を使った料理や飲み物を提供

 羽田と新千歳、伊丹、福岡、那覇を結ぶ4路線で提供している国内線ファーストクラスの夕食として、17時以降(那覇便は18時以降)の出発便で、虎屋 壺中庵の店主である岩本光治氏が監修した、徳島県の食材を使った料理を提供する。メニューは上旬、中旬、下旬と10日間代わりで変更される。

監修メニューを説明する虎屋 壺中庵の店主 岩本光治氏

 会見では飯泉知事が上旬メニューを試食したが、「うるかはお酒に合う」などそれぞれのメニューへの感想を述べたり、徳島流にお味噌汁を最初はそのまま、途中ですだちを足して2つの味を楽しんだりしながら、デザートを除いて完食。「これ以上は(食べているだけでは)間が持たない」とツッコミが入って、会場が笑いに包まれる一幕もあった。

 徳島県の産品のなかでも6月に解禁となる鮎など旬の食材を多く盛り込んでいるほか、岩本氏は「できたてを提供できないので冷めても味が落ちないことや、飛行機に乗って空を飛んでいるので“なんだろう、これ”と考えるものではなく、シンプルなものがよいと思った。味や栄養が偏らないよう、1回分でバランスを考えて組み合わせている」といった点を考慮してメニューを考えたそうだ。

上旬(6月1日~10日)提供メニュー。(上段左より)「阿波ういろ(和三盆)」「徳島産鱧とおくらの煮氷り 梅肉醤油」「新じゃが胡麻和え」。(下段左より)「俵ご飯(阿波美人)」「徳島産鮎の風干し 酢橘」「茄子と『壺中庵』特製うるか炒め」「胡瓜もみ 荏胡麻 茗荷子酢漬け」「徳島塩蔵鳴門若布の味噌汁」
主菜の「徳島産鮎の風干し 酢橘」「茄子と『壺中庵』特製うるか炒め」「胡瓜もみ 荏胡麻 茗荷子酢漬け」
中旬(6月11日~20日)提供メニュー。(上段左より)「阿波ういろ(和三盆)」「焼き茄子 徳島産雲丹おくら」「徳島産青瓜と椎茸の白酢和え」。(下段左より)「俵ご飯(阿波美人)」「徳島産鱧の蒲焼き」「徳島産流子(床節)旨煮 一寸豆」「徳島産新蓮根酢漬け」「徳島塩蔵鳴門若布の味噌汁」
主菜の「徳島産鱧の蒲焼き」「徳島産流子(床節)旨煮 一寸豆」「徳島産新蓮根酢漬け」
下旬(6月21日~30日)提供メニュー。(上段左より)「阿波ういろ(和三盆)」「徳島産蛸ボール トマト出汁」「徳島干し海老と諸胡瓜の昆布醤油漬け」。(下段左より)「俵ご飯(阿波美人)」「徳島産イサギの酒盗焼」「阿波尾鶏の山椒焼 南瓜白扇揚」「金柑甘露煮」「徳島塩蔵鳴門若布の味噌汁」
主菜の「徳島産イサギの酒盗焼」「阿波尾鶏の山椒焼 南瓜白扇揚」「金柑甘露煮」
上旬メニューを試食して終始笑顔の飯泉知事。関係者一同が見守るなか、見事に完食

 また、国内線ファーストクラスでは6月の“こだわりの日本酒”として、徳島県が開発した「LED夢酵母」と、徳島県産「山田錦」を使用した、本家松浦酒造場の「鳴門鯛 純米大吟醸 LED夢酵母」を提供。

 国内線全路線のクラスJ、ならびに羽田~徳島線(往復とも)のクラスJと普通席で、徳島県産のすだちを使用した、JA全農とくしまの「ザ すだち」を提供。大西氏は「清々しい香りと爽やかな酸味、この魅力にあふれた『ザ すだち』を多くの方に堪能いただきたいと思っている」と紹介した。

本家松浦酒造場「鳴門鯛 純米大吟醸 LED夢酵母」(写真提供:JAL)
JA全農の「ザ すだち」

機内ビデオで「旅タツ」が紹介する徳島を紹介

 所要時間が80分以上の国内線/上り線では、機内ビデオでお笑いコンビのパックンマックンが出演する徳島の紹介ビデオを上映。徳島ラーメン、阿波おどりなど、徳島の「旅タツ」が推薦する観光スポットを紹介する。

 また、8月から6カ月間は、国際線においてもバイリンガル(日英)版を上映し、海外の乗客にもPRする。

余談ながら、会見で上映された機内ビデオ内に紹介のあった「東大 大道本店」(徳島市大道1-36)の徳島ラーメンに刺激を受けた結果、同店の「徳島ラーメン 味玉肉増し」(890円)が記者のこの日の昼食に

国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジで徳島県の銘菓や銘酒を試供

 羽田空港の国内線最上級ラウンジであるダイヤモンド・プレミアラウンジで、徳島県の銘菓や銘酒を提供。下記の品々を取り揃える。

  • 「アワライズ」(株式会社サンマック)
  • 「やまもも葉茶飴」(ココカラハッピー)
  • 「金長まんじゅう」(株式会社ハレルヤ)
  • 「阿波尾鶏パイ」(株式会社丸本)
  • 「ぶどう饅頭」(有限会社日乃出本店)
  • 「ザ・キャロット」(全国農業協同組合連合会徳島県本部)
  • 「純米吟醸 きらい 赤」(司菊酒造株式会社)
  • 「連続四国一の清流水仕込み 純米酒 穴吹川」(司菊酒造株式会社)
  • 「芳水吟醸」(芳水酒造有限会社)
「アワライズ」
「やまもも葉茶飴」
「金長まんじゅう」
「阿波尾鶏パイ」
「ぶどう饅頭」
「ザ・キャロット」
(右から)「純米吟醸 きらい 赤」「連続四国一の清流水仕込み 純米酒 穴吹川」「芳水吟醸」

機内誌やWebサイトで徳島県を紹介

 国内線/国際線の機内誌「SKYWARD」では、「美しい波、新しい人」と題して、県南部の海部郡美波町の観光スポットや地域の魅力を紹介。また、国際線版では、ミニウッドスピーカーの製造で知られるYOSHIMOKU(吉崎木製工業)が徳島県の伝統工芸「阿波しじら織り」をあしらって作った「しじら檜スピーカー」、1929年(昭和4年)創業の栗生商店の銘菓「鳴門金時」を使った「なると炙り金時」を、英文記事で紹介する。

 このほか、JALカード会員誌、国際線ファーストクラス機内誌の「AGORA」では、県南部にある牟岐の港町で作られる「牟岐の干物」を紹介。訪日外国人向け情報案内サイト「JAL Guide to Japan」でも「徳島編」をアップし、観光情報を多言語で発信する。

JALマイレージバンクでのキャンペーン

 JALマイレージバンクでは、徳島発着路線にマイル積算対象運賃で搭乗した乗客に、抽選でボーナスマイルが当たる搭乗キャンペーン、マイレージバンク特典交換「とっておきの逸品」での徳島県特産品の提供、徳島県在住者を対象に入会時にボーナスマイルをプレゼントする入会キャンペーンを実施する。

(左から)齋藤智恵美CA、飯泉嘉門 徳島県知事、大西賢 JAL取締役会長、岩本光治 虎屋 壺中庵 店主

(編集部:多和田新也)