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新生・東急プラザ渋谷が開業! 最上階のルーフトップガーデン、2~7階の店舗を写真で紹介
2019年12月5日 13:37
- 2019年12月5日 開業
11月に開業した「渋谷フクラス」(東京都渋谷区道玄坂1-2-3)の2階から8階までと、屋上階の17階と18階を使って、新しい「東急プラザ渋谷」が12月5日10時にグランドオープン。その内覧会が行なわれた。
現在渋谷では「100年に一度」と言われる大規模な周辺再開発プロジェクトが進行中で、11月には「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」も開業しているが、それに続き2019年最後の大規模なオープンとなる。渋谷フクラスは、渋谷駅の西口正面に位置していて、旧東急プラザ渋谷を立て替えたビル。1階バスターミナルや2階までのアーバンコアのエスカレーターなどはすでに供用が始まっていて、多くの人が行き交っている。東急プラザ渋谷はこの2階部分にメインエントランスがある。
1階にはバスターミナルと観光支援施設「shibuya-san(シブヤサン)」が入る。バスターミナルはすでに使われていて、羽田空港と成田空港方面の空港リムジンバスや二子玉川駅方面などのバスが発着している。
内覧会開始にあたり、東急プラザ渋谷 総支配人の長尾康宏氏からあいさつがあった。東京オリンピックの翌年1965年に東急プラザ渋谷の前身となる渋谷東急ビルを開業。その後、東急プラザ渋谷と名称を変更し、2015年3月に閉館するまで49年間渋谷駅西口を飾るランドマークとして愛され、常に新たなチャレンジをしてきた歴史を紹介。
今回のチャレンジでは、若者の街というイメージの渋谷であえて、大人をターゲットにしたライフスタイルを提案する。「大人を楽しめる渋谷へ」をコンセプトに、人生100年時代の今、都会派で感度の成熟した大人に提案していきたい、渋谷の多様性に厚みを加えていくべく進化していきたいと語った。
最上階のルーフトップガーデンからは富士山も見える
17階と18階にまたがる最上階部分には、ルーフトップガーデン「SHIBU NIWA」と世界展開するエンタテイメントレストラン「CE LA VI(セラヴィ)」が「CE LA VI TOKYO」として日本に初上陸。17階に「BAO by CE LA VI」とクラブラウンジの「CE LA VI CLUB LOUNGE」、18階にファインダイニングの「CE LA VI RESTAURANT&SKY BAR」の3業態で出店する。
SHIBU NIWAは、中庭のような作りになっていて誰でも入れるオープンスペース。休憩用のソファやチェアなども多く設置されていて、CE LA VIの利用客も含めて楽しめるような作りになっている。日が暮れるころには、DJが入りSHIBU NIWAも含め全体的に音楽が聞こえるオープンなクラブのような様相になる予定とのこと。ハイセンスな新たな大人の社交場という印象だ。
17階には、ほかに会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」がある。契約者が自由に利用できるシェアワークプレイスのほか、契約制の個室のサービスオフィスや会議室なども備えている。
大人のためのこだわりショップが集まる2~7階
グランドフロアとなる2階には、待ち合わせスポット「GMO デジタル・ハチ公」がある。壁全面がディスプレイとなっている部屋の前に、ホログラムディスプレイで忠実に再現されたハチ公が投影されて動いていて、横に置かれた専用端末で、旅行をさせたり「お手」を指示したりしてコミュニケーションを楽しめる。また、充電スポットやフリーWi-Fiも用意されている。2階には、ほかにもセレクトショップ「BEAMS」が手掛ける、日本をキーワードにキュレーションする「BEAMS JAPAN」が渋谷エリアで初出店している。
3階には大人のこだわりの逸品を扱うショップが19店舗出店。老舗刃物の「日本橋 木屋」、鯖江市の国産めがねを揃える「金子眼鏡店」などが揃う。「111 -ICHIICHIICHI-(イチイチイチ)」は、月替わりで登場するポップアップストア。オーダーメイド、カスタムなどのこだわったショップが入り、常に新しいモノに出会うことができる。第1弾は、ファッションデザイナー丸山敬太氏がプロディースする「Salon de MARUYAMA」12月16日まで開催する。
4階には、エイジングの悩みを解決するロート製薬の新業態「ロート QualityAgingサロン」などの美と健康をサポートする17店舗が出店する。
5階は「シブヤライフラウンジ」と銘打って、これまでにない新しいスタイルのサービスフロアとなっている。
ソフトバンクロボティクスが手掛けるロボットが働くシーンを体現させた初のカフェ「Pepper PARLOR」を中心に、人生の集大成を豊かに、いわゆる終活をサポートする「LIFE STORIES SALON by Memolead」、プレミアムな特別な旅を相談できる「High Premium HIS Hills Shibuya」、洋服やバッグを長く愛用するためのリメイクをしてくれる「アトリエ・クチュリエール」などが出店する。
6階と7階は、飲食フロアの「シブヤグラン食堂」。フロア全体でオープン感と時間とともに変化する雰囲気を演出する。18店舗が出店。6~7階の吹き抜け部には、オールデイダイニング「GRAND SESSION」が出店。開放感ある場所で、音楽とともに食事やお酒が楽しめる。イベントにも使用できる。
渋谷駅西口に新しいランドマークが加わった。年末年始にでも、ぜひ一度足を運んで楽しんでもらいたい。特にルーフトップガーデンは必見だ。「CE LA VI」はシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズでも大人気のルーフトップクラブ。これが渋谷駅近くで楽しめるのだから、ダンスミュージックファンでなくとも手軽に体験してみてほしい。今回体験できなかったが、日が落ちたあとはまったく別モノの異次元スペースとなるだろう。