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東急、渋谷駅地下に雨水貯留施設を整備。8月31日供用開始。1時間あたり50mm超の豪雨時に稼働

2020年8月19日 発表

東急とUR都市機構は、渋谷駅地下に雨水貯留施設を整備。8月31日に供用を開始する

 東急とUR都市機構(都市再生機構)は8月19日、渋谷駅街区土地区画整理事業の一環として、8月31日に渋谷駅東口雨水貯留施設の供用を開始することを発表した。管理は東京都下水道局が行なう。

 渋谷駅周辺は、すり鉢状の地形であることから雨水が溜まりやすく、その浸水対策として駅周辺の大規模開発と併せて整備したもの。東口駅前広場から宮益坂上交差点付近までを主な集水エリアとし、1時間あたり50mmを超える降雨があった場合に、超過分の雨水がマンホールや取水管を介して雨水貯留施設へ流入。天候回復後は、既設下水道幹線(古川幹線)へ排水する。

 施設は渋谷駅東口広場の地下約25mに設置。南北約45m、東西約22mの構造物に、約4000m 3 の雨水を一時的に貯水できる。施設底部の劣化を防止するため流入時の水流の勢いを抑えるドロップシャフト(らせん状の水路)を採用したほか、降水量に合わせて貯水することで清掃範囲で限定できる構造を採用するなど、維持管理上の工夫を施している。

雨水貯留施設のイメージ
施設概要
位置図