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西武鉄道、新型特急車両001系「Laview(ラビュー)」出発式。ゲストの土屋太鳳さんが「出発進行!」
池袋駅には10000系「ニューレッドアロー」も登場
2019年3月16日 17:58
- 2019年3月16日 運行開始
西武鉄道は、新型特急車両「Laview(ラビュー)」の運行を3月16日のダイヤ改正に合わせて開始した。
Laviewの出発式が西武池袋駅7時30分発の「ちちぶ5号」に合わせて7番線ホームで行なわれ、女優の土屋太鳳さんから運転士に花束を贈呈した。
西武鉄道の新たなフラグシップトレインとなる001系「Laview」は、10000系「ニューレッドアロー」から25年ぶりとなる新型特急車両。おもにビジネス・観光型の特急電車として運行する(関連記事「西武鉄道、新型特急車両001系『Laview(ラビュー)』内覧会。大型ガラスを採用した車窓から臨場感ある風景が楽しめる」)。
運行区間は池袋線・西武秩父線の池袋駅~西武秩父駅間で、池袋駅~所沢駅間を最速19分で結ぶ。停車駅は現行のちちぶ号、むさし号と同じで、特急料金はレッドアロー号と同額となる。
出発式では西武鉄道 取締役会長の後藤高志氏が登壇し、「Laviewは25年ぶりの新しい特急です。見たことのない新しい特急列車をコンセプトに、世界的に有名な建築家・妹島和世先生の監修のもと、難題や課題を日立製作所をはじめとする各メーカーに解決していただきました。製作していただいた方々の努力の結晶です。
Laviewには『都市や自然の風景に優しく溶け込む』『リビングのようにくつろげる車内』『新しい価値を想像し、乗ることが目的になる』という3つのコンセプトが実現されています」と、Laviewを紹介。
また、2月28日に竣工した西武グループの新本社ビル「ダイヤゲート池袋(西武池袋線をまたぐように線路上空と線路西側の用地に建設された)」にも言及し、「ダイヤゲート池袋の下を通って、次の100年に向かって走りはじめます。アイ・ラビュー!(I love you!)」とあいさつを結んだ。
続けて、基本デザイン監修を担当した建築家・妹島和世氏が、「池袋という都市から、秩父の大自然のなかまで、いろいろな風景のなかを走り、沿線の人と新しい風景を作っていけるような、今までとは違った乗り物というか環境になっていければうれしいです」とあいさつ。
豊島区長 高野之夫氏からも「こんなすばらしい車両が走ると、周囲の風景も一変してしまうと思います。新しい池袋ができあがったように感じます」とあいさつがあった。
ほかにも、車両デザインを妹島とともに担当したテキスタイルデザイナー・安東陽子氏、照明家・豊久将三氏、建築家・棚瀬純考氏、車両製作メーカーを代表して日立製作所 執行役常務の光冨眞哉氏が列席した。
「ちちぶ5号」を担当する大石秀運転士には、女優の土屋太鳳さんから花束が贈られた。その後ドアが閉まり、土屋太鳳さんと西武鉄道 鉄道本部 運輸部 池袋管区長 渡邊進氏が声を合わせて「出発進行!」と合図を送り、静かに発車していった。この「ちちぶ5号」では、池袋~所沢駅間の車内で記念グッズが配られた。