ニュース
レッドアローとLaviewが並んだ! ブルーリボン受賞記念の「車両基地まつりin横瀬」に行ってみた
2020年11月9日 14:25
- 2020年11月8日 開催
西武鉄道は11月8日、2019年春にデビューした新型特急車両001系Laview(ラビュー)がブルーリボン賞を受賞をしたことを記念して、「Laviewのブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬」を開催した。
西武鉄道の車両がブルーリボン賞を受賞したのは1970年の初代特急車両「5000系レッドアロー」以来2度目で、会場の横瀬車両基地(埼玉県秩父郡横瀬町)には、「5000系レッドアロー」と「001系Laview」が並べて展示された。
なお、いまだ収束の見えないコロナ禍での開催であることから事前申し込みによる2部制となり、午前の部、午後の部それぞれ1000枚ずつの電子入場券を西武線アプリにて配布した(1枚で4名まで入場可能)。
ブルーリボン賞を受賞した西武鉄道の車両を並べて展示
イベントの目玉「ブルーリボン賞受賞特急電車展示コーナー」には、西武鉄道の初代特急車両「5000系レッドアロー(5503)」の先頭車両と、最新の特急車両「001系Laview(A編成)」が並べられた。展示コーナーは展感染対策として一度に20人まで、1回1分30秒での完全入れ替え制での見学となっていた。
電車、機関車、貨車まで揃った充実の展示車両
懐かしい車両、機関車の展示も充実していた。10000系ニューレッドアローや、本線で走ることはなく車両基地での入換作業などで使用している機関車D16、2014年に引退した3000系 初代「銀河鉄道999デザイン電車」など、幅広いランナップの展示となっていた。
人気の鉄道部品の販売
鉄道部品コーナーへの入場は、イベント会場への入場に必要な「電子入場券」とは別に「鉄道部品販売電子入場券」が発行された。4回に分けた入場時間それぞれに10名と狭き門となった。なお、この「鉄道部品販売電子入場券」を入手した人は「電子入場券」なしでもイベントを楽しめた。
保線作業実演や子供制服撮影、記念撮影コーナー
午前、午後それぞれ1回保線作業の実演を実施。普段なかなか見られない保線作業を間近で見学できるとあってなかなかの盛況ぶり。親子での見学も多かった社会科見学的アトラクション。
憧れの鉄道マンになって記念写真を撮影できる子供制服撮影コーナーは001系Laviewが背景のセットと、001系Laviewの顔出しパネルの2種。
記念撮影用のボードは、西武鉄道のキャラクター「レイルくん」と「スマイルちゃん」、トミーテックが展開する実際の鉄道事業者の制服を着たキャラクター「鉄道むすめ」から「井草しいな」「神井みしゃ」のスタンディ、横瀬町の公式キャラクター「ブコーさん」の顔出しボード。
鉄道グッズや秩父・横瀬のお土産コーナー
会場では西武鉄道をはじめとしたさまざまな鉄道グッズや秩父、横瀬のお土産を販売していた。なお、今回は新型コロナウイルス感染防止の観点から、飲食物の販売は見送られた。
西武鉄道グッズ販売コーナーでは、94年の歴史に幕を閉じたとしまえんのグッズや3月に池袋線・秩父線での運行を終了した10000系ニューレッドアローを記念したグッズ、そして今回ブルーリボン賞を受賞した001系Laviewのグッズなどが充実していた。また、グッズ販売とは別にLaviewのブルーリボン賞受賞を記念した記念乗車券を販売するブースも用意。
まだまだあった車両基地まつりin横瀬の見どころ
西武池袋線 池袋~椎名町駅間のJR山手線をまたぐ山手跨線橋の架け替えによって不要となった、かつての跨線橋が飾られていたり、Laview運転士腰掛の試作品が展示されていたりと見どころは多く、また会場内へのアクセス向上および混雑緩和のため現在池袋線。秩父線では運行されていない「レッドアロークラシック」が特別運行されるなど見どころの多いイベントとなった。なお、「レッドアロークラシック」は会場からも見ることができた。
コロナ禍で行なわれた「Laviewのブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつりin横瀬」は、入場時の検温、消毒液の使用などが徹底されていた。
飲食販売の中止、駅~会場の導線を往路と復路で完全分離、混雑緩和のための臨時便の増発など、可能な限り安全に配慮した印象を受ける。事前申し込みによる入場者数の制限で来場がかなわなかったファンもいるかと思うが、状況が好転して、もっと多くの人が楽しめるイベントができる日が早くきてほしいと感じた。