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西武鉄道、新型特急001系「Laview(ラビュー)」新宿線で初運行セレモニー。GW中、本川越駅~飯能駅間で臨時運行
2019年4月29日 15:59
- 2019年4月27日 開催
- 2019年4月27日~5月6日 運行
西武鉄道の新しいフラグシップトレインとなる新型特急列車001系「Laview(ラビュー)」は、すでに3月16日のダイヤ改正に合わせ、池袋線・西武秩父線の池袋駅~西武秩父駅間で運行を開始しているが、大型連休期間中の4月27日~5月6日間には、特別に本川越駅~飯能駅間にて臨時列車として運行する。
運行初日の4月27日には、本川越駅にて新宿線初運行記念セレモニーが開催された。Laviewが新宿線の一部として運転するのは初となる。
本川越駅~飯能駅間を行き来するには、西部池袋線と西部新宿線を所沢駅で乗り換える必要がある。大型連休期間中に、通常運行しない新宿線と池袋線を直通にて本川越駅~飯能駅間を新型特急車両Laviewにて臨時運行し、埼玉の観光地を周遊してもらうのが狙い。 3月に飯能にオープンしたムーミンバレーパークと小江戸川越を散策するといった楽しみ方ができる。
臨時特急電車の運行は、本川越発が13時05分で飯能着が13時51分の特急むさし90号と、飯能発14時23分で本川越着が15時06分の特急小江戸92号。途中停車駅は入間市、所沢、狭山市で、本川越駅~飯能の区間を乗車した場合の特急料金は大人500円となっている。
セレモニーを実施したのは、本川越駅の1番線ホーム上。車両の最後尾付近で、特急むさし90号の発車時間13時05分に合わせて開催された。
セレモニーの冒頭には、西武鉄道 取締役社長 社長執行役員 若林久氏が登壇し、「新型特急Laviewは25年ぶりの特急車両です。これまで意欲的に新型車両を開発してきた集大成とも言える車両です。世界的建築家の妹島和世氏が初めて手がけた鉄道車両でもあります。今まで見たことのない新しい車両をコンセプトにした、斬新なデザインの車両で、西武鉄道の未来をになうフラグシップトレインにふさわしいと思っています。
令和という時代が幕を開けるゴールデンウィークの期間中、埼玉県の2大観光拠点といえる川越市と飯能市を結んでLaviewを運行できることは感慨深いものがあります。ぜひ多くの方々にLaviewに乗っていただいて、自然豊かな車窓からの風景、小江戸川越の風情ある町並み、飯能にオープンしたムーミンバレーパークを楽しんでいただければと思います」とあいさつした。
続いて、川越市長 川合善明氏が「川越は年間700万人を超える環境客に来ていただいています。西武鉄道の本川越駅は、川越の蔵造りの町並みに一番近い駅です(※JRと東部東上線の川越駅は少し離れた位置にある)。その本川越駅とムーミンのテーマパークであるムーミンバレーパークができた飯能駅を結ぶ特急が走ることは大変うれしくありがたいことです」と来賓として祝辞を述べた。
また、飯能市長 大久保勝氏も「飯能と川越は本来は近いのですが、鉄道では遠いイメージがあります。本川越から飯能まで直通になると、一体化したような地域に感じます。川越と飯能のムーミンバレーパークで“腹十二分目”になるくらい楽しんでいただければと思います」と来賓として祝辞を述べた。
特別ゲストとして、5月10日から上映されるホラー映画「としまえん」に香西杏樹役で出演する女優の小島藤子さんが登壇し、「川越には仕事で氷川神社へ行ったことがあって、すごいステキな神社だったので、その後も友達を誘ってよく遊びに来ています。蔵造りの町並みは、レトロでステキな場所。そこにある駄菓子屋さんが気に入っています。Laviewに乗って川越に遊びに来られたらいいなって思います。映画での『としまえん』は、イメージとは少し違うおどろおどろしい『としまえん』が味わえますので、ぜひご覧になってください」とあいさつした。
その後、Laviewの前でテープカットが行なわれ、西武鉄道 鉄道本部 運輸部 本川越駅管区長 村上正行氏の出発合図で飯能に向けて出発していった。