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新型車両Laviewの撮影会が大人気だった「西武・電車フェスタ2019」。たっぷり写真レポート

2019年6月1日 実施

今年は新型車両Laviewの撮影会が大人気

 西武鉄道は6月1日、毎年恒例の「西武・電車フェスタ2019」を武蔵丘車両検修場(埼玉県飯能市)にて開催しました。天候に恵まれた当日は、多くの家族連れや鉄道ファンが来場してにぎわいました。

 会場ではさまざまな実演・体験コーナーのほか、各鉄道会社の物販エリア、ステージでのお楽しみイベントなどが盛りだくさん。会場の大半が屋根のある検収場内なので、天候の心配が少ないこともこの人気イベントの大きなポイントです。私は今回初めて行ったのですが、このイベントが入場無料だということにまずは驚き、感動! そして鉄道ファンじゃなくても「見て、食べて、体験して、丸一日楽しめる」素敵なイベントだなと感じました。たっぷりの写真でご紹介します。

私は飯能駅に着いたときにちょうど「検修場行き」の臨時電車が来たのでそれに乗車。普段は電車に乗ったまま検収場内に入ることなんてできないので貴重な体験!

 会場への交通手段は3通り。池袋駅、元町・中華街駅、所沢駅発の臨時直通電車「検修場行き」に乗るか、徒歩12分の池袋線高麗駅から歩くか、池袋線飯能駅からの無料直通送迎バスに乗るかになります。

西武鉄道のスタッフさんがお出迎え
臨時電車発着場から誘導に従って歩きます
臨時改札口が設けられています
お子さま用の制服撮影会。保安制服とヘルメットがかわいい
親子で遊ぶプラレールコーナー。15分間たっぷり遊べます
Laviewの模型
制服撮影会(お子さま用)。こちらは駅・乗務員制服
パネルの前でポーズを決めて記念写真

 ブレーキ操作体験や非常通報体験などは15時半のクローズまで常時開催されていて、親子連れなどの行列があちこちにできていました。なかでも常に人気だったのは電車ぐるぐる巡りツアー。まずはレッドアローの前で記念撮影、その後2000系の車内に入って客室へ。連結車両の運転席を抜けながら(!)降車したら、2000系に搭載された床下機器を見て進み、最後は隣にある101系の床下機器を見学してゴールというもの。

人気の電車ぐるぐる巡りツアー
飲食コーナーに峠の釜めしで有名な「おぎのや」。お昼前に売り切れという不動の人気
地元飯能市や日高市のお酒やおだんごなどを売っていたお店
海老名SA(サービスエリア)下りで売っている有名メロンパンも出店
屋内外ともに飲食コーナーが充実していて、椅子とテーブルが置かれた広い休憩スペースも。歩き疲れたらすぐ休むことができる家族連れにやさしいポイント
休憩コーナーのお隣の車両を熱心に撮影中の皆さん
台車入れの実演をした10000系「ニューレッドアロー」
トラバーサー乗車体験はダイナミック! 私も乗りました

 続いて好きな人ならお金がいくらあっても足りない鉄道各社の物販コーナーです。西武鉄道グッズ販売コーナーでは新商品を数量限定で販売していました。私もちょっと気になっていたLaviewシートクッションは早い時間に売り切れに! イエローカラーがいいですわよね~。

 以下、各鉄道会社の物販コーナーで見た私が気になったものを一気にご紹介します。

Laviewが描かれた今治産タオル
本物と同じ生地で作られているシートクッションが一番人気
広いメインステージ手前の両サイドが物販コーナーでした
北総鉄道は文房具が豊富
硬券いっぱいの上信電鉄
わたらせ渓谷鐵道のレール文鎮がかっこいい
ひたちなか海浜鉄道・湊線はぬれ煎餅も売っていました
秩父鉄道はSLパレオエクスプレスオリジナルのショルダーバッグ
買おうかちょっと迷った一畑電車の窓を上げる部品
記念乗車券がいっぱいの流鉄流山線
阪神電気鉄道のキーホルダー
阪急電鉄は電車のペーパークラフト
近江鉄道は鉄道むすめ「日野せりか」グッズ
「幸せのハートのつり革タオルかけ」を売っていたのは伊豆箱根鉄道
江ノ島電鉄のスケッチブックはいいデザイン
富士急行は富士山特急グッズいっぱい
多摩都市モノレールの車間渡り安全ロープは何に使えるかな
みなとみらい線は開通してもう15年経つのですね
つくばエクスプレスのイケてる鉛筆削り
京成電鉄にはトイレマークなどのパネル
なかなかかわいい京急電鉄の「け」Tシャツ
王道なグッズの小田急電鉄
京王電鉄の三扉切放しSW
東急線の座れる収納BOXは整理整頓の基本
東京メトロはピンバッジいろいろ

 真剣に物販コーナーを見て回ったらお腹がすいたので屋外の飲食店舗を覗いてみることに。焼きそばに唐揚げ、ポテトにかき氷など、屋台系店舗がずらりと並んでいました。よいお天気だったからかビールも売れているようでした。

食べるものには困らないフェスタです
マンゴーかき氷を食べました
なんと検収場の社員食堂も開放

 11時45分からは電車撮影会がスタート。今年の被写体は今年3月にデビューしたばかりの新型特急車両001系「Laview(ラビュー)」。この撮影会には長い列ができていて人数を区切って入場するほどでした。私は今回初めて実物を見ましたがシルバーのつるっとした丸いボディがいい感じだなと思いました。

大人も子供も夢中になって撮影
顔が笑っています
風景の緑と調和している感じ
芝生広場はお弁当を広げたりゴロンと横になったりとのんびりムード
外のお遊び広場ではダンボールで自動販売機を作ろう!というワークショップも
親子で楽しんでいました
ミニ電車も大人気
西武バスのお子さまバス運転士制服撮影は実際に運転席に座ってなりきり運転手さんに

 今年から鉄道部品の販売会場へは、事前に西武線アプリで抽選当選した人だけが持つ「電子入場券」がないと入場できないというシステムになりました。売り場の社員さんいわく「例年ならこの時間でも長い行列ができているんですが、今年は入場券制にしたので混雑はありませんでした。これはこれでいいんですけど雰囲気的にちょっとさみしい感じも(笑)」と話していました。

電子入場券制になった鉄道部品の販売コーナー
電話機の1000円は高いのか安いのか分かりません
これがあったら非常通報ボタン押しまくれます

 さて再び建物の中へ。電車の検収場ということで、いろいろな部品や機械があちこちに置いてあります。それらを見ているだけでもおもしろいもの。真剣にカメラを向けている人もいましたよ。

あまり間近で見ることができない鉄道部品が目の前にごろごろ
表示機操作体験
間近で見られるパンダグラフの上がったり下がったり
トルクレンチ体験コーナー
車輪転がし体験
車輪の叩き比べ。丸リングというのが付いているか付いていないかで音が違う! 丸リングが付いている車輪は走行時静かなのだそう
「思いっきり叩いていいですよ」とのことなので挑戦
機械の重さを当てるコーナー。ちなみにこの主制御器は693kgで、3トンくらいかなと予想した私は大ハズレ
主制御器操作体験。主制御器とは電車のスピードを変える装置で電車の床下に付いているのだそう
こちらはブレーキ操作体験
非常通行装置取り扱い体験

 新型通勤車両「40000系」のパートナーゾーン展示は所要時間約15分のツアー形式ということで参加してみました。ここでは初公開というトレインプロジェクション機能にお父さんたちの視線が集まっていました。大型窓の上にプロジェクタがあって、映像がガラスに映る仕組みです。

40000系パートナーゾーン展示には整理券が配布されていました
こちらは初公開! 特殊な機能を持ったガラスを使用した、スクリーンになる大型窓
このようにベビーカーや車椅子を置いて固定することができるスペースを確保しています
Nゲージとジオラマ展示が圧巻でしばらく動けませんでした
今年の車両テーマ展示は新101系
ずら~!!
お子さま大興奮(大人も)
カメラを車両前方に付けた車両が走行。そのリアルタイム映像が目の前のモニターで映ります
この鉄道模型展示は西武鉄道の社員とそのお仲間による共同展示だそう

 この日、メインステージでは数々のステージイベントが行なわれました。どのステージも椅子席がいっぱいになる盛況ぶり。最後は13体のキャラクターが大集合して、多くの人がカメラを向けていました。

日高市高麗武蔵台囃子連によるお囃子
スギテツ&小笠原聖ミニライブ
立川真司ものまねステージ
声優Jrバスケ3×3トークショー&シュートチャレンジ
キャラクター大集合
13体のキャラクターたちが最後のステージを盛り上がりました
西武バスから飯能行きのバスも
私は帰りは高麗駅まで歩いてみることに。途中に西武電車フェスタ会場までの案内板がいくつかありました
高麗駅に到着。ここから池袋までは飯能で乗り換えて1時間ほどです