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JALプラザ有楽町がハワイ州観光局の「サテライトオフィス ディスプレイコンテスト」で1位獲得

JAL、ハワイアン航空、ハワイ州観光局がハワイ島旅行もPR

2018年8月29日 実施

JAL、ハワイアン航空、ハワイ州観光局が、ハワイ州観光局実施の「サテライトオフィス ディスプレイコンテスト」で1位を獲得したJALプラザ有楽町への表彰式や、ハワイ島PRキャンペーン「今こそハワイ島に、行こう。」を行なった

 JAL(日本航空)とハワイ州観光局は8月29日、東京・有楽町の「JALプラザ有楽町」が、ハワイ州観光局が実施した「サテライトオフィス ディスプレイコンテスト」で1位を獲得したことを受け、店舗前で表彰式を実施した。

 また、表彰式と併せて、ハワイアン航空を加えた3社共同で実施しているハワイ島PRキャンペーン「今こそハワイ島に、行こう。」の一環として、JALプラザ有楽町スタッフやJAL 代表取締役会長 植木義晴氏、ハワイアン航空 日本支社長 宍戸隆哉氏らが通行人にパンフレットなどを配布した。

ハワイ島に関するパンフレットや絵はがき、ハワイのジュースなどを配布
日本航空株式会社 代表取締役会長 植木義晴氏(写真上段左)や、ハワイアン航空 日本支社長 宍戸隆哉氏(写真上段中央)、JALプラザ有楽町のスタッフらが、通行人にハワイ島ツアーのパンフレットなどを配布

 この「今こそハワイ島に、行こう。」キャンペーンは、キラウエア火山噴火により日本人渡航者が減少しているなか、ハワイ島に就航するJALとハワイアン航空、ハワイ州観光局が共同で、ハワイ島の現状を正確に伝え、その魅力を知ってもらうことで現地に足を運んでもらうことを目的としたもので7月にスタートした。

 JAL会長の植木氏は表彰式に先立ち、「5月にキラウエア火山が噴火した。たぶん皆さんが覚えてらっしゃるシーンは、真っ赤に燃えた溶岩が住宅を包み込んでいくシーンだと思うが、誤解がいっぱいある。多くの方は大きな噴煙で島全体が覆われている、もしくは危険なんだろう思われているだろうが、まったくそうではないということを話したい」と切り出し、「ハワイ島は別名をビッグアイランドという。面積は1万km2で、四国の半分より少し大きいぐらいの巨大な島。その東の端にあるキラウエア火山が噴火した。だが、この火山は35年前からずっと絶え間なく噴火をしている。実はこれが一つのハワイ島の観光名所でもある。近くまで行って真っ赤に燃える溶岩や、その溶岩が海に落ちたときの水蒸気をツアーボートから見ることもできる。火山の質が日本と違っていて、日本はドーンと高く上がって噴煙が広がるが、ハワイはサラサラとした溶岩が間欠泉のように吹き上がり、そのあとに尾根を伝っていく。これまでもずっと見られていたもの。今回はいつもと違ったところから溶岩が出たので、いくつかの住宅を巻き込んだが、溶岩が流れているエリアはハワイ島全体の0.2%。ほぼすべてのハワイ島の皆さんは安全に、いまも楽しく暮らしてらっしゃる」と、火山による影響は非常に軽微であることを紹介。

 続けて、「ハワイ島には5つの大きな山がある。そのうちの2つがマウナケアとマウナロアで4000mより高い。つまり富士山よりも高い山が、四国の半分の面積に2つもある。とくに有名なのはマウナケアで、そこから夜に見る星空は世界で一番美しいと言われているし、もちろん美しいビーチもある。イルカにも、マンタにも、ウミガメにも会える、自然の素晴らしい島。ホノルルのあるオアフ島とは違ったムードを持っている」とハワイ島の魅力の紹介。「JALとハワイアン航空、ハワイ州観光局が一緒になって、ハワイ島は安全なところだということを皆さんに知っていただき、多くの方に行っていただきたいと思う」と呼びかけた。

日本航空株式会社 代表取締役会長 植木義晴氏

 ちなみに植木氏が家族を連れて初めて海外に行ったのはハワイで、5~6年に一度は「ハワイに行こう」となるほど馴染みのある場所。最近も昨年、家族で訪れたという。ハワイ島も過去に2回ほど訪れており「オアフ島とは全然違うから面白い。ハワイ島に行ったら自然を楽しんでのんびりする。真っ黒の大地が広がる、日本では絶対に見られない景色」とハワイ島の魅力を語った。

 一方、2017年9月に就航した成田~コナ線については、前年実績という目安がないため現状の伝え方が難しいと前置きしたうえで、「(JAL内での)計画よりは若干下まわっている。それが火山噴火だけのせいかは分からないが、その影響は入っていると思う。火山噴火直後に比べると7~8月は好調」とのこと。ハワイ州観光局のWebサイトにある火山情報(【ハワイ島】キラウエア火山噴火に関する最新情報)ページにも触れ、「アメリカ政府が責任をもっている事実や、ビデオなども出ているので、そこを見ると『なんだそうなんだ』となると思う。今は落ち着いているので安心して行っていただければ」と話した。

「ハワイに行きたいと瞬時に感じる」――JALプラザ有楽町がディスプレイコンテスト1位獲得

 併せて行なわれたハワイ州観光局実施の「サテライトオフィス ディスプレイコンテスト」の表彰式では、ハワイ州観光局 局長のエリック高畑氏と同局次長のミツエ・ヴァーレイ氏が登壇。ディスプレイコンテストの概要を説明したうえで、JALプラザ有楽町のスタッフに1位獲得の証明書や賞品を贈呈した。

ハワイ州観光局 局長 エリック高畑氏
ハワイ州観光局 局次長 ミツエ・ヴァーレイ氏
ディスプレイコンテスト1位の認定証や賞品をJALプラザ有楽町のスタッフへ贈呈

 このディスプレイコンテストは、ハワイ州観光局が展開するハワイスペシャリストを認定するプログラム「アロハプログラム」の一環として、規定数以上のスペシャリストが在籍することなどを条件に認定される「ハワイ州観光局サテライトオフィス」のなかから、ディスプレイ(展示)を競うもの。JALプラザ有楽町は2017年9月にサテライトオフィスに認定されている。

 全国に100店舗以上あるサテライトオフィスのうち、56店舗がコンテストに参加し、5月の1か月間で全国に3万名以上いるハワイスペシャリストによる投票により順位が決められた。1位を獲得したJALプラザ有楽町に対しては、「ハワイに行きたいと瞬時に感じて夢が広がった」「常夏ハワイをかわいく表現できている」「シャカちゃんも飾られていてハワイを感じられる空間。シンプルでとってもいい」などのコメントがあったという。

JALプラザ有楽町
屋外のディスプレイ(写真上段)、店内のディスプレイ(写真下段)ともにハワイに関するものが多く展示されているJALプラザ有楽町。「ハワイに行きたいと瞬時に感じる」などのコメントが寄せられた

 賞品は「ポイパウンダー」と「ウクレレ」。ポイパウンダーは、ハワイの主食であるタロイモをすりつぶしてペースト状にするための道具で、そのペースト状になったものが「ポイ」と呼ばれる。昔のハワイでは家族が一緒にタロイモを収穫し、ペースト状にしてそれを食べ、元気を出して働くことから、成功や一致団結の象徴になっているという。賞品の説明にあたったハワイ州観光局 局次長 ミツエ・ヴァーレイ氏は「JALプラザの皆さんにハワイスペシャリストになっていただいて、ハワイの情報をシェアいただき、一致団結して成功していただくという意味を込めて進呈」と、その選定の理由を話した。

 また、もう一つの賞品である「ウクレレ」はハワイアン音楽の楽器として定番の一つだが、賞品となったのは著名なウクレレ奏者であるシマブクロ兄弟が初心者向けに作った初めての商品で、日本ではまだ公式に発売されていないもの。さらにジェイク・シマブクロさんのサインが入った特別なウクレレをプレゼントした。

 表彰式後には、ハワイから来日したウクレレ奏者、ジョディ・カミサト(Jody Kamisato)氏がウクレレの生演奏を披露。ちょうど帰宅ラッシュにかかる時間帯に行なわれたパフォーマンスに、道行く人が足を止めて音色に聞き入る姿も見られた。

JALプラザ有楽町前でウクレレ奏者、ジョディ・カミサト(Jody Kamisato)氏による生演奏