旅レポ

カイルア・コナで味わえる、UCC HAWAIIのコナコーヒー

コナコーヒーのアフォガート。日本でも流行するかも?

 ハワイ島西部最大の都市、カイルア・コナ。空港からクルマで20分も走れば到着する、ショッピングにも最適なハワイ島観光から外せない街だ。ところで「コナ」と聞けば、思い浮かぶのがお土産の定番でもあるコナコーヒー。そのコナコーヒーのもととなるコーヒー豆は、実際にこの付近一帯で栽培されている。

 コーヒー好きならぜひコナコーヒーをお土産にしたいところだが、せっかくなら街から少し足を伸ばして、スペシャルなコナコーヒーを手に入れたい。お勧めは、UCC上島珈琲のグループ会社UCC HAWAIIが運営する農園。ごく少量しか生産しない自家栽培豆を使ったコーヒーを堪能でき、しかも焙煎体験までできるのは、世界中でここだけ。ハワイ島の「今だからこそ味わえる」ポイントの1つとなっている。

少量しか生産しない特別限定コナコーヒー

UESHIMA COFFEE(UCC HAWAII)CORP.の農園と店舗

 カイルア・コナの中心街から内陸へ直線距離で約5km、標高450mのところにUCC HAWAIIの農園がある。海岸での厳しい暑さからはいくぶん和らいだ穏やかな気候は、「これより暑くても、寒くてもダメ」というコーヒー豆の栽培にベストの環境なのだとか。

 農園の規模としては小さく、10ヘクタールの広さにおよそ1万5000本のコーヒーの木が植えられている。訪れた6月末は、鈴なりになっている実がまだ緑色の状態。収穫期となる8月から翌年の1月にかけて、赤くなった実を選別して順次収穫するため、人の手による作業が欠かせない。他国では機械化が進んでいるところもあるそうだが、ここでは季節労働者15人前後を雇い、手摘みで収穫している。

10ヘクタールという広さはコーヒー農園としては小規模だという
6月末、コーヒー豆はまだ緑色だった
案内してくれたのはUESHIMA COFFEE(UCC HAWAII)CORP. Store&Sales Managerの三木秀樹氏。コーヒーの鑑定資格を持つ

 それほどまでに手間をかけているにもかかわらず、ワンシーズンで1本の木から採れるコーヒー豆はせいぜい500g、農園全体では45kg容量の麻袋200程度にしかならないそう。島外どころか島内のコーヒー店にも出荷できる量ではなく、農園内に設けられているカフェ併設の店舗でしか購入できない。わずかな量が兵庫県西宮市にある上島珈琲店 本店にサンプルとして出荷されるそうだが、このハワイ島のカフェの方がまだ手軽に入手できるだろう。

店舗内。コーヒー豆を販売しているほか、カフェも併設している
同農園で栽培した希少なコーヒー豆
缶コーヒーとしても販売している
契約農家から取り寄せたコーヒー豆も販売中

 とはいえ、最近ではハワイ島南部のキラウエア火山付近の観光が難しくなったことから、代わりにこの農園にツアー客が集まる結果となり、予想外の人出に「豆が足りなくなりそう」と嬉しい悲鳴を上げている。しかも、あらかじめ予約すればコーヒー豆の焙煎体験も可能で、自分で焙煎した豆を持ち帰ることもできるとあって、さらに人気が高まりつつある。8月からの収穫も控えているものの、場合によってはコーヒー豆が「売り切れ」になる可能性もゼロではないので、カイルア・コナに来たら真っ先に立ち寄りたい。

カフェの人気のメニューはコーヒーの「アフォガート」(5.25ドル、約583円、1ドル=約111円換算)。100%コナコーヒーのコーヒーアイスクリームにエスプレッソをかけた一品は、もはやコーヒーの枠を超えたパーフェクトなスイーツ
こちらはアフォガートのもととなっているコーヒーアイスクリーム
コーヒー豆の焙煎体験は1人200g分で45ドル(約4995円)
コナコーヒーの焙煎の程度としては「City」から「Full City」の間がベストだという
コーヒー豆を焙煎機に注ぎ入れる
200℃ほどに熱せられた焙煎機の中は常に回転しているので、入れたあとは待つだけだが……
ときどき取り出して焙煎の具合を確認する必要がある
わずかな時間であっという間に焼け過ぎるので要注意
焼き上がったらすぐに取り出してザルに入れ、サーキュレーターの上へ移動して、かき混ぜながら冷やす
十分に冷えたら用意されているパッケージに詰める
事前に撮影した写真が貼り付けられたパッケージで、オリジナル商品風に
粉にしてもらうこともできる
最後にシーリングしてもらい、完成
もちろんコナコーヒーだけでなく、ハワイ島第2の都市であるカイルア・コナの街も散策したい
シェアバイクを使えば街中の移動も快適に。1回30分3.5ドル(約389円)、もしくは乗り継ぎありで300分20ドル(約2220円)
カイルア・コナならではのアイテムが手に入るショッピングエリア
ハワイ島最古のキリスト教教会である「モクアイカウア教会」
1835年から2年かけて建立された。自由に出入りでき、内部の撮影もOK
カイルア・コナでは今、家族経営の小さなクッキー店「Mrs. Barry's Kona Cookies」が人気とのこと
火山から飛び出したクッキーのロゴイメージがかわいらしい
瓶に入ったクッキーから好きなものを注文して袋詰めしてもらう
ほとんどのクッキーが1枚1ドル前後。同じ種類12枚で10ドル前後
試食もさせてくれる
最初からパッケージに入ったセットもある
ワンちゃん用のクッキーも

日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、モバイルサイト・アプリ運営、IT系広告代理店などを経て、執筆・編集業を営む。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、二輪・四輪分野などさまざまなジャンルで活動中。どちらかというと癒やしではなく体力を消耗する旅行(仕事)が好み。Footprint Technologies株式会社代表。著書に「できるGoPro スタート→活用 完全ガイド」(インプレス)、「はじめての今さら聞けないGoPro入門」(秀和システム)、「今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ大事典」(技術評論社)などがある。