旅レポ

いま味わえる、ハワイ島グルメ5選。各地の味覚が集う朝市から、クセになる揚げドーナツ、ハンバーガーまで

ハワイ島のお勧めグルメを紹介

 ハワイ諸島最大の島、ハワイ島は、その広さもあって街や集落が点在している。注目のグルメスポットも、1カ所の街に固まっているというよりは島全体に分散しているような形だ。クルマでの移動を楽しみつつ、訪れた先々で観光しながらグルメも堪能し、旅行の醍醐味をさらに感じたいところ。

 ここではそんなハワイ島のグルメスポットのなかから、観光の際にぜひ立ち寄って味わってほしいおすすめメニューを紹介しよう。

1日の始まりはにぎやかな市場「ワイメア・タウン・マーケット」から

大勢でにぎわう朝市「ワイメア・タウン・マーケット」

 朝早く目が覚めたなら、ワイメア付近で開かれている市場を覗いててみるのがお勧め。ハワイ島で最もにぎわっている朝市の1つ「ワイメア・タウン・マーケット」では、ハワイ島各地からさまざまなショップが集い、野菜、フルーツやクラフト製品、そのほかの名産品などが販売されている。

朝市の定番、フルーツと野菜
濃厚なヤギのミルクのチーズ。試食も可
手作りパンも人気だった
スモークドソルト。多彩な種類があり、料理によって使い分ける
ハワイ産の有機栽培野菜などを使った健康食品

 ときには歌手のライブパフォーマンスが行なわれていることもあるほど、多くの人が訪れるスポットとなっているこの場所。もちろん朝食代わりになる多彩なグルメも集結しているので、まずはこのマーケットで腹ごしらえをしてから1日の観光をスタートさせてみてはいかがだろうか。ちなみに市場が開かれているのは毎週土曜日の朝7時30分から昼ごろまで。

ワイメア・タウン・マーケット

所在地: 65-1224 Lindsey Road Kamuela, Hawaii 96743
Webサイト: Waimea Town Market(英文)

この日は広場の中央で歌手がライブパフォーマンスを披露していた
ヒロに店舗を構える「Le Magic Pan French Crepes」
朝食に選んだのは「Shrimp」(10ドル、約1150円、1ドル=約115円換算)

オーシャンビューテラスでスープを“食べる”「デイライト・マインド・カフェ・カンパニー」

「デイライト・マインド・カフェ・カンパニー」の入口付近

 カイルア・コナの海岸線のオーシャンビューテラスで、ぜいたくな時間を過ごせるレストランが「デイライト・マインド・カフェ・カンパニー」。モーニング、ランチ、ディナーと、1日中開いていて気軽に入りやすい店舗だ。テラス席はひさしがあるおかげで直射日光を避けることができ、波の音と店内を通り抜ける風が暑さを忘れさせてくれる。

店内の様子
暑さを忘れるオーシャンビューテラス

 ここのとっておきのメニューは、硬めのパンを1個丸ごとくり抜き、そこにシチューを満たした「パニオロシチュー」(12ドル、約1380円、1ドル=約115円換算)と、コナ産アボカドのスマッシュとポーチドエッグのコンビネーションが絶妙な「コナ・カイン・ベネディクト」(16ドル、約1840円)。居心地のいいクラシカルな店内の雰囲気もあいまって、時間を忘れて長々と居座ってしまいそうになる。

デイライト・マインド・カフェ・カンパニー Waterfront Row

所在地: 75-5770 Ali`i Drive Kailua-Kona, Hawaii 96740
Webサイト: Daylight Mind Coffee Company(英文)

「パニオロシチュー」(12ドル、約1380円)
「コナ・カイン・ベネディクト」(16ドル、約1840円)はライス、もしくは色とりどりのポテトを付け合わせに選べる

「ベーシック・アサイー」ですっきり爽やかなアサイーボウルをゲット

ぽつんとたたずんでいる2階建ての建物に「Basik Acai」が入っている

 デイライト・マインド・カフェ・カンパニーから歩ける距離にある「Basik Acai(ベーシック・アサイー)」。栄養価の高いヘルシーなアサイーがたっぷり入ったアサイーボウルと、スムージーの専門店だ。価格はサイズや種類によって変わり、8~14ドル。やや高めに感じるが、フルーツがどっさり入った爽やかなアサイーボウルは、ダイエット中の人も罪悪感ナシにどんどん食べ進められる。

 こじんまりとしたお店で、人気が高いわりに座席が少なく、その場でゆっくり食べるのは難しいのでテイクアウトが基本。強い日差しの下、海岸の見える場所に腰掛けて、もしくはちょっと行儀よくないけれど、のんびり街歩きしながら食べるのもまたオツだ。

ベーシック・アサイー

所在地: 75-5831 Kahakai Road Kailua-Kona, Hawaii 96740
Webサイト: Basik Cafe(英文)

メニュー
左から「KILAUEA」「PUNA」「ISLANDER」
アサイーにフルーツたっぷりで、食べ応えがある

「テックスドライブイン」のクセになる揚げドーナツ「マラサダ」

「テックスドライブイン」

 ワイメアとヒロのちょうど中間あたりにある「テックスドライブイン」は、大きな街から離れているとは思えないほど大勢の人たちであふれている。狙いはここの名物、低温の油で時間をかけてじっくり揚げているというドーナツ「Malasada(マラサダ)」だ。

店内
カウンターには行列ができている
窓ガラス越しに作っている様子を見学できる

 プレーンに加えてチョコレート、ストロベリー、マンゴーなど計7種類のフレーバーがあり、どれも値段は一律1.35ドル(約155円)。外はカリッなのに、中はふんわりしていて、甘さ控えめなせいか思わず次々に手が伸びてしまうクセになる美味しさ。ドライブ休憩にぜひ立ち寄りたい。

テックスドライブイン

所在地: 45-690 Pakalana Street Hwy. 19 Honokaa, Hawaii 96727
Webサイト: TEX Drive In(英文)

メニュー
マラサダのメニュー。値段の表示はないが1個1.35ドル(約155円)
10個のマラサダ。左上はマンゴー
外はカリッとしていて、中はふんわり

「ビレッジ・バーガー」のボリューミーなハンバーガーをペロリ

ワイメアのショッピングセンター「パーカーランチセンター」
ショッピングセンター内のフードコート

 ジューシーでボリューミー、それなのにすっと胃袋に収まってしまうハンバーガーが、ワイメアのショッピングセンター「パーカーランチセンター」のフードコートにある「ビレッジ・バーガー」だ。基本となる数種類のハンバーガーから選び、そこにアボカドやチーズ、トリュフなど好みのトッピングを加えよう。

ここも行列が途切れないほどの人気
メニュー。最初に一番上にある3種類のバーガーを選ぶ
その後下のメニューにあるトッピングなどを選ぶ

 客の行列は引きも切らず、しかも注文を受けてから1つ1つ作り始めるためか、出来上がりまで待たされることもある。次の予定が詰まっているなど急いでいるときにはお勧めできないが、出てきたハンバーガーの満足度は待つだけの甲斐がある。フードコートということもあって席は多めで、ゆっくりできるのはうれしい。

ビレッジ・バーガー

所在地: Parker Ranch Center 67-1185 Mamalahoa Hwy Kamuela, Hawaii 96743

大量に届いたハンバーガー。この時は混雑していて、注文から20~30分ほどかかった
トッピングにアボカドとアメリカンチーズをチョイスした「Hawaii Big Island Beef Burger」
日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、モバイルサイト・アプリ運営、IT系広告代理店などを経て、執筆・編集業を営む。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、二輪・四輪分野などさまざまなジャンルで活動中。どちらかというと癒やしではなく体力を消耗する旅行(仕事)が好み。Footprint Technologies株式会社代表。著書に「できるGoPro スタート→活用 完全ガイド」(インプレス)、「はじめての今さら聞けないGoPro入門」(秀和システム)、「今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ大事典」(技術評論社)などがある。