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岩谷技研、気球による宇宙遊覧。商用1号機は「かざぶね」に決定

2025年4月1日 発表
気球による宇宙遊覧フライトの商用第1号機の名前が「かざぶね」に決定

 宇宙開発ベンチャーの岩谷技研は4月1日、世界初の気球による宇宙遊覧フライトの商用第1号機のネーミングを「かざぶね」に決定した。

 同社は、気球を使って誰もがいける宇宙遊覧を実現する「OPEN UNIVERSE PROJECT」を主催しており、その一環の「OPEN UNIVERSEチャレンジ」として、1月16日から3月9日まで商用第1号機の名前を募集していた。

「OPEN UNIVERSE PROJECT」

 募集企画には「宇宙遊覧応援団」として36の企業・団体が協力し、約2か月で合計4983案の応募を受け付けた。そして、選考の結果「かざぶね」を採用した。

 発案者である「りょう」さんは、「風船」の語源がオランダ語の「気球」に由来していることを知り、本来の風船とは、人が乗れるほど大きな空を飛ぶ乗り物だということを人々に伝えたいという気持ちを込めたという。今後は、公式ネーミングとして実際に打ち上げられる第1号機の機体(キャビン)へ印字されるほか、各種広報・イベントなどでの情報発信に使用される。

 なお、「かざぶね」は6月以降の打ち上げを予定しており、実現すれば気球での成層圏への商用フライトとして世界初となる。

選考の様子
「OPEN UNIVERSEチャレンジ」
募集企画に協力した36の企業・団体「宇宙遊覧応援団」