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ANA、機内用の新型車椅子導入やローカウンター全国展開などユニバーサルサービス拡充

「すべてのひとに優しい空」実現を目指す取り組み

2018年5月25日 発表

羽田空港第2旅客ターミナルのANA Special Assistanceカウンター。こうしたユニバーサルサービスの拡充を発表した

 ANA(全日本空輸)は5月25日、文化、言語、国籍、年齢、性別、障がいなどを問わず、安心・快適に飛行機を利用できる「ユニバーサルなサービス」強化を発表した。中期経営戦略に基づく取り組みで、「すべてのひとに優しい空」の実現を目指す。

 ANAではこれまでも、“お手伝いが必要なお客様”のための「Special Assistance(スペシャル・アシスタンス)カウンター」を設置するなど、ユニバーサルサービス化を進めてきた。このSpecial Assistanceカウンターに導入されている、車椅子利用者にも使いやすいローカウンターを2018年秋から順次全国へ展開。チェックインカウンターだけでなく、ラウンジの受付にも2019年春から順次設置を進める。

Special Assistanceカウンターのローカウンター
樹脂製車椅子「Morph(モルフ)」

 また、全国展開している空港内で利用する樹脂製の車椅子に加え、搭乗ゲートも車椅子が通りやすいよう幅を拡大。機内で移動しやすい「機内用新型車椅子」を2018年5月より国内線、国際線へ配備を進めるほか、車椅子用化粧室をエアバス A320型機/A321型機にも装備する。

 このほか、2020年3月までにANA WebサイトをWebコンテンツのアクセシビリティ規格であるWCAG2.0に準拠させ、文字の拡大や背景色変更、画面情報の音声読み上げなどに対応させていく。

ANAが発表したユニバーサルサービスの拡充内容
ANAの「ユニバーサルなサービス」ポリシー