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ANA、羽田~バンコク線増便セレモニー実施。東京~バンコク毎日5便でダイヤの選択肢広がる

2018年6月1日 増便運航開始

ANAが6月1日の羽田~バンコク増便を記念してセレモニーを実施

 ANA(全日本空輸)は6月1日、羽田空港~バンコク・スワンナプーム国際空港線の増便を記念したセレモニーを羽田空港国際線ターミナルの搭乗口で実施した。

 ANAの東京(羽田/成田)~バンコク路線は、今回の増便により羽田発着が3便、成田発着が2便で、1日5便を運航することになる。東京~バンコク路線は、現在は運休期間(5月17日~7月9日)に入っているものの、この夏期スケジュールでタイ国際航空が1日6便体制。スターアライアンス加盟会社だけで1日11便の運航となる。

 機材は240席(ビジネスクラス42席、エコノミークラス165席)仕様のボーイング 787-8型機を使用。ちなみに、タイ国際航空の増便分はエアバス A330-300型機(ビジネスクラス36席、エコノミークラス263席の計299席仕様)を使用しており、スターアライアンスだけで座席供給数が500席以上増加する格好だ。

 このほかにも、今夏スケジュールではJAL(日本航空)が1日最大4便(成田2便、羽田2便)、タイ・エアアジアXが1日最大3便(成田~ドンムアン線を3便)、スクートが1日1便(成田~ドンムアン線を1便)を運航するほか、6月1日にはノックスクートも1日1便(成田~ドンムアン線を1便)と、東京~バンコク線の需要の高さを物語る状況が生まれている。

機材はボーイング 787-8型機(240席仕様)。この日は登録記号「JA878A」の機体を使用した
セレモニーは羽田空港国際線ターミナル108番搭乗口で実施。マイクやパネルの装飾のほか、CA(客室乗務員)や地上旅客スタッフのコサージュとしてデンファレの花が彩りを添えた
セレモニーであいさつした全日本空輸株式会社 上席執行役員 東京空港支店長 南日隆男氏

 セレモニーであいさつした、ANA 上席執行役員 東京空港支店長の南日隆男氏も「アジアの大都市であるバンコクは、旺盛なビジネス需要に加え、堅調な観光需要もあり、これからも渡航需要が成長する重要な市場。(ANAのアジア路線のなかでも)1日5往復は最大の便数規模になる」と説明。需要の高さからの増便であることを紹介している。

 今回の増便を含めたANAの東京~バンコク線の運航ダイヤは下記のとおり。青字が増便分となるが、日本を0時55分に出発するのは5便のなかでももっとも遅い。逆にバンコク発は、これまでANA便がカバーできていなかった午後早めの時間帯に出発する便となる。

ANAの東京(羽田/成田)~バンコク線(2018年6月1日~)

NH849便:羽田(00時05分)発~バンコク(04時35分)着、毎日運航
NH877便:羽田(00時55分)発~バンコク(05時25分)着、毎日運航
NH847便:羽田(11時05分)発~バンコク(15時40分)着、毎日運航
NH848便:バンコク(09時35分)発~羽田(17時55分)着、毎日運航
NH878便:バンコク(13時55分)発~羽田(22時15分)着、毎日運航
NH850便:バンコク(21時45分)発~羽田(翌05時55分)着、毎日運航

NH807便:成田(17時00分)発~バンコク(21時40分)着、毎日運航
NH805便:成田(18時25分)発~バンコク(23時10分)着、毎日運航
NH806便:バンコク(06時50分)発~成田(15時00分)着、毎日運航
NH808便:バンコク(00時30分)発~成田(08時40分)着、毎日運航

 南日氏は増便分のスケジュールについて、「今回の増便を契機にお客さまには往復の運航の選択肢が広がり、ご旅行や出張に便利になると考えている。早朝、深夜の便を利用すると当日のうちに国内線乗り継ぎができる。首都圏以外の空港利用者にも、今回の増便で利便性が向上すると確信している」と、新しい時間帯の運航となることや、乗り継ぎニーズに言及した。

セレモニーの最後には南日氏とCA、地上旅客スタッフで記念撮影

 初便はビジネスクラス38名、エコノミークラス165名の計203名の乗客が搭乗。欧米からの国際線~国際線乗り継ぎ需要もあるとのことで、全体の3割ほどが外国人の乗客だという。

 増便分の初便運航を記念して、乗客には記念品として折りたたみできるトートバッグと搭乗証明書を配布。定刻よりやや遅れて1時1分に出発し、新たな便の運航をスタートした。

搭乗客への記念品。搭乗証明書のほか、折りたたみ収納できるトートバッグをプレゼント。トートバッグの収納袋はANAロゴ入り
0時30分ごろより搭乗を開始
搭乗客1人1人に記念品を配布した